MENU
ChatGPT-Image01
ChatGPT-Image02
ChatGPT-Image03
ChatGPT-Image04
ChatGPT-Image05
previous arrow
next arrow

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning』

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning』
監督:鶴巻和哉
出演:黒沢ともよ,石川由依,土屋神葉,川田紳司,名塚佳織,新祐樹,杉田智和他
 
これも“初音ミク”同様にスルーするつもりだったのですが、ほかに観るものがなくて、ついでに。
昨年観た『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(2024)にまったくついて行けず、
ガンダムだけはもう二度と観るまいと思っていたのに。同じく109シネマズ大阪エキスポシティにて。
 
ガンダムシリーズ最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』のTV放送が始まるそうです。
放送時期については未発表ですが、それに先駆けて一部を劇場用に再構築したとのこと。
TVで放送する前に最初のとこだけ見せちゃうよというのは最近の流行りなんですかね。
 
これもまったく何も知らないまま観はじめました。
どうせ寝るやろと思ったら、意外に面白くて睡魔に襲われず。ガンダムで寝なかったのは初めてだ(笑)。
 
とはいうものの、話をちゃんと理解したわけではありません。
シャアのことすらほとんど知らない私ですから。(^^;
 
地球連邦政府の軍と独立を狙う国家ジオンの軍が戦争中。
ジオンの機動隊隊長のシャア・アズナブルはシャリア・ブルと組んで戦っていたが、行方不明となってしまう。
 
2行で終わるような話じゃないですが、ここで話はいったん終わった印象。
以下、場面変わって、それから年月が経っています。
 
“赤い彗星”と呼ばれていたシャアはいまや都市伝説という人もいるが、
シャリア・ブルはシャアが必ずどこかで生きていると信じている。
 
女子高生のアマテはある日の帰り道、同年代女子ニャアンにぶつかられる。
ニャアンは警察に追いかけられて逃げているようで、彼女が落としたものをアマテが拾うと、
それはモビルスーツのための戦闘機能インストーラーだった。
ニャアンは難民で、この違法なインストーラーの運び屋で日銭を稼いでいるらしい。
 
同じ頃、かつてシャアが操縦していた赤いガンダムを見かけたシャリア・ブルは、
最新鋭のモビルスーツ“ジークアクス”を使っていちばん優秀な部下に赤いガンダムを追わせる。
 
このジークアクスと赤いガンダムがアマテの前に現れたとき、
彼女はちょうどニャアンと共に難民地区を訪れていて、地下格闘“クランバトル”の存在を知ったばかり。
警察のモビルスーツに追われてジークアクスが隠れていたところをアマテが発見。
なんとシャリア・ブルの部下が操縦に困っていたジークアクスをアマテは乗りこなして見せる。
 
私の理解の範囲では大雑把にはこんな感じなんですけど、合ってます?
 
アマテが登場する後半は、ガンダムに慣れていなくてもついて行ける。
ちょっとワクワク感もあったりして、ええやんガンダムと思ってしまいました。
が、これ、今までのガンダムファンとしてはどうなんですか。
私は続きが観たい。

—–

『劇場版 プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』【応援上映】

『劇場版 プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』
監督:畑博之
声の出演:藤田咲,下田麻美,浅川悠,拝郷メイコ,風雅なおと,野口瑠璃子,礒部花凜,上田麗奈,
     中島由貴,小倉唯,吉岡茉祐,降幡愛,本泉莉奈,秋奈,鷲見友美ジェナ,今井文也,伊東健人,
     廣瀬大介,木野日菜,Machico,土岐隼一,楠木ともり,田辺留依,鈴木みのり,佐藤日向他
 
スルーするつもりでした。だって、初音ミクという固有名詞以外まったく知らないし。
絶対ワケわからなくて爆睡するだろうと思いながらも、ほかに観るものがなかったので行きました。
109シネマズ大阪エキスポシティにて。しかも声出しOKの応援上映の回。
 
原作は人気アプリゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』なのだそうです。
P.A.WORKSが制作を務めた完全オリジナルストーリーとのこと。
 
さて、本編の上映前にはまず初音ミクの舞台挨拶が用意されています。
撮影可能な時間まで設けられていて、「さぁどうぞ!」と言われると客はパシャパシャと撮影。
記念に私も撮影しようかと思ったけれど、どっちみち何もわからないし。
 
