MENU
ChatGPT-Image01
ChatGPT-Image02
ChatGPT-Image03
ChatGPT-Image04
ChatGPT-Image05
previous arrow
next arrow

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』
監督:岡村天斎
声の出演:山下大輝,岡本信彦,梶裕貴,佐倉綾音,石川界人,
     稲田徹,中村悠一,宮野真守,生見愛瑠,三宅健太他
 
久々のシアタス心斎橋にて2本ハシゴの1本目。
いつぶりのこの劇場かなと調べてみたら、1年半以上ぶりらしい。
ハシゴの前に30分ほどあったから、地下の心斎橋ネオン食堂街でビールとアテを注文。
そうしたら思いのほか出てくるのに時間がかかって最初の5分を見逃しました(泣)。
 
まぁいいや、原作もTV版もまったく知らないアニメだし。
観るきっかけになったのは、今は無きTOHOシネマズの1ヶ月フリーパスポート
それを使って劇場版第2弾を観た流れで第3弾も観たのでした。
んじゃ第4弾である本作も観ねばなるまいということで。
 
世の中のほとんどの人が生まれながらに「個性」を持っていて、その個性を悪用する者もいる。
主人公のデクは、そういったヴィラン(=悪者)を倒すため、
個性を伸ばしてヒーローを養成する学校のヒーロー科に在籍する生徒のうちのひとり。
で、デクと同学校の生徒たちがヴィラン相手に戦うのですよね。
 
今回は、ヒーロー中のヒーロー、オールマイトがNo.1の座を退いた後、
自分こそが次のオールマイトだと言って現れる者が。
途中からダークマイトを名乗りはじめるそいつの個性は「錬金」
虚構のジャングルとか草原とか、何でも錬金で作り出しちゃいます。
 
ダークマイトに拉致されたのが「過剰変容」の個性を持つアンナ。
よくわかりませんが、アンナが触れるとその人の個性が過剰変容して力を持つよう。
ただし、誰でもそうなるわけではなくて、アンナの適合者だけ。
大半の人は適合せず、アンナと触れれば倒れてしまいます。
ダークマイトは世界征服を目論み、アンナの力を悪用しようとしているのです。
 
そんなお嬢様アンナのそばにいてずっと支えてきたのが執事のジュリオ。
ジュリオは「個性を相殺する」個性を持っていて、
アンナの個性が一定の域を超えるとそれを自分で吸い取って相殺する役目を果たしていました。
もしもジュリオですらアンナの個性を抑えられなくなったときは、
自分を殺してほしいとアンナから言われていたジュリオは、
ダークマイトからアンナを取り返して殺そうとしています。
 
ここでジュリオに出会ったデクがアンナ殺害を見過ごすはずもなく、
なんとかアンナを救う方法を探そうとジュリオを説得、共に戦うのでした。
 
って、ちいともわからんと思っていたわりにはちゃんと書けてませんか!?
なんだかんだで面白いから、睡魔に襲われることもなく最後まで。
 
今回のヴィラン、ダークマイトはちょっと何でもありすぎの感が。
こんなに何でもできるなら、絶対負けませんよね。
死んだと思ってもまた出てくるし、かなりしつこい。
爆豪くんと轟くんが瞬間移動のジジイと対決したときのように、
相手の弱点を明らかにしてからそこを突く、みたいなほうが観ていて面白いんですけど。
 
オリジナルを追いかける気はまったくありませんが、劇場版が制作されればまた観ると思います。
私はデクよりも上記ふたり推しで。

—–

2回目の『ツイスターズ』をScreenXで吹替版を観る。

『ツイスターズ』(原題:Twisters)
監督:リー・アイザック・チョン
出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ,グレン・パウエル,アンソニー・ラモス,モーラ・ティアニー,ブランドン・ペレア,
   サッシャ・レイン,ハリー・ハデン=ペイトン,ケイティ・オブライアン,デヴィッド・コレンスウェット他
声の出演:小芝風花,津田健次郎,浪川大輔,下野紘,八十川真由野,瀬戸麻沙美,青山穣,江口拓也他
 
