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『UTADA UNITED 2006』【ライブ音響上映】

宇多田ヒカルがデビュー25周年を迎えたそうです。
それを記念して“HIKARU UTADA LIVE CHRONICLES in cinema”と称し、
なんばパークスシネマでライブ音響上映がおこなわれました。
1999年4月のファーストライブから今年の最新ライブまで、9つのライブを一挙上映するという企画です。
 
宇多田ヒカルといえば、デビュー直後にが連絡してきて、
どえりゃー歌手が出てきたから聴いて!とのこと。
知ってるっちゅうねん!と返事をした思い出があります。
 
ちなみに「ライブ音響上映」とは、映画館にライブコンサート向けの音響機材を持ち込んでセッティング。
発声、拍手、手拍子、ペンライトもOKだから、ライブの臨場感そのままというのがウリ。
けど、みんなどこかしら照れがあるのか、控えめに手拍子をしている人が少々いるくらいです。
派手に掛け声が飛ぶ応援上映体験者だと、えっ、なんでこんなにおとなしいの!?と思うかも。
 
みんなおとなしいライブ音響上映ではあるのですが、誰もが楽しそう。
私の前列に座っていた若者男子3人組もウキウキしている様子で肩を揺らしているし、
数席離れたところのおじさまは曲が終わるたびに拍手していました。
 
ライブ音響上映は腹に響くほどの音です。
手拍子したとしても、それが映像の中の音なのか、いま劇場で発せられている音なのか判断しにくいぐらい。
 
私は宇多田ヒカルのことが好きか嫌いかと聞かれたら断然好きですが、ファンというにはほど遠く、
知っている曲もBTSのように2曲だけではないものの(笑)、どの曲もわかるとは言いがたい。
でもほとんど知っている曲でしたねぇ。
 
小坂明子の“あなた”が実体験に基づく曲だと知ったときはドン引きしたけれど(すみません)、
宇多田ヒカルが“First Love”を15歳かそこらで作ったというのはすごいなぁと思う。
アンコールはもちろん“Automatic”で。
弟が「どえりゃー歌手が出てきた」と連絡してきたのはもちろんこのアルバムのときだから、
聴きながらちょっと涙ぐんでしまいました。
 
会場にお誕生日の客がいるとかで、「お誕生日おめでとう」と叫ぶヒッキー。
「生まれてきたことと、いま生きていることに感謝しよう」。
今はもうこの世にいない弟だけど、「観てきたで」と報告したのでした。
 
2006年のこのライブ映像しか観られなかったけど、今後またこんな記念上映があるのなら、
そのときはほかの年のライブも観たいと思っています。すごく良かった。

—–

7回目の『JUNG KOOK: I AM STILL』

なんぼなんでももうやめや!と思いつつも、まだシアタス心斎橋で上映中じゃあありませんか。
というわけで、6回目の『JUNG KOOK: I AM STILL』を観た1週間後、再訪。
 
今朝書いたとおり、本作の上映は20:05からだったから、
時間をつぶすためにこの前に『将軍 SHOGUN』を観ました。
連日仕事帰りに映画を観に行っているせいでもうへとへと。
いくらジョングクでも寝てしまうのではないかと思ったけれど、7回目でも大丈夫でした。
 
もう書くことないっちゅうねん。
ただ本当に毎回思うのが、綺麗なだけのジョングクならこんなにハマらなかったということです。
メイクした顔なんて綺麗すぎて近寄りがたすぎる。いや、汚くても近寄りがたいけど(笑)。
そうではない彼を見ていると、お母さんはどんな人なんやろ、
こんな息子がおったら自慢なのはもちろんやけど、幸せやろなぁと思うのでした。
 
大型書店“バーンズ&ノーブル”に入店して、自分のCDコーナーを見たときの彼もめちゃカワイイ。
「これ、今日だけですよね?違うの?いつも?」と言う嬉しそうな顔。
 
これだけを7回観たところでアーミーとは言えないけれど、PartyEdition版でかかる曲は全部好きです。
カッコよすぎる“Standing Next to You”、切ない“I Hate You”、かわいい“Too Sad to Dance”が特に好き。
 
もうほんとに上映ストップしてもらえませんか。(–;

