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『ダンスウィズミー』

『ダンスウィズミー』
監督:矢口史靖
出演:三吉彩花,やしろ優,chay,三浦貴大,ムロツヨシ,宝田明他
 
迷います、ダンナの出張時。
終業後に映画を2本観れば帰宅は早くても23時。
それから高校野球およびプロ野球の結果を確かめて、
洗濯してお風呂に入ると就寝は1時を回る。
帰宅後についアルコールを摂取してしまうと2時になる。
 
こりゃ体に悪いやと、映画を観ずにまっすぐ帰るとどうなるか。
ちょっとだけ飲んでDVDでも観て本を読んで……ならいいんですけれど、
美味しい缶酎ハイを教えてくれた友人がいて。
 
缶のアルコール飲料なんてどれでも同じだと思っていました。
そうしたら、全然ちがうやんか。目からウロコ。
教えてもらったのは2種類。タカラの焼酎ハイボールとキリンの本搾り。
先に入手した本搾りの美味しさにビックリ。
果汁数十パーセントとウオッカのみしか使用していない。添加物なし。
翌日入手した焼酎ハイボールは香料と酸味料を添加している。
 
映画を観ずに直帰したら、2本空けてしまった。
酔っぱらってDVDを観はじめた瞬間に寝てしまい、何をしているのやら。
 
で、まぁ2本は空けずに済むように、1本だけ観て帰ることに。
 
レディースデーの109シネマズ大阪エキスポシティ。
お昼にオンライン予約したときは客はまだ私ひとりでした。
まさかね。そのままひとりっきりのはずがない。
ところが、予告編が始まってもほかに誰も来ない。
おかげでまもなく公開の『アナベル 死霊博物館』と
ひとりで観るはめに。怖いがな(泣)。
本編が始まって10分以上経過した頃、のそっと入ってきた客が。
“おひとりさま”ではなくなったけど、ふたりもなかなか気まずくて怖いです(笑)。
 
『ウォーターボーイズ』(2001)で売れっ子になった矢口史靖監督ですが、
私が矢口監督作品のなかでいちばん好きなのは、なんといっても『ひみつの花園』(1997)。
あのときヒロイン役だった西田尚美が、今はいいお母さん役ばかりですからね。
ちょっと残念な気もしている今日この頃です。
 
一流企業に勤務するOL・鈴木静香(三吉彩花)。
ある日、女子社員に大人気の社員・村上涼介(三浦貴大)から
企画書の作成を週明けまでにと頼まれ、引き受ける。
仕事を自宅に持ち帰り奮闘していると、
姉(黒川芽以)が小学生の娘を一日預かってほしいと押しつけてゆく。
 
なんとか仕事を片付けた静香は、つれなくした罪滅ぼしをしようと、
姪っ子を遊園地へと連れてゆく。
そこで姪っ子が興味を示したのは、どうみても怪しい催眠術コーナー。
催眠術師・マーチン上田(宝田明)の前で、ミュージカルスターになりたいと願う姪っ子。
そんな願いが叶うはずもないと思っていたのに、
なぜか静香のほうが音楽を聴くと歌って踊らずにはいられない体質になり……。
 
ケータイの着メロでさえ鳴れば踊り出してしまう静香が心療内科にかかり、
マーチン上田によって催眠術を解いてもらうしかないという結論に達します。
催眠術コーナーを再訪すると、借金の取り立て屋が3人、マーチン上田はトンズラした後。
仕方なくムロツヨシ演じる探偵を雇ってマーチン上田探しを依頼。
 
おおむね面白いのですが、途中からはわりと普通のロードムービーに。
一緒に旅をする元マーチン上田のアシスタントがかなりウザい。演じるのはやしろ優
ウザいなんて言ってごめんなさい。でもウザい。(^^;
 
旅の途中にヤンキー同士のダンス対決に巻き込まれたり、
chay演じる復讐女に誘われて、彼女の元彼の結婚式で“ウエディング・ベル”を歌ったり、
取り立て屋が歌って踊り出したりするシーンは楽しかったけど、
全体的に「やっぱり矢口監督だ!」という面白さは控えめ。
 
