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『新解釈・三國志』

『新解釈・三國志』
監督:福田雄一
出演:大泉洋,賀来賢人,橋本環奈,山本美月,岡田健史,橋本さとし,高橋努,
   矢本悠馬,ムロツヨシ,山田孝之,城田優,佐藤二朗,西田敏行,小栗旬他
 
義父が亡くなった日、オンライン予約していたのが本作でした。
葬儀等すべて終わって落ち着いた日、再度予約して109シネマズ箕面へ。
 
福田雄一監督が『三國志』を手がけるとこんなふうになるのか(笑)。
腹を抱えて笑うというほどではないけれど、クスッと笑えるところいっぱい。
 
酒を飲むとついつい気が大きくなる劉備(大泉洋)は、
その勢いで関羽(橋本さとし)、張飛(高橋努)と義兄弟の盃を交わし、
乱世に打って出ることを誓ってしまう。
 
しかし元より争いが嫌いな劉備には、これといった作戦が思い浮かばず、
天才と名高い孔明(ムロツヨシ)を軍師として迎え入れ、蜀を建国。
魏を築き上げた曹操(小栗旬)を倒しにかかろうとするが、
蜀と魏では規模が違いすぎ、到底敵うとは思えない。
 
そこで孔明の助言により、呉と組むことを考える。
さっそく劉備は、呉の孫権(岡田健史)と会い、
蜀と呉の連合軍で魏に立ち向かう準備を始めるのだが……。
 
三國志に詳しくないので、どこからが新解釈なのかもわかりませんが、
こんなだったら面白かろうと思います。
 
キャストがみんな可笑しい。
蜀いちばんのイケメンで自意識過剰だけど強い趙雲に岩田剛典
色仕掛けで敵の武将を落とすために趙雲が連れてきた「絶世の美女」に渡辺直美
時代考証に倣えば彼女はこの時代には間違いなくもてはやされる美女なんですと。
色男だけどおバカな孫権を守る武将、周瑜に賀来賢人
福田組の山田孝之が名もなき役で出ていたりします。
 
だけどまぁ、なんといっても光っていたのはムロツヨシですねぇ。
孔明といえば私の中では金城武だったんですけど。
この機会に『レッドクリフ』(2008)と見比べるのがオススメです。

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『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』

『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』(原題:Bill & Ted Face the Music)
監督:ディーン・パリソット
出演:キアヌ・リーヴス,アレックス・ウィンター,クリステン・シャール,サマラ・ウィーヴィング,
   ブリジェット・ランディ=ペイン,ウィリアム・サドラー,ジリアン・ベル他
 
イオンシネマ茨木にて2本ハシゴの2本目。
 
キアヌ・リーヴスとアレックス・ウィンター扮するお馬鹿コンビが繰り広げる、
奇想天外な冒険でカルト的人気を博した“ビルとテッド”シリーズ。
それが29年ぶりの復活を遂げたそうなんですけれども、
私は知らないんです、そのカルト的人気のシリーズ。
21時半の回なのに結構客が入っていたのは、シリーズのファンなのでしょうか。
 
今もロックバンド“ワイルド・スタリオンズ”として活動するビルとテッド。
しかしすっかり落ちぶれて、応援してくれるのは家族だけ。
 
そんなふたりの前に突然未来から使者が現れ、まもなく世界が消滅することを告げる。
消滅を避けるためには、ふたりが世界をひとつにする曲を完成させなければならない。
残された時間はたった77分25秒。
今の彼らに世界を救う曲を作れるはずもなく、
ふたりはタイムマシンに乗ると、未来の自分たちに会いに行くことに。
 
一方、父親の窮地を知った娘たちも、タイムマシンを使って旅立つのだが……。
 
なんぼ人気シリーズだったか知らんけど、まったく観たことのない私にとっては拷問。
全然笑えず、楽しめませんでした。2020年のワースト3に入るぐらい。
 
そもそもこれはどこを笑うべき作品なのですか。
私にはミスキャストとしか思えない。
キアヌ・リーヴスにはコメディのセンスが感じられず、ただの棒読み。
アレックス・ウィンターもなんか苦手。
面白かったのは、死神がベースの名手であったり、
モーツァルトやジミー・ヘンドリックスが一堂に会すことぐらいかなぁ。
 