封切り日だった前日、『ツイスターズ』の字幕版を109シネマズ箕面で観ました。
1回観ればじゅうぶんなようにも思ったけれど、ScreenXで観たくなり、
『赤羽骨子のボディガード』をイオンシネマ茨木で観た後に109シネマズ箕面へ走りました。
 
ちなみにScreenXでは吹替版が上映されています。
前日字幕版を観ているから、これば別に吹替版でも問題なし。
『トップガン マーヴェリック』のように繰り返し観るには至っていないし、
字幕版と吹替版を比較してどうとかいうこともありません。
 
2回目なので、もっとちゃんと「竜巻を手なずけ計画」を聴いて、
本当にこの方法で竜巻を鎮められるのかをわかりたいと思ったものの、
理系アタマじゃないから到底理解が及ばない。可能なんですか、こんなこと。
 
竜巻カウボーイチームの面々が個性豊かで、あらためて観ても楽しいです。
しかも2回目ゆえ、最初からこいつらいい奴とわかっていますもんね。
 
何度も観るつもりはなかったのに、こうなるとエキスポシティのIMAXレーザーGT版も観たくなってきます。

—–

『赤羽骨子のボディガード』

『赤羽骨子のボディガード』
監督:石川淳一
出演:ラウール,出口夏希,奥平大兼,高橋ひかる,倉悠貴,山本千尋,戸塚純貴,鳴海唯,中田青渚,長井短,
   坂口涼太郎,木村昴,芝大輔,あの,安井順平,谷田歩,津田健次郎,皆川猿時、遠藤憲一,土屋太鳳他

 
公開初日、舞台挨拶中継付きの回をイオンシネマ茨木にて鑑賞しました。
舞台挨拶中継があると当然のごとく通常の上映よりも時間が長くなる。
さっとハシゴしたい身としては、舞台挨拶なしで良いのですけれど、
あってもなくても鑑賞料金が同じで、しかも時間的に合うならば観なきゃ損ですよねぇ(笑)。
 
舞台挨拶に登壇したのは、Snow Manラウール、出口夏希奥平大兼高橋ひかる
このところ舞台挨拶ありの作品を観るたびに書いていることですが(←意地の悪い私(^^;)、
今回も「何々役を演じさせていただきました誰某です」と、「〜させていただきました」の連続。
石川監督なんて、「監督をやらせていただきました」ですもん。
こうなるともう「やらさせていただきました」ではないだけまだマシと思ってしまうくらい、
誰もが揃って「〜させていただく」を使う。
そりゃ私だって時と場合によっては使いますけどね、これだけこぞってだとゲンナリだ。
奥平大兼と戸塚純貴は「演じました」で好感度上がり、遠藤憲一は「あ、遠藤です」と適当で◯(笑)。
 
原作は2022年より『週刊少年マガジン』にて連載中の丹月正光の同名漫画。
 
ヤンキー高校生・威吹荒邦(ラウール)はひそかに想いを寄せる幼なじみ・赤羽骨子(出口夏希)と同級生。
ある日、国家安全保障庁長官・尽宮正仁(遠藤憲一)から呼び出され、骨子のボディガードを頼まれる。
聞けば正仁は骨子の実父で、訳あって骨子が幼い頃に養子に出したが、
正仁が次々と倒した悪党どもが正仁への恨みから骨子を狙っているらしい。
 
自分に100億円の懸賞金がかけられていることを骨子自身は知らないどころか、実父の存在すら知らない。
したがって、骨子にバレぬようにボディガードを務めてほしいと。
大好きな骨子を守りたい一心でそれを引き受ける荒邦は張り切るが、
実は骨子の同級生全員が正仁から依頼を受けたボディガードで……。
 
『ブルーピリオド』の試写会のときに本作の予告編がかかっていて、
一緒に行った姉さんから「まさかこんなんも観るのん?」と聞かれました。
ええ、観ますとも。取捨選択していたら観るものがなくなってしまいます(笑)。
 
笑いはスベり気味だし、めっちゃ面白いとは思いません。
でも普通以上には面白いし、じゅうぶん楽しめます。
 
1組全員がただひとりを守るために集められたボディガードというのがまず面白いですよね。
腕力に自信のある者ばかりではなくて、頭脳派も当然いて、役目がはっきりしています。
ラウールに興味はないけれど、倉悠貴とか中田青渚とかがこそっと出ているのも嬉しい。
 
