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『幸せのイタリアーノ』

『幸せのイタリアーノ』(原題:Corro Da Te)
監督:リッカルド・ミラーニ
出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ,ミリアム・レオーネ,ピエトロ・セルモンティ,ヴァネッサ・スカレーラ,
   ピラール・フォリアティ,ピエラ・デッリ・エスポスティ,カルロ・デ・ルッジエーリ,ミケーレ・プラチド他
 
毎夏恒例の全館停電のため職員ほぼ全員有休を取得して仕事休み。
朝から老健に入所中のに面会に行き、そのまま京都での墓参りに行くことにしました。
名神高速の渋滞予測ではこの日はまだ大丈夫のはずだったのに、高槻~大津で25km渋滞。えーっ。
それでも吹田から1時間半はかからずに京都へ到着。
昼のひなか、家に帰っても暑いだけなので、今度は梅田スカイビルを目指す。
 
余談ですが、一時期安くなっていた梅田スカイビル周辺のコインパーキングも最近高騰気味
ならばとスカイビル地下の駐車場にWeb割引を使って1,500円で駐めるようにしていました。
ところがこの日そうしようとしたら、「大阪ナンバーの車は割引不可」だと言うのです。
いつからそうなったのか、他府県ナンバーの車のみにWeb割引が適用されるようになっている。ガクッ。
入庫してしまったのだから、1,800円を飲まなしゃあないがな。
 
というわけで、テアトル梅田(旧シネ・リーブル梅田)へ上がり、4本ハシゴの1本目。
 
オリジナルは『パリ、嘘つきな恋』(2018)というフランス作品。知らないよ。
人気コメディアンのフランク・デュボスクが主演したそうですけど、その人も知らんし。
とにかくそれをイタリアでリメイクしたのが本作です。
 
彼はイタリア作品の人気俳優ですが、『ワールド・ウォーZ』(2013)や『ラッシュ/プライドと友情』(2013)など、
ハリウッド大作にもいろいろと出演しています。
なんといっても私が好きなのは、彼主演じゃないけれど『セントアンナの奇跡』(2008)です。
 
有名なシューズブランド企業の社長ジャンニは49歳独身。
友人や社員の誰もが知る女好きで、美女を見るやナンパ。
相手に合わせて自分の名前や職業を偽り、上手く騙してベッドインにこぎつける成功率はほぼ100%。
 
ある日、訳あって疎遠になっていた母親の訃報が届き、葬儀に参列。
その帰り、母親のアパートに寄って母親が使っていた車椅子に腰掛けていると、
隣室に引っ越してきたばかりだという美女アレッシアが挨拶に来る。
訪問介護の職に就いているという彼女は、車椅子に乗るジャンニを見て身体障害者だと勘違い。
ジャンニはその誤解を解こうとせずにアレッシアとつきあうことを目論む。
 
アレッシアの実家に招かれたジャンニは、そこで紹介されたアレッシアの姉キアラに目を奪われる。
しかしキアラは車椅子に乗る本物の身体障害者。
自らも障害者であるふりを続けながらキアラを口説き、モノにできるかどうかを友人たちに賭けさせて……。
 
設定としてはあまりいい話ではありませんよねぇ。
アレッシアがキアラにジャンニを紹介したのも、同じ障害者同士だから話が合うでしょ、みたいな腹で。
でもキアラが言う、「健常者は恋が続くようになることを願うけど、
障害者は恋が始まることを願う」という言葉は、実際のところそうなのかなと思ったりもします。
と思うこと自体、無意識のうちに見下しているみたいで嫌になりませんか。
 
ジャンニが本当にクズなんです。なのにモテるから腹立たしい(笑)。
新しいシューズ開発の会議では、障害者向けのシューズをつくるべきだという新人契約社員に向かって、
障害者が生涯で履く靴は少ないんだからそんなことを検討する奴は偽善者だアホだクビだと言い放つ。
こんなパワハラもいいとこの社長にみんなよくついて行くもんです。
 
ジャンニの秘書ルチャーナを演じるヴァネッサ・スカレーラ、最高。
クズ社長であっても言いつけに背くことはできないけれど、言いたいことは言う。
カラオケ好きの彼女が歌うマドンナの“Like A Virgin”にはドン引きしながら笑った。
 
ケッと思いつつ、終盤にはホロリとするシーンも。
最終的にはハッピーエンドの良い話。
キアラ役のミリアム・レオーネが相変わらず美人すぎる。
 
こんな嘘はつきとおせません。というのか、最初からバレている。
それでも恋を始めたい。

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3回目の『ツイスターズ』はIMAXレーザーGT版で。

1回目は通常版、2回目はScreenX・吹替版。
これで打ち止めにしてもよかったのですが、109シネマズ大阪エキスポシティのIMAXレーザーGT版を観ておかないと後悔しそうで。
 