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『SHOGUN 将軍』【エミー賞®受賞記念上映】

シアタス心斎橋ではまだ『JUNG KOOK: I AM STILL』を続映中。
行動範囲内の劇場で上映が続いていたら、やっぱり観に行きたくなってしまい。
だけど今回は20:05からの上映で、それまで時間が余ります。
で、噂の『SHOGUN 将軍』を劇場で公開中だから、今までスルーしていたけれど観に行くことにしました。
第1話の上映開始時間には絶対に間に合わないのを承知でオンライン予約して、
1時間ぐらい経過してから入場。第1話が3分の2ぐらい進んだところでしょうか。
 
ちなみに劇場で公開しているのは第1話と第2話だけなので、
続きが観たけりゃディズニープラスを契約して観ろということです。
 
真田広之が将軍役だということしか知らずに観に行きました。
彼演じる吉井虎永は、史実でいうところの徳川家康
石田三成に当たる石堂和成(平岳大)が老中たちと結託して、虎永を消そうとしています。
 
イギリス人で日本に初めて来たとされる三浦按針ことウィリアム・アダムスが
本作ではジョン・ブラックソーンという名前になっていて、コスモ・ジャーヴィスが演じています。
虎永に呼ばれて日本に来たのに、なんだか話がちがうことになって投獄されますが、
処刑されかけたときに本多正信に当たる樫木藪重(浅野忠信)によって虎永のもとへ連れて行かれます。
以後、虎永に通訳として仕えた按針が虎永と共に主人公。
敬虔なクリスチャンの日本人=細川ガラシャをモデルとする戸田鞠子(アンナ・サワイ)も大事な役。
 
なにしろ第1話の途中からしか観ていないので、最初の話がまったくわかりませんが、まぁ確かに面白いですよねぇ。
けれど、これ見たさにディズニープラスと契約するのは私は無し。
NetflixもAmazonプライムビデオもなかなか観られずにいるのに、これ以上契約するなんて。
 