途中、敵にこちらの動きが筒抜けなことから、モグラがいると判明。
奥平大兼演じる司令塔・染島澄彦が怪しいというのは誰もが思うでしょう。
ただ、そうだとしたらわかりやすすぎるなぁと思っていたら、まんまと騙されました。
 
見直したのは土屋太鳳。
私はもともと嫌いではないんです。でも同性に嫌われる女優だというのもわかる。
あんな作ったふうなぶりっ子っぽい声で恋愛もののヒロインを演じていたらそうなる。
だけど、結婚と出産を経て、さすがにいつまでも高校生みたいな役はでけん。
今後どうするのかと心配にすらなっていたのに、何ですか、このカッコいい彼女は。
正仁の長女であり、骨子の姉なのに、正仁が骨子ばかり可愛がるものだから恨む。
アクションもコメディもできそうで、これからはいろんな役のオファーが来そう。
 
こんなクソ暑いときは難しい映画を観なくても、こんなわかりやすい映画、どうですか。

—–

『ツイスターズ』〈字幕版〉

『ツイスターズ』(原題:Twisters)
監督:リー・アイザック・チョン
出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ,グレン・パウエル,アンソニー・ラモス,モーラ・ティアニー,ブランドン・ペレア,
   サッシャ・レイン,ハリー・ハデン=ペイトン,ケイティ・オブライアン,デヴィッド・コレンスウェット他
 
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた大ヒット作『ツイスター』(1996)の続編ですと。
だけど話が続いているというわけではありません。
グレン・パウエル見たさにちょうど今日から1週間前、封切り日に109シネマズ箕面へ行きました。
吹替版も公開されていますが、まずはやはり字幕版でしょう。
 
本作もスピルバーグの製作総指揮。監督は『ミナリ』(2020)のリー・アイザック・チョン。
一応ダブル主演ということになるようで、その片方がグレン・パウエル、
もう片方が『ザリガニの鳴くところ』(2022)のデイジー・エドガー=ジョーンズです。
 
オクラホマで生まれ育ったケイトは、気象に関して絶対的な勘を持っている。
竜巻の多いこの土地で、なんとか被害を減らそうと幼い頃から研究しつづけ、
恋人を含む気の好い仲間たちと5人で「竜巻を手なずける」を目標に竜巻を追う。
しかしある日、想定以上の竜巻が起こり、ケイトとハビを除く3人が死亡する。
 
それから5年が経過。
ケイトはNOAA(アメリカ海洋大気庁←字幕では国立気象局)に職を得て、ニューヨークでひとり暮らし。
彼女の確かな天気の読みは同僚たちからも一目置かれているが、
かつて自分の無謀とも言える行動のせいで仲間を失ったことが心から離れない。
 
そんなとき、軍入隊を経て竜巻を調査する会社に就職したハビが突然訪ねてくる。
ハビは大口の出資者を得て多くの部下を従え、竜巻を追っているらしい。
開発中の竜巻スキャンシステムを完成させるためにはケイトの力が必要だと言い、
気乗りせずもケイトは協力しようと、一緒にオクラホマへと帰郷する。
 
そこには竜巻チェイサーとして有名な人気YouTuber、タイラーとその一団がいた。
大音量で音楽を流しながら竜巻が発生しそうな場所に現れ、
彼の顔がプリントされたTシャツやグッズを売る様子を見てケイトは眉をひそめる。
タイラーを取材にロンドンからやってきたという記者までいるから呆れる。
 
最初はタイラーの行動に反感を抱いていたケイトだったが、見た目とは違う彼に触れて印象が変わる。
そして、どうにかして竜巻をしずめようと協力しあうようになり……。
 
冒頭、5人のうち3人が竜巻に飛ばされて呆気なく死んだときは不謹慎にも笑ってしまいました。
えっ、この5人で調査をつづけるのかと思ったら、3人も死ぬんかいと思って。
 
『トップガン マーヴェリック』のハングマンの印象が抜けないグレン・パウエル。
本作でも台詞や仕草にいちいちハングマンを思い出しましたが、結構好きです。
デイジー・エドガー=ジョーンズは透明感があって○。
ふたりの間に恋愛感情が生まれるのはおきまりのパターンだけれど、キスシーンのひとつもないところが逆に新鮮。
 
