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6回目の『RRR』

もう観るつもりはなかったんです。少なくとも2022年中は。
だけど年末、予定の隙間を何か映画を観て埋めようとしたき、
チェックしてしまったのです、大阪ステーションシティシネマの混雑状況を。
 
5回目の『RRR』のことを書いたときのように、
私は自分が観に行けない時間帯の上映回であっても、
自分の大好きな映画がどれぐらい混んでいるか確かめるのが好き。
で、この日、ふとそれを確かめるために覗いたら、めちゃくちゃ混んでる!
嬉しくなって、もう観なくてもいいのにポチっと押してしまった。
 
私が予約した段階で残席はかなり少なくなっていましたが、
家を出る前にまた見たらすでに完売。やっほー。
 
リピーターばかりかと思っていたら、そうでもなさそう。
上映終了後のお手洗いで、「あのお母さん、死んだと思ったら生きてて驚いた」などという会話が。
そうなんですよ、ツッコミどころ満載なんです。
あんなん突き刺さっても戦えるって何、とか、死にかけてたのに復活早すぎやろとか、
矢ってそんなにようさんなかったやん、どんだけ増えとるねんとか。
鑑賞した人とそんな会話で盛り上がれるのもめちゃめちゃ楽しい。
 
とにかくラーム・チャランがカッコよすぎて。
彼がこの先お父さん(=チランジーヴィ)に似ないことを祈るばかりです。
 
そういえば、好きだった映画、嫌いだった映画〈2022年〉を挙げたときに、
俳優のことをまったく書かなかったけど、
主演男優賞はラーム・チャランとN・T・ラーマ・ラオ・Jr.に。
トム・クルーズではなくて(笑)。

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『ブラックナイトパレード』

『ブラックナイトパレード』
監督:福田雄一
出演:吉沢亮,橋本環奈,中川大志,渡邊圭祐,若月佑美,藤井美菜,山田裕貴,佐藤二朗他
声の出演:玉木宏
 
「今年観た映画50音順」を始めた日に109シネマズ箕面で観ました。
 
原作は中村光の同名人気ギャグ漫画だそうで、もちろん知りません。
福田雄一監督の手によって実写映画化され、吉沢亮主演とあらば期待しかないでしょう。
なのに、嗚呼。(T_T)
 
コンビニ“ポーソン”に勤務する青年・日野三春(吉沢亮)。
大学受験に失敗し、就活も思うように行かず、気がつけば万年フリーター。
けっこう真面目に生きてきた自負があるのに、
明らかに不真面目な後輩・田中皇帝(カイザー)(中川大志)が内定をもらったと聞いて呆然。
 
投げやりな気持ちになっていたところ、目の前に黒いサンタ服を着た男が現れる。
瞬く間に拉致された三春は、なんと北極まで連れて行かれ、
“サンタクロースハウス”という会社で黒サンタとして働くことになるのだが……。
 
黒サンタはみんなもともと「悪い子」。
先輩には橋本環奈演じる北条志乃や渡邊圭祐演じる古平鉄平がいて、みんな楽しそう。
悪い子に罰としてのプレゼントを配るのが役目のはずが、
持ち場を逃げ出したサンタに代わり、子どもたちへのプレゼントを持って駆けずり回ります。
 
悪い子が最も嫌がることをシミュレートする係があったり、
スーパー配達員で構成されるトナカイたちの存在が面白い。
また、サンタも配達員もボランティアなどではなくて給与制のサラリーマン。
すごい設定ですよねぇ。
 
なのに話がぺらんぺらんで、途中睡魔に襲われる。
今回に関しては寝不足だったせいではないと思います。
面白いけどバカバカしい設定がスベりまくりで笑えない。
キャストは良いのにもったいないなぁ。
 
それでも、最後に三春と皇帝、志乃と鉄平がなんとかクリスマス中に
子どもたちにプレゼントを届けようと奮闘する姿はよかったということで。
 
個人的にいちばん盛り上がったのは、冒頭、皇帝の彼女として中田青渚が出てきたシーン。
キャストにも載っていなかったのでビックリ&得した気分。

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『かぐや様は告らせたい ファーストキッスは終わらない』

『かぐや様は告らせたい ファーストキッスは終わらない』
監督:畠山守
声の出演:古賀葵,古川慎,小原好美,鈴木崚汰,富田美憂,花守ゆみり,
     麻倉もも,日高里菜,八代拓,市ノ瀬加那,福原遥他
 
TOHOシネマズなんば別館にて、前述の『フラッグ・デイ 父を想う日』の次に。
 
原作は未読、TVアニメ版も未見。
じゅうぶんついていけるだろうと思っていました。甘かった(笑)。
 
私を除いて客は若い子ばかり。カップル、女の子同士、男の子三人組などいろいろ。
まぁまぁの入りだったので、ファンは多いのだろうと想います。
 
あの平野紫耀橋本環奈が演じた生徒会長と副会長の元はこんなでしたか。
どうやらふたりは文化祭か何かのときに初めてのキスをしたらしい。
しかしどちらも明確に告ったわけではなく、曖昧な関係。
どちらも悶々としたままクリスマスを迎えたようです。
 
で、副会長のかぐやは、とっとと会長の御行(みゆき)にはっきり告られたい。
手を握ってほしい。ちゃんとそっちからキスしてほしい。だそうです。
おなか減ったな~とか、手が冷たいな~とかかぐやが言って、御行の行動を待つも、
鈍感な御行は一向に気づかず。
 
もう勝手にしてよという感じで睡魔に襲われる私。相当寝ましたよ~ん。
招待券を所持していたため観ましたが、次はもう遠慮します。
観たくなってもテレビでじゅうぶん!