『ひみつの花園』みたいなやつをもう一度観たいなぁ。

—–

『ライオン・キング』〈吹替版〉

『ライオン・キング』(原題:The Lion King)
監督:ジョン・ファヴロー
声の出演:賀来賢人,佐藤二朗,江口洋介,亜生(ミキ),門山葉子,大和田伸也他
 
ダンナの出張初日がちょうど109シネマズのポイント会員感謝デー。
前述の『イソップの思うツボ』1本だけというのももったいなくて、
109シネマズ箕面へ移動、前週にIMAX2D版を観た本作の吹替版を鑑賞。
 
吹替版でシンバの声を担当するのは賀来賢人だとわかっていたはずなのに、
この日はそのことをすっかり忘れていて鑑賞中には誰だか思い出せず。
賀来賢人ってこんな声でしたっけね。
 
すぐにわかるのは佐藤二朗の声。プンバァにピッタリ。
スカー役の江口洋介もわりとわかりやすい。
でも事前に調べていなかったらわからなかったかも。
声っておもしろいなぁ。
 
最近のミュージカル映画は、歌の点で字幕版も吹替版も甲乙つけがたい。
普通なら吹替版のほうが劣りそうなところ、どっちもイイ。
『アラジン』もそうだったから、ついつい字幕と吹替どっちも観たくなります。
ナラ役の門山葉子、実にいい声をしていました。
 
どちらかといえばやっぱり字幕版が好きだけど、
これは吹替版でも楽しいんじゃないでしょうかね。
それにしても子ライオンがカワイイ。
 
2度目の鑑賞は「アンタらスカーを疑わなさすぎやろ」と思いました。
卑屈で意地悪な叔父さん丸出しなのに、どうしてシンバを預けるのさっ(笑)。

—–

『イソップの思うツボ』

『イソップの思うツボ』
監督:上田慎一郎,中泉裕矢,浅沼直也
出演:石川瑠華,井桁弘恵,紅甘,斉藤陽一郎,藤田健彦,高橋雄祐,
   桐生コウジ,川瀬陽太,渡辺真起子,佐伯日菜子他
 
ダンナがまた出張へ。
前回の出張時は終業後も休日も映画を観に行っているか飲みに行っているかでした。
思う存分あそびすぎて、ダンナ帰国後に体調を崩し、
夏風邪がまるまる1カ月治らず、結膜炎に罹って蕁麻疹まで発症。
今回はそんなことにならないように自重するつもりだったのですが、
ダンナ出発の日にふと映画館の上映スケジュールを見たら、
109シネマズのポイント会員感謝デーで。
 
行かないわけにはいかんでしょう。いや、行かなきゃいいんですけど(笑)。
終業後にまずお盆休み明けのクリーニング店に寄り、
もう一度職場のある万博公園に戻って109シネマズ大阪エキスポシティへ。
本作を鑑賞しました。
 
なんだったんでしょうね、『カメラを止めるな!』(2018)の盛り上がりようは。
あんな社会現象まで巻き起こしたら、次の作品が大変です、上田慎一郎監督。
今回は、『カメ止め!』で助監督とスチールを担当したおふたりと共に、3人共同監督体制で。
割引料金ありの日だというのに、客は私を含めて3人でした。(–;
 
内気な女子大生・亀田美羽(石川瑠華)。
美羽とは対照的な明るい同級生・兎草早織(井桁弘恵)はタレント一家。
世界一仲の良い家族として揃ってテレビに出演している。
早織とその取り巻きをいつも遠くから見つめている美羽。
 
ある日、臨時教員として大学にやってきた八木圭佑(高橋雄祐)。
早織は彼に一目惚れした様子で、デートに誘おうと必死。
しかし実は圭佑は早織の母親・裕子(佐伯日菜子)と不倫中。
 
早織の父親・信司(桐生コウジ)は裕子に複数の浮気相手がいるのを知り、
復讐代行屋なるものにまずはひとりめの浮気相手へのリンチを依頼。
やってきた代行屋は戌井連太郎(斉藤陽一郎)とその娘・小柚(紅甘)。
思い通りの復讐に信司はスッキリ。後日圭佑をターゲットにするつもり。
 