ネタバレになりますが、ハビのことを信頼して力を貸そうとしたのに、
実はスポンサーは不動産投資家で、竜巻で壊滅した町を買い叩いていたという。
お金がなければ研究を進められないからハビもその片棒を担いでいたのでした。
それがわかってケイトとハビは決裂ということになるかと思いきや、
良心が痛むのを感じていたハビは最終的にはケイトとタイラー側につきます。
 
オクラホマってそんなに竜巻が多いんですか。
竜巻をしずめるにはこの方法が実際どれくらい有効なのか興味が沸きます。
 
めちゃくちゃ良かったとは思わないけど、こんな映画は大画面で観ないと意味ないでしょう。
楽しかった。

—–

『めくらやなぎと眠る女』〈字幕版〉

『めくらやなぎと眠る女』(原題:Saules Aveugles, Femme Endormie)
監督:ピエール・フォルデス
声の出演:ライアン・ボンマリート,ショシャーナ・ワイルダー,マルセロ・アロヨ,
     ピエール・フォルデス,スコット・ハンフリー,アーサー・ホールデン他
 
テアトル梅田(旧シネ・リーブル梅田)にて、前述の『仕置き人DJ』の次に。
 
フランス /ルクセンブルク/カナダ/オランダ 作品。
字幕版と吹替版が公開されています。
しかしオリジナルのフランス語版は別に存在するようで、これは英語版です。
 
タイトルの小説は村上春樹『螢・納屋を焼く・その他の短編』に収録された短編。
本作はそれと別の2つの短編集にも含まれる話を6編選び出し、再構築してアニメ化したもの。
6編というのは、表題作のほか、『かえるくん、東京を救う』『バースデイ・ガール』
『かいつぶり』『ねじまき鳥と火曜日の女たち』『UFOが釧路に降りる』です。
 
2011年、東日本大震災が起きる。
それ以後、東京に暮らす銀行員・コムラの妻・キョウコは毎日テレビの報道を見続け、
外出は一切せず、風呂にも入らず、コムラと話そうともしなかったが、ある日突然失踪。
置き手紙には、コムラのもとへ戻るつもりはないと記されていた。
 
困惑するコムラは、上司の勧めもあって1週間休暇を取ることに。
北海道へ行くと言うと、同僚から向こうに在住する女性への届け物を託される。
 
一方、コムラの同僚カタギリは、上司から無理難題を言い渡されて困り果てていた。
7億円の融資先がそれを踏み倒そうとしているから回収しろと言うのだ。
相手はどう考えてもヤクザで、顧問弁護士も会おうとすらしてくれない。
こんな話をどうすればいいというのだろう。
 
そう思いつつ帰宅すると、部屋で巨大なかえるがカタギリを待っていた。
「かえるくん」はカタギリの悩みを解決する代わりに、東京を救う手助けをしてほしいと言う。
次にまた大地震が来ることになっているから、それを一緒に阻止しようと。
半信半疑どころかまったく信じられないカタギリだったが、
その話の直後に、融資先の顧問弁護士が「払います」と言ってきて……。
 
日本の風景に日本人がいて、英語を話している不思議。
なのにあんまり違和感がなく、この世界に引きずり込まれます。
 
ただ、村上春樹ですから、わかりやすい話ではない。
学生の頃、なぜあんなに彼の本を読めたんだろうと、いま思えばそのほうが不思議です。
到底理解できなくて、面白そうな雰囲気だけを楽しんでいるうちに眠くなる(笑)。
日本独特のラブホ文化がこうしてアニメ映像として出てくるのなどは面白いのですけれど。
 
昔は思いませんでしたが、村上春樹の世界って結構ブラックなんですよね。
最近読み返した『ふしぎな図書館』なんかもグロいところがあったりして、本作の気味の悪いシーンとかぶりました。
 
でもやっぱり村上春樹は村上春樹。この世界をわかりたいと思わされます。
吹替版はコムラの声を磯村勇斗、カタギリの声を塚本晋也が担当しているそうな。そっちも観たい。
もう1回観たらわかるでしょうか。

—–