3回目になると取り立てて書くことはありませんが、
1回目の鑑賞時は気にも留めなかったマシンの名前“ドロシー”は『オズの魔法使』(1939)へのオマージュだと知る。
前作『ツイスター』(1996)ではドライブインシアターで『シャイニング』(1980)上映中に竜巻に襲われます。
本作では皆が逃げ込む映画館で『フランケンシュタイン』(1931)を上映中。スクリーンが裂けるシーンはなかなか壮観。
 
原案がジョセフ・コシンスキーだからだと思うのですが、
本作を観ると私は『トップガン マーヴェリック』(2022)のさまざまなシーンを思い出して仕方がありません。
ハングマン役だったグレン・パウエル演じるタイラーの表情のみならず、
デイジー・エドガー=ジョーンズ演じるケイトのうなずくときの仕草や台詞にトム・クルーズを思い出す。
思い出すわりには『トップガン マーヴェリック』のどのシーンだったかまでは思い出せなくて、
そうするとまたそれを確認するために『トップガン マーヴェリック』を観たくなるという堂々巡り(笑)。
 
とにもかくにも竜巻は凄い。
竜巻を抑え込むのではなく、竜巻を乗りこなす、手なずける方法が適うなら素晴らしい。
これは絶対劇場で観るべき作品です。
さすがに3回でやめておこうとは思っていますけれど(笑)。

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『インサイド・ヘッド2』〈字幕版〉

『インサイド・ヘッド2』(原題:Inside Out 2)
監督:ケルシー・マン
声の出演:エイミー・ポーラー,フィリス・スミス,ルイス・ブラック,トニー・ヘイル,ライザ・ラピラ,
     マヤ・ホーク,ポール・ウォルター・ハウザー,アヨ・エデビリ,アデル・エグザルコプロス,
     ケンジントン・トールマン,カイル・マクラクラン,ダイアン・レイン他
 
シアタス心斎橋にて2本ハシゴの2本目。
 
どうしても字幕版を観たくて心斎橋まで足を伸ばしました。
それはそれでよかったのですが、いつも仕事帰りに寄る劇場とはあまりの客層の違いにビックリ。
満席の客のおそらく8割が外国人と言っても過言ではありません。
日本への旅行中、滞在日の夜に映画も観ようということなのでしょうか。
アジア系よりも欧米人が多い。北摂の映画館では絶対に観ない光景です。
 
少女ライリーの頭の中に存在する感情たち。
勉強も運動もできて、家族や友だち思いのライリーを育ててきたことにみんな誇りを持っている。
 
ところがあるとき、これまでにはなかった感情が突然現れる。
思春期とやらを迎えた少女には当然芽生える感情、心配や羞恥や羨む気持ち、承認欲求など。
今までライリーの感情を統率してきたヨロコビは、いきなりやってきたシンパイに腹を立てる。
 
ヨロコビたちがシンパイたちのことを受け入れられずにいると、
シンパイはヨロコビたちを追い出しにかかる。
放り出されて、どうにか戻ろうとするヨロコビたちだけど、監禁されてなかなか戻れず。
その間にライリーは親友のグレースやブリーと距離を置きはじめ、酷い態度に出ることも。
焦るヨロコビたちは……。
 
世界中で大ヒットを飛ばしている本作ですが、私は正直言って、あまり好きになれません。
前作の『インサイド・へッド』(2015)のときからそうでした。
なぜ好きじゃないのか自分でもわからないのです。
ライリーがいて、その動きに感情たちがドギマギするのではなくて、
感情たちにライリーが操作されているようなのが嫌なのかなぁ。
 
しかもこの続編では、思春期のライリーの言動が凄く嫌な感じ。
友だちを裏切り、先輩に取り入り、自分が成功するためなら何でもしそう。
こういう計算を私自身もしそうなところが嫌なのかもしれません(笑)。
この人のこと嫌いだなぁと思ったら、自分の嫌な面を見せられているようだからだと気づいたこととか、
今までにもありますから。
だとしたら、本作のことを好きじゃないなどと言わずに、自分の言動を振り返らなければならないのかも。
 
ところで、8割ほどの外国人客には大ウケで、爆笑に次ぐ爆笑でした。
そんなに笑うところありますか。
欧米人とは笑いのツボが違うのか。吹替版を観ればもっと笑えるのかしら。

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『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』
監督:岡村天斎
声の出演:山下大輝,岡本信彦,梶裕貴,佐倉綾音,石川界人,
     稲田徹,中村悠一,宮野真守,生見愛瑠,三宅健太他
 