これがもしベン・スティラージャック・ブラックとかのコンビだったなら、
普通に楽しめていたと思います。
すんません、私にはナシ。

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『ワンダーウーマン 1984』

『ワンダーウーマン 1984』(原題:Wonder Woman 1984)
監督:パティ・ジェンキンス
出演:ガル・ガドット,クリス・パイン,クリステン・ウィグ,ペドロ・パスカル,
   アムール・ワケド,クリストファー・ポラーハ,ロビン・ライト,コニー・ニールセン他
 
仕事帰りにイオンシネマ茨木にて2本ハシゴの1本目。
 
名前にもインパクトがある、イスラエル出身の女優。
こんな長身の美女が闊歩していたらみんな振り返りそう。
しかしここまでインパクトが強いと、
いくら美人でもしっとりした恋愛ものなんかはツラいのでは。
やっぱりDCコミックスが誇る女性スーパーヒーローが似合う。
 
前作の『ワンダーウーマン』(2017)で最も印象に残っている台詞といえば、
クリス・パイン演じるスティーブの「僕は今日を救う、君は世界を救え」。
彼の顔は全然タイプじゃないんですが、これはカッコよかった。
もう一度その台詞が聞けるのか。
 
1984年。ワンダーウーマンであることを隠して暮らすダイアナは、
スミソニアン博物館に考古学者として勤めている。
同博物館に着任したばかりの研究者バーバラは、ドジでおっちょこちょい。
鞄の中をぶちまけても誰も助けてはくれず、劣等感に苛まれている。
そんな彼女に優しく声をかけたのがダイアナ。
強くセクシーで賢いダイアナにバーバラは羨望を抱く。
 
ある日、上司から古代の宝石の鑑定を頼まれたバーバラは、
鑑定品の中にとても怪しげな石を見つける。
石に書かれていたラテン語をダイアナが解読すると、
「ひとつだけ願いを叶える」という意味だと判明。
 
願いが叶うはずがないと思いつつも、
ダイアナは亡くなった恋人スティーブとの再会を願う。
すると他人の姿を借りたスティーブが目の前に現れたではないか。
 
一方のバーバラは「ダイアナのようになりたい」と願う。
その翌朝からやたらともてはやされ、注目を浴びるようになったうえに、
見違えるような腕力もついて、生まれ変わった自分を感じるバーバラ。
そこへ近づいてきたのがカリスマ実業家マックスで……。
 
本来は昨年6月に公開される予定だった本作を2020年中に観られたことを嬉しく思います。
ダイアナの少女時代を描くオープニングが楽しいのと、
ガル・ガドットの美しさを見る以外は特筆すべきことはないけれど、
悪役に回ったバーバラ役のクリステン・ウィグの迫力は満点。
 