とにもかくにもエミー賞受賞おめでとうございます。

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2024年11月に読んだ本

2024年11月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2162ページ
ナイス数:640ナイス
https://bookmeter.com/users/762098/summary/monthly/2024/11
■怖の日常 (角川ホラー文庫)
私自身は霊感皆無だし、怪異に遭遇した経験もありませんが、虫の知らせなどはあるかもしれないと思っています。勤務先が博物館で、研究者が「憑く」ものをわざわざ持ち帰っているような場所ですから、それなりに話も聴きます。私が休暇を取っていた日に収蔵庫で私の足音が聞こえたと翌日聞き、「そういえば私、一昨日収蔵庫のゴミ箱に古い上履きを捨てたで」と笑い話にしたら、怪談を集めている研究者がそれを自著に書いた、読んだらそれなりに怖い話になっていたなんてことも。元を辿れば「怖」ではなかった話をいかに怖い話にするかは作家の技か。
読了日:11月03日 著者:福澤 徹三
https://bookmeter.com/books/11055512
■スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
【再読ではなく、映画版を観たので書き込み】原作を読んでから4年半以上経っているので内容を覚えておらず、公開になったばかりの『スマホを落としただけなのに 最終章』は映画オリジナルなのだと思い込んでいました。エンドロールに至って、あらま、これの映画化だったのね、こんなだったっけと記憶を探る。改めて当時の自分の感想を読み返すと、「あの人はまだ生きているようだから続編あるだろう」と書いているではないですか。映画版はホントにこれで終わりだと思われます。だってあの人、あんなことになっているし。歪だけどハッピーエンド。
読了日:11月04日 著者:志駕 晃
https://bookmeter.com/books/14954268
■青屍 警視庁異能処理班ミカヅチ (講談社タイガ ナ-B 16)
アイアンメイデンを聴きながら読みました(笑)。しかしお恥ずかしながら知らなかったのです、その名の由来を。「鉄の処女」って何やろと思ってはいましたが、世にも恐ろしい拷問具の名前だったとは。こんなものをバンド名に採用したら、そりゃヘヴィメタは有害視されますよねぇ、私はメタル好きだけど。これ1冊で拷問具にかなり詳しくなったような。そんなことよりもミカヅチ班の結束力が高まっているのが嬉しい。赤バッジを心配する広目の様子には涙が出ます。死霊にも尊厳あり。いつもいたって軽いのに、きちんと敬意を払う三婆ズを見習いたい。
読了日:11月05日 著者:内藤 了
https://bookmeter.com/books/22150581
■うんこ虫を追え (たくさんのふしぎ傑作集)
ドキュメンタリー映画『うんこと死体の復権』を観て著者を知りました。う◯ことゲロネタが出てくる映画は苦手なんですが、なんとなくこれは劇場に足を運んでしまい、最後列に座ってう◯こは直視しないようにして鑑賞。う◯こを好物とするオオセンチコガネはその生態が謎であることに興味を惹かれた舘野さん、オオセンチコガネを飼って詳細を記す。虫の絵で知られる人ですが、人間を描いてもすごく良い。腰に手を当てて首をひねるオッサンの後ろ姿には笑った。牛糞使用でよかったと思ったらやっぱり俺糞かよ。しかも結局う◯こに限らんてか。(^^;
読了日:11月07日 著者:舘野 鴻
https://bookmeter.com/books/21872250
■下町ロケット ガウディ計画 (小学館文庫)
『空飛ぶタイヤ』を読んだとき、登場人物たちの置かれた状況に思いを馳せて、これほど頭に血がのぼった本が今まであっただろうかと考えたのを思い出します。『下町ロケット』はそれに比べるとほんの少しだけ「血ののぼり度」が下がるものの、憤ったり悲しんだり喜んだりしてやっぱり忙しい。商いの根本はいつの時代になろうが同じ。正直に誠実に仕事をしていればいつか実を結ぶと信じたい。『みをつくし料理帖』や『あきない世傳』にも通じるものがあります。WOWOW版で観ていた私としては、佃社長は三上博史なんですけどね。白熱の読書時間。
読了日:11月17日 著者:池井戸 潤
https://bookmeter.com/books/12914818
■最新版 関西人の常識vs関東人の常識: ラブホのご休憩、関西は「1時間」で関東は「3時間」! (KAWADE夢文庫 1169)
生まれついての関西人です。小見出しを見たとき、関西人に喧嘩を売っているのかと思いました。誰でも何でもそうでしょうけれど、一括りにされるとかなりイラッ。特に「関西人の習性」。ケチやなぁと言われてダメージ受けないなんてあり得ない。ケチもしぶちんも同じこと。よく「百貨店でも値切る大阪人」とも言われますが、誰がデパートで値切るかいなと思っています。値切られるという前提がある店かどうかを読まないと。あと、「すいまへん」とは言いません。それを言うなら「すいません」か「すんまへん」。やすともの漫才を聞いて鬱憤を晴らす。
読了日:11月18日 著者:
https://bookmeter.com/books/18056611
■六人の嘘つきな大学生 (角川文庫)
【再読ではなく、映画版を観たので書き込み】1年以上前に読んだ本の内容をなんとなくは覚えているけれど、オチの流れはほぼ忘れていました。波多野くんが犯人ではなかったということと彼が他界したということ、読後感は悪くなかったということぐらいは覚えていて、結果的にその程度の記憶で観るのがちょうどよかったと思います。嶌さんの闇を暴く封筒の中身は映画版では明かされないままだから、原作はどうなのかと気になる人は多いはず。上手い誘導かもしれない(笑)。バブル期に学生だった者としてはこんな就活はやっぱりムリ。お疲れさまです。
読了日:11月24日 著者:浅倉 秋成
https://bookmeter.com/books/21091110
■侠飯10 懐ウマ赤羽レトロ篇 (文春文庫 ふ 35-14)
今回の主人公は売れないWebライター青年。オーナーが元ヤクザだという噂のゲストハウスに宿泊して、いつ取材を申し込もうかと思っていたら柳刃と火野登場。オーナーのことを「おじき」と呼んで慕うふたりを現役のヤクザだと勘違い。で、柳刃がつくる料理に魅入られる。ま、毎度のパターンに変わりはないのですが、だからこそ安心して読めます。しかし今回の事件は今まででいちばんハラハラしたような気も。裏社会に柳刃と火野の正体が広まりつつあるとのくだりがあり、そろそろこのシリーズも終焉を迎えそうで寂しい。だけど、人生に詰みはない。
読了日:11月28日 著者:福澤 徹三
https://bookmeter.com/books/22124735

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『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』

『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』(原題:Gladiator II)
監督:リドリー・スコット
出演:ポール・メスカル,デンゼル・ワシントン,ペドロ・パスカル,コニー・ニールセン,ジョセフ・クイン,フレッド・ヘッキンジャー,
   リオル・ラズ,デレク・ジャコビ,ティム・マキナニー,ロリー・マッキャン,ピーター・メンサー,マット・ルーカス他
 