久々のシアタス心斎橋にて2本ハシゴの1本目。
いつぶりのこの劇場かなと調べてみたら、1年半以上ぶりらしい。
ハシゴの前に30分ほどあったから、地下の心斎橋ネオン食堂街でビールとアテを注文。
そうしたら思いのほか出てくるのに時間がかかって最初の5分を見逃しました(泣)。
 
まぁいいや、原作もTV版もまったく知らないアニメだし。
観るきっかけになったのは、今は無きTOHOシネマズの1ヶ月フリーパスポート
それを使って劇場版第2弾を観た流れで第3弾も観たのでした。
んじゃ第4弾である本作も観ねばなるまいということで。
 
世の中のほとんどの人が生まれながらに「個性」を持っていて、その個性を悪用する者もいる。
主人公のデクは、そういったヴィラン(=悪者)を倒すため、
個性を伸ばしてヒーローを養成する学校のヒーロー科に在籍する生徒のうちのひとり。
で、デクと同学校の生徒たちがヴィラン相手に戦うのですよね。
 
今回は、ヒーロー中のヒーロー、オールマイトがNo.1の座を退いた後、
自分こそが次のオールマイトだと言って現れる者が。
途中からダークマイトを名乗りはじめるそいつの個性は「錬金」
虚構のジャングルとか草原とか、何でも錬金で作り出しちゃいます。
 
ダークマイトに拉致されたのが「過剰変容」の個性を持つアンナ。
よくわかりませんが、アンナが触れるとその人の個性が過剰変容して力を持つよう。
ただし、誰でもそうなるわけではなくて、アンナの適合者だけ。
大半の人は適合せず、アンナと触れれば倒れてしまいます。
ダークマイトは世界征服を目論み、アンナの力を悪用しようとしているのです。
 
そんなお嬢様アンナのそばにいてずっと支えてきたのが執事のジュリオ。
ジュリオは「個性を相殺する」個性を持っていて、
アンナの個性が一定の域を超えるとそれを自分で吸い取って相殺する役目を果たしていました。
もしもジュリオですらアンナの個性を抑えられなくなったときは、
自分を殺してほしいとアンナから言われていたジュリオは、
ダークマイトからアンナを取り返して殺そうとしています。
 
ここでジュリオに出会ったデクがアンナ殺害を見過ごすはずもなく、
なんとかアンナを救う方法を探そうとジュリオを説得、共に戦うのでした。
 
って、ちいともわからんと思っていたわりにはちゃんと書けてませんか!?
なんだかんだで面白いから、睡魔に襲われることもなく最後まで。
 
今回のヴィラン、ダークマイトはちょっと何でもありすぎの感が。
こんなに何でもできるなら、絶対負けませんよね。
死んだと思ってもまた出てくるし、かなりしつこい。
爆豪くんと轟くんが瞬間移動のジジイと対決したときのように、
相手の弱点を明らかにしてからそこを突く、みたいなほうが観ていて面白いんですけど。
 
オリジナルを追いかける気はまったくありませんが、劇場版が制作されればまた観ると思います。
私はデクよりも上記ふたり推しで。

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2回目の『ツイスターズ』をScreenXで吹替版を観る。

『ツイスターズ』(原題:Twisters)
監督:リー・アイザック・チョン
出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ,グレン・パウエル,アンソニー・ラモス,モーラ・ティアニー,ブランドン・ペレア,
   サッシャ・レイン,ハリー・ハデン=ペイトン,ケイティ・オブライアン,デヴィッド・コレンスウェット他
声の出演:小芝風花,津田健次郎,浪川大輔,下野紘,八十川真由野,瀬戸麻沙美,青山穣,江口拓也他
 
封切り日だった前日、『ツイスターズ』の字幕版を109シネマズ箕面で観ました。
1回観ればじゅうぶんなようにも思ったけれど、ScreenXで観たくなり、
『赤羽骨子のボディガード』をイオンシネマ茨木で観た後に109シネマズ箕面へ走りました。
 
ちなみにScreenXでは吹替版が上映されています。
前日字幕版を観ているから、これば別に吹替版でも問題なし。
『トップガン マーヴェリック』のように繰り返し観るには至っていないし、
字幕版と吹替版を比較してどうとかいうこともありません。
 
2回目なので、もっとちゃんと「竜巻を手なずけ計画」を聴いて、
本当にこの方法で竜巻を鎮められるのかをわかりたいと思ったものの、
理系アタマじゃないから到底理解が及ばない。可能なんですか、こんなこと。
 
竜巻カウボーイチームの面々が個性豊かで、あらためて観ても楽しいです。
しかも2回目ゆえ、最初からこいつらいい奴とわかっていますもんね。
 
何度も観るつもりはなかったのに、こうなるとエキスポシティのIMAXレーザーGT版も観たくなってきます。

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