仕事を終えた連太郎の前に現れたのは、かつて連太郎が裏切った相手・近藤(川瀬陽太)。
近藤は小柚を殺されたくなければある家族を誘拐しろと連太郎に言い……。
 
90分を切る作品なのですが、半分くらいまでは胸糞が悪かった。
佐伯日菜子のオバサンぶりと演技におののき(すみません)、
髪をかき上げる仕草が鼻につく高橋雄祐演じる圭佑にゲンナリ。
不愉快きわまりなくて途中で退場したくなるほどでした。
 
けれどそのままでは終わらないところはさすがに『カメ止め!』の監督。
そういうことだったのねとわかってからはまぁまぁ面白かった。
 
唯一カッコええなぁと思った紅甘ちゃん、内田春菊の娘なのね。へ~っ。
 
でもねぇ、そりゃ『カメ止め!』と比べるとちぃとも面白くない。
そのうえ、基本的に嫌な話だから、観終わってからの爽快感もなし。
ただただ「予期せぬヒット作を生んだ後って大変」と思うばかり。
 
もうこういう展開の作品はやめて、
えっ、あの監督がこれを?っちゅうのを撮るしかないっしょ。

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『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』

『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』
監督:大塚隆史
声の出演:田中真弓,中井和哉,岡村明美,山口勝平,平田広明,大谷育江,磯部勉,
     ユースケ・サンタマリア,指原莉乃,山里亮太,竹中直人,ロン・モンロウ他
 
通天閣へ向かう前になんばパークスシネマで2本ハシゴの2本目。
前述の『永遠に僕のもの』の次に。
 
およそついて行けるとは思わなかったので、観るつもりもありませんでした。
しかし観るつもりのある他作品は、ちょっと時間的に厳しい。
映画鑑賞後に必死こいて通天閣へ向かうのも嫌で、
時間に余裕のある作品を観ようとしたら本作に。
ちょうどポイントが貯まっていたから、それを使って鑑賞。
 
「祭り屋」の異名を取るブエナ・フェスタが“海賊万博”を開催するという。
世界中の海賊たちが集結する祭典に、皆ウキウキわくわく。
メインイベントは海賊王ロジャーが遺したお宝。
モンキー・D・ルフィたち麦わら一味も万博会場の島に乗り込む。
 
しかしそこには別名「最悪の戦争仕掛け人」でもあるフェスタの罠が。
「鬼の跡目」ことダグラス・バレットが現れてルフィたちを潰そうとする。
また、海軍が海賊たちの一網打尽を狙って潜入捜査を遂行中で……。

懸念どおり、最初はまったく意味わからず。
とにかく登場人物が多くて、誰がどういう立場の人なのか全然わからん。
女性陣の体型はボンキュッボン。
歌姫アンはこれまたどういう人物なのか知らんけど、
そばかすのある少女顔のくせして、脚の付け根が見えて妙に色っぽい。
ルフィ命らしい「わらわはわらわは」という女性も綺麗なんだわ。
 
バレットがものすげぇ強くて、ルフィやばいんじゃないのと思いきや、
そんなことには絶対ならない(笑)。
ルフィといると敵も味方も巻き込まれて一丸となってラスボスと闘う、
そんな人柄みたいです、ルフィって。
 
“ドラゴンボール”のほうがだいぶとわかりやすい気がします。
“ONE PIECE”は予習してからでないと無理。
なんかワーッと始まってワーッと終わっちゃいました。
それでもまぁ面白かったですけれども。

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『永遠に僕のもの』

『永遠に僕のもの』(原題:El Angel)
監督:ルイス・オルテガ
出演:ロレンソ・フェロ,チノ・ダリン,ダニエル・ファネゴ,メルセデス・モラーン,
   ルイス・ニェッコ,ピーター・ランサーニ,セシリア・ロス他
 
毎夏会っているドイツ在住の友人一家が帰国中。
能勢でBBQだったり、エキスポシティで観覧車に乗ったり、
その年によって一緒に行くところいろいろ。
今年は新世界のジャンジャン横丁近くに宿泊するというので、
通天閣下の王将碑前で待ち合わせました。
 