しかし、最強の力を得られるなら容姿はどんなでもいいわけですか。
こんな獣に変身してしまうのは嫌だけどなぁ。
 
ひとつだけ願いが叶うとしたら、何を願う?
その願いが叶う代わりに、いちばん大事なものをあなたは失う。
この前提で人が何を願うかは興味がある。

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『私をくいとめて』

『私をくいとめて』
監督:大九明子
出演:のん,林遣都,臼田あさ美,若林拓也,前野朋哉,
   山田真歩,片桐はいり,橋本愛他
テアトル梅田で3本ハシゴの3本目。
めっちゃお客さんが入っていました。なんで?
みんなもしかして『あまちゃん』からののんファン?
大九明子監督が綿矢りさの同名原作を映画化。
おひとりさまライフを楽しんでいる31歳のOLみつ子(のん)。
人づきあいを避け、社内で親しいのは先輩社員のノゾミ(臼田あさ美)のみ。
食品サンプル作りの体験講座なんかもひとりで行っちゃう。
ひとり焼肉、ひとり遊園地、次はひとりで何をしようかと夢が膨らむ。
そんなみつ子が思いもよらず好きになってしまったのが、
取引先の営業マンで年下男子の多田(林遣都)。
たまたま家の近所の肉屋にコロッケを買い求めて並ぶ多田を見かけ、
以来、ときおり多田はみつ子の家に寄る。
と言っても部屋には上がらず、みつ子が用意した夕食を多田が持ち帰るだけ。
妙な関係だと思いつつも、コクるなんてありえない。
多田のほうも少なからず自分に好意を抱いているのか。
ま、こんな感じで話はゆるゆると進みます。
同監督の『甘いお酒でうがい』もそうでしたが、
どうもこの監督が描く女性はみんな心に闇があるようです。
みつ子の脳内には相談相手がいて、彼女は始終そいつに語りかけている。
こんなに独り言が多いのは明らかにヤバイから、
そうなるぐらいの酷く辛い過去があったことを匂わされている気はするけれど、
もしかするとそう辛い過去でもないのかなぁと思ったり。
とにかくどの作品でもその過去がはっきり描かれることはないんだなぁ。
というようなモヤモヤした部分があったり、
のん演じるみつ子のテンションの高さについて行きづらい部分があったりはするのですが、
同じマンションにホーミーの練習をする人がいて笑わされたりとか、
片桐はいり演じる上司がなんか格好よかったりとか、
引きずられるように観てしまった。
面白いと言うべきかどうかもわからない不思議な作品。嫌いじゃない。

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『ノッティングヒルの洋菓子店』

『ノッティングヒルの洋菓子店』(原題:Love Sarah)
監督:エリザ・シュローダー
出演:セリア・イムリー,シャノン・タルベット,シェリー・コン,
   ルパート・ペンリー=ジョーンズ,ビル・パターソン他
テアトル梅田で3本ハシゴの2本目。
イギリス作品。
監督は本作で長編デビューを果たしたエリザ・シュローダー。
ロンドンで大人気のデリ“オットレンギ”が全面協力しているそうで、
美味しそうな食べ物が出てくる作品はそれだけで観たくなる。
親友のイザベラとサラは共同出資で洋菓子店を出すことに。
ところがオープンを目前にしてサラが事故死してしまう。
ふたりは同じ製菓学校の卒業生ではあるものの、
サラとイザベラの腕前には明らかな差があり、
パティシエはサラに任せてイザベラは経営面に回るはずだった。
肝心の菓子が作れなければ店はオープンできない。
オープンを断念しかけていたイザベラのもとへ、
サラの一人娘クラリッサがやってきて、店を始めようと言う。
資金が工面できないから無理だとイザベラは答えるが、
クラリッサは祖母ミミを連れてきて資金の提供を頼む。
パティシエを募集しようとしたところ、
サラの元彼で腕は一流だが女たらしのマシューが現れて……。
おばあちゃんがなんでそんなにカネ持っとるねんと思ったら、
ミミはかつてサーカスのスター。
なんだかんだで費用は工面できるらしい。
彼女を説得するためにクラリッサが利用したのはブランコ教室というのが可笑しい。
指導者よりもブランコ乗りが上手いミミをおだてることに成功します。
お金を持っているにもかかわらず、娘サラの頼みを断って疎遠になり、
ようやく娘に連絡を取ろうとしたときに娘が亡くなってしまった。
娘は母親の参加など望んでいなかったはずだというミミに、
イザベラが「何よりも強く望んでいた」と言って、ミミも乗るのでした。
原題は亡くなったサラに想いを寄せて付けた店の名前。
いくつもの競合店が存在するなか、起死回生の妙案は。
なるほど、こんな店があれば、さまざまな人が足を運ぶかも。
甘々のストーリー展開で、眠くはならない程度に冗長。
それでもお菓子が美味しそうだと、観る気は失せないものです。
だけど、「日本といえば抹茶ミルクレープ」というのは、ンなことないと思う。(^^;

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