109シネマズ大阪エキスポシティにて、IMAXレーザーGT版を鑑賞しました。
 
リドリー・スコット監督の『グラディエーター』(2000)から四半世紀近く経ちました。
あくまでもリヴァー・フェニックスの弟としか認識していなかったホアキン・フェニックスが、
あの作品で怪演を見せて一流役者の仲間入り。
いまや“ジョーカー”といえば彼だし、今はもう兄ちゃんが誰かすら知らない人も多いでしょう。
 
で、なんでこんなに年月が経ってから続編をつくるねんという疑問が先に立つ。
87歳になったスコット監督にこんな超大作を撮る元気がまだあるとは。
最期に派手なやつをぶちかまそうと思ったのかしらと邪推しましたが、いやはやお見それしました。
 
前作の登場人物たちは死んでいますから、ラッセル・クロウもホアキンも出てこない。
ただ、たまに映し出される前作のシーンを観ると、ラッセル、太ったなぁと思うばかり。
前作から引き続き登場しているのは、ラッセル演じるマキシマスの恋人ルッシラ役だったコニー・ニールセン
歳を取ったとはいえ、同じ役で美しいまま四半世紀ぶりの続編に出られるのは凄いですね。
 
マキシマスとルッシラの間に生まれたルシアスは、ローマ皇帝の血を引く者ゆえに命を狙われるだろう。
わが子を危険にさらしたくないと、ルッシラはルシアスの身分を伏せて安全な土地へと送り込む。
生きてまた会える日が来るかどうかもわからないまま離ればなれとなった母子。
 
亡命したルシアスがハンノという名前で暮らしていたのはヌミディア。
妻アリサットと共に平穏に暮らしていたが、ある日、ヌミディアにもローマ軍が侵攻する。
ヌミディアを渡してなるものかとハンノたちは応戦するが、
ローマ軍を統率する将軍アカシウスに太刀打ちできずに敗北。
しかもアリサットはアカシウスによって放たれた矢に射られて死んでしまう。
 
ハンノをはじめとするヌミディアの人々は蛮族と見なされてローマで投獄されるが、
現ローマ皇帝の余興に出場する剣闘士“グラディエーター”を探す奴隷商人マクリヌスがハンノに目を留める。
兄弟皇帝ゲタとカラカラが用意した剣闘士と戦ったハンノは、観客の予想を裏切って次々に勝利を収める。
 
ハンノがマクリヌスに従った理由はただひとつ、アカシウスに復讐するため。
しかしアカシウスは独裁政治を進めるゲタとカラカラを亡き者にしようと謀反を企てていた。
アカシウスを悪人と信じるハンノがそんなことに気づく由もない。
 
ところが闘技場でハンノを見たルッシラがハンノこそ別れた息子ルシアスだと気づく。
今はアカシウスの妻であるルッシラは、ルシアスを救出してほしいとアカシウスに頼み込み……。
 
予告編を観たとき、どうして主演がポール・メスカルなのだろうと思いました。
だって彼といえば今春観た『異人たち』で、優しく穏やかなイメージしかなかったから。
『異人たち』は今年観たなかでベスト10に入れたいぐらい好きだけど、
それは作品として好きなだけで、ポール・メスカルがタイプなわけじゃあない。
だから、イマイチな結果に終わるのではないかと思っていたら、めっちゃカッコよかった。
 
アカシウス役のペドロ・パスカルの顔が最初は悪人にしか見えなかったのに、
侵攻は極悪兄弟皇帝の命令に従わざるをなかっただけで、本当は侠気あって信頼できる奴。
愛する妻と尊敬するマキシマスの間に息子がいたことも知っていて、なんとかルシアスを逃がそうとします。
 
とてもよかったのは、負傷したグラディエーターたちの手当をする医者ラヴィ。
彼役のアレクサンダー・カリムはテレビドラマ中心の俳優らしくて、
今までに見たことはないし、今後出演していても素顔ではわかる自信もないけれど、
ハンノ=ルシアスだと知る前からハンノのことを気にかけ、ふたりで会話する様子がとてもよかった。
 
デンゼル・ワシントン演じるマクリヌスは結局どうしたかったのか。
元は自身もグラディエーターだったという彼は這い上がって頂点に立つことを夢見る。
対するルシアスは、誰もが法に守られつつ安心して暮らせることを夢見る。
後者が皇帝だったならばどこの世界も丸く収まるはずだけど、
これまで虐げられてきた前者がそれで納得するのは難しいだろうとも思えます。
 
ひとつひそかにウケてしまったのは、あんなにも母親を拒絶していたルシアスが
180度態度を変えて「お母さん!」となるところですかね。(^^;
 
「赦す」ということ。

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