お互いにお土産を持参するため、荷物が結構重い。
ダンナに暑い重い疲れたと文句言われるのも嫌やなぁと、
私はその日の早朝に車で家を出て恵美須町付近に駐めることに。
待ち合わせ時間まで私は映画を観て、ダンナは電車で通天閣へ。
ダンナに車で帰ってもらおうという魂胆です。
だって私はこの日の晩に同窓会で梅田へ出るから車に乗って帰れないし。
 
ところが恵美須町付近のコインパーキングは早朝から予想外の混雑。
最大料金設定ありのところはすべて満車。
空いているところはお盆特別期間中とやらで最大料金設定なし。マジかよ。
仕方なく、なんばで映画を観るときに駐める日本橋のタイムズまで戻り、
ダンナには帰りに恵美須町から日本橋まで電車で向かってもらうことにしました。
 
恵美須町に駐められたら、こちらが用意したお土産を積んだまま映画を観て、
通天閣へ向かう前にお土産を取りに一旦車へ戻ればいいと思っていたのに叶わず。
私は日本橋〜なんばパークス〜通天閣をお土産をぶらさげたまま歩くはめに。
タクシーに乗ることも考えましたが、まぁたまには歩くかと思い直し。
あ〜、暑かった。
 
で、通天閣へ行く前になんばパークスシネマで2本観る。
朝8時台から観た1本目がこれ、アルゼンチン/スペイン作品。
監督はアルゼンチンの俊英の呼び声高いルイス・オルテガで、
ペドロ・アルモドバルが製作に名を連ねています。
朝もはよからこんなマニアックな作品を観ようという人はたぶん趣味が同じ。
私の前列の男性は、予告編が始まって場内が暗くなってからも文庫本を読んでいました。
目ぇ悪くなるやんと思いつつ、私もよくやります。
予告編は覚えるぐらい観ているし、それより1頁でも先に進みたくて。
 
1970年代にアルゼンチンに実在した連続殺人犯カルロス・ロブレド・プッチがモデル。
数十件の窃盗を働いたうえに10人以上を殺したカルロスは、
およそそんな犯罪に手を染めそうにない17歳の美少年でした。
その事実が人々を震撼させ、「ブラック・エンジェル」や「死の天使」と呼ばれたそうです。
 
ブエノスアイレスのごく一般的な家庭の善良なる両親のもとに生まれたカルリートス。
ブロンドの美少年で純真無垢にしか見えない彼だが、泥棒はお手の物。
空き巣に入って窃盗を楽しんでいるだけで、盗んだものを売りさばいたりはしない。
宝飾品は知人友人にプレゼント、車やバイクは乗り回して飽きれば放置。
カルリートスのことが心配でならない両親は、息子を転校させて更生を期待する。
 
ある日、カルリートスは一匹狼で野性味あふれる同級生ラモンに目を奪われる。
ラモンをわざと怒らせて気を引くことに成功。
ラモンはカルリートスを自宅に招き、ムショ帰りの父親ホセに会わせる。
 
ホセはカルリートスを盗みの天才だと見抜き、
ラモンとコンビを組んで仕事させることに。
拳銃、宝石、絵画など、やすやすと盗むカルリートスだったが、
住人や警備員に出くわすと躊躇なく射殺する。
なんとも思っていない様子の彼を見て、ホセは危険を感じ始めるのだが……。

美しき連続殺人犯の話と聞いて、ぞっとするような怖さを持ち合わせた人物を想定していました。
実際はどうだったか知りませんが、カルリートス役のロレンソ・フェロはただただ可愛い。
『少年は残酷な弓を射る』(2011)のエズラ・ミラーのような冷たさはまるで無し。
人を簡単に殺すというけれど、相棒を救っただけのようにも見えます。
「自分のものにしたかったから」というような気持ちは私には感じられない。
 
非常に面白くは観ましたが、個人的にハマり込めなかった理由はラモン。
野性的だかなんだか知らんけど、まるで私のタイプじゃない(笑)。
そのうえ頭も悪そうで、こんな奴に魅かれるカルリートスの気が知れん。
 
やっぱり年代問わず、タイプの俳優かどうかというのは重要。
そうだなぁ、ジュード・ロウ辺りがラモン役だったら、私の目もランランしたかも。
 
いずれにせよ、印象に残る作品です。
楽しげに踊るカルリートスの姿が頭から離れない。

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