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『フラッグ・デイ 父を想う日』

『フラッグ・デイ 父を想う日』(原題:Flag Day)
監督:ショーン・ペン
出演:ディラン・ペン,ショーン・ペン,ジョシュ・ブローリン,ノーバート・レオ・バッツ,
   エディ・マーサン,ベイリー・ノーブル,ホッパー・ジャック・ペン,キャサリン・ウィニック他
 
TOHOシネマズなんば別館にて。
仕事終わりにダッシュで向かいましたが本編開始に間に合わず。
こんなことは許しがたいけれど、改めて観に行く時間はなし。
冒頭15分は見逃したまま物語に没入を試みる。
 
監督はショーン・ペン。彼がマドンナと離婚後に再婚したのはロビン・ライト・ペンでした。
そのロビン・ライトとも別れてしまったけれど、
本作ではふたりの間の実子、ディラン・ペンが長女役、ホッパー・ジャック・ペンが長男役。
これが親子初共演となるそうです。感無量でしょうね。
 
ジャーナリスト、ジェニファー・ヴォーゲルの回顧録を映画化。
父親のジョン・ヴォーゲルは、アメリカ最大級の贋札事件の犯人です。
ジョンが事件を起こして自殺に至るまでの凄まじい物語。
 
ヴォーゲル夫妻の間に生まれたジェニファーとニック。
父親のジョンは生来のペテン師で、叶わぬ夢を見て馬鹿なことをしては捕まる、その繰り返し。
母親のパティはそんな夫に愛想を尽かし、別れて再婚する。
ジェニファーとニックもパティと暮らすことに。
……この辺りまで見逃しているのであくまで推測です。(^^;
 
高校生になったジェニファーはドラッグにハマり、パティは手を焼いていたが、
ある晩、就寝中のジェニファーが継父にレイプされかける。
娘を守ろうとしない母親に嫌気が差したジェニファーは家を出て、ジョンのもとへ。
 
突然の娘の来訪に戸惑うジョンだったが、父子の同居生活が始まる。
ジェニファーの頭の中には優しかった父親の思い出ばかり。
あの頃と同じ父親像を描くが、ろくでなしのジョンはまともに働くこともできず……。
 
母親はジョンのことをこきおろすけれど、
馬鹿なことばかりしでかす父親と、娘をレイプしようとする父親とを比べたら、
ゲス度は後者が圧倒的に上だと思います。
しかも幼い頃の良い思い出しかないのだから、前者の実父を頼りますよねぇ。
 
しかしジョンの情けなさといったら。
娘にいいところを見せたい気持ちはわからなくもないけれど、阿呆です。
悪事を働いての一攫千金ばかりしか考えていない。
 
ジェニファーが大学に入るときの面接が興味深かった。
強盗犯の父親がいては試験に受からないだろうと隠していた(けどバレてる)ジェニファーに、
学長がジャーナリストの真髄のような言葉をかけます。
あれがあったから今の彼女があるのかなと思う。
 
嗚呼、昔の劇場なら見逃した冒頭部分だけ次の回で観てから帰ることができたのに。
その時代が懐かしい。

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『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』

『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』
監督:竹林亮
出演:円井わん,マキタスポーツ,長村航希,三河悠冴,八木光太郎,
   高野春樹,島田桃依,池田良,しゅはまはるみ他
 
シネマート心斎橋にて3本ハシゴの3本目。
 
TOHOシネマズ梅田で上映されていたときに行けず、
塚口サンサン劇場に観に行こうかと思っていましたが、
ちょうどシネマート心斎橋で観られるじゃあないか。わーい。
 
どういう集団なのか説明を読んでもわからないのですけれど、
「映像を中心に様々なコンテンツを生み出す企画クリエイター集団“CHOCOLATE”」の作品らしい。
 
零細広告代理店で働く吉川(円井わん)には大手広告代理店から引き抜きの声がかかっている。
この転職を叶えるために、いま取りかかっている仕事をちゃんとやり遂げなければならない。
無理難題を言われようとも、先方の望みどおりに納品したい。
泊まり込みで仕事に追われるのは吉川も同僚たちも一緒。
部長の永久(マキタスポーツ)だけは毎朝能天気にやってきて能天気に帰ってゆく。
 
10月末の月曜日の朝、いつもと同じ風景が流れていたが、
後輩の遠藤(長村航希)と村田(三河悠冴)が相談があると言って近づいてくる。
ふたりが言うには、自分たちはこの1週間をずっと繰り返しているのだと。
 
にわかには信じられない話だが、ふたりはどうにかして吉川に信じさせようと頑張る。
最初は取り合わなかった吉川も信じざるを得ないように。
 
遠藤と村田曰く、おそらくタイムループの原因は、永久が手首につけている腕輪。
永久にぺーぺーの部下が進言したところで信じてくれるはずもなく、
ついては自分たちの先輩で部長が信頼を置く平(高野春樹)に話をしてもらいたい。
まずは平に信じてもらうためにそのすぐ下の森山(八木光太郎)に話を持って行くのだが……。
 
笑いました。めっちゃ楽しかった。
タイムループ映画の例として「『ハッピー・デス・デイ』とか『オール・ユー・ニード・イズ・キル』みたいな」、
「いや、それを言うなら『恋はデジャ・ブ』だろ」などという会話やつぶやきも楽しい。
 
部下たちがみんなタイムループに気づき、それをどう部長に信じさせるか。
タイムループに気づくまでの時間は皆それぞれ違い、
ずっと黙っていた人がなんと70回目の同じ週経験者だと判明したときはふきました。
 
本当のタイムループの原因がわかって部下たちが一致団結。
部長の夢をみんなで叶えようとするシーンは感動的ですらあります。
 
客席のあちこちから笑い声が聞こえる映画って、幸せですよねぇ。
劇場で観られてよかったと思えた1本です。

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