予想どおり、なぁんもわかりません。
道行く人が「あれ?今ちがうミクちゃんが通ったような」とか言っている。
ミクってどんな人でも知っているという設定なんですかね。
 
ちがう世界のミクが歌を届けたい人たちがいるのに届かないことについて悩んでいる。
パラレルワールドのミクという認識でよいのでしょうか。
このミクが、こっちの世界のライブで多くの人の心を歌っている一歌を見て、
一歌のことを知りたいと考えてこっちの世界に現れます。
で、一歌とその仲間たちがミクを全力でサポート。そんな話のようです。←自信なし(笑)。
 
これは絶対予習が必要なやつ。
登場人物の名前もミクしかわからないし、世界観も知らない私は完全に置いてけぼり。
豪快に寝ましたとも。すみません。m(_ _)m
 
声出しOKにもかかわらず、やはり皆さん照れがあるのかそれはなし。
だけどペンライトを持ち込んでいる人は何名かいて、本編後のライブと銘打たれた場面ではしっかり振っていました。
 
観なきゃよかったってことはありません。こんな世界もあるとわかってよかったということで。

—–

『勇敢な市民』

『勇敢な市民』(原題:Brave Citizen)
監督:パク・ジンピョ
出演:シン・ヘソン,イ・ジュニョン,パク・ジョンウ,パク・ヒョックォン,チャ・チョンファ,
   イ・チャンヒョン,イ・ジュンオク,ソン・スク,カン・アンナ,イ・ギュヘ他
 
NGK→TOHOシネマズなんばで『満ち足りた家族』→なんばパークスシネマにて本作を。
 
ヒロインを演じるシン・ヘソンのことを去年の暮れ頃までは知りませんでした。
ついこの間『#彼女が死んだ』を劇場鑑賞したと思ったら、今度はここにも彼女が。
順番としては、『#彼女が死んだ』よりも本作のほうが先に撮られていたようですね。
あんな恐ろしい殺人鬼役を演じているときよりも、こんなぶっ飛んだ教師役の彼女のほうがずっと好きだ~。
 
韓国の女子ボクシング選手として初のオリンピック出場者になるはずが、決勝で敗退したソ・シミン(シン・ヘソン)。
高校の非正規教師の職を得た今は、正規雇用を勝ち取るためにおとなしくしているつもり。
 
シミンが勤める高校は、暴力のいっさいない学校として毎年表彰されているが、本当は違う。
大物の両親を持つ生徒ハン・スガン(イ・ジュニョン)が学園の王であり、彼に楯突くことは許されない。
彼に目をつけられようものなら凄惨ないじめが待っており、それを教師に訴えたところで、
両親からは多額の寄付金があるものだから、誰もスガンを突き出すことなどできないのだ。
 
ベテランの同僚教師ジェギョン(チャ・チョンファ)から「見ざる聞かざる」を貫くようにとアドバイスされ、
か弱く可愛い女性教師を装いつづけて正規雇用への道を邁進するシミンだったが、
あるとき、自分の受け持ちクラスのジニョン(パク・ジョンウ)がスガンからいじめを受けている場を見てしまう。
今まさにスガンがジニョンに蹴りを入れようとしていたところ、通りすがりのふりをしてスガンに体当たり。
おかげでジニョンはとどめを刺されずに済んだものの、シミンはスガンにしっかり覚えられる。
 
シミン自身もスガンとその取り巻きに脅されたうえに、ジニョンへのいじめはエスカレート。
見て見ぬふりはしていられないと、猫の面をつけてスガンに勝負を挑む。
負け知らずで相手を死に至らしめることすらあるスガンがシミンにぼこられ、
その動画が拡散されると、恥をかかされたスガンは躍起になって猫の正体を突き止めようとするのだが……。
 
面白そうな話だと思って観に行きましたが、いじめのシーンがこんなに凄惨だとは
陰湿すぎて目を覆いたくなるほどで、ジニョンの気持ちを考えると悲しくてたまらない。
転校するのがいちばんいい。だけど自分は何も悪くないのに転校なんてしたくない。
そのとおりだと考えるシミンの戦う姿のどれだけカッコイイことか。
 
かつて彼女が負けた試合にはその理由がありました。
父親が経営するボクシングジムを守るため、父親を守るため、八百長試合を受け入れた。
勇敢な市民を気取ったところで損をするだけだと己に言い聞かせてみたシミンだけれど、
やっぱり悪の前では黙っていられない。もうホントに痛快です。
シミン先生がほかの高校でも大暴れするなら観てみたいけど、さすがに同じ話すぎるか。
 
スガン役のイ・ジュニョン、ジニョン役のパク・ジョンウ、どちらもアイドルグループ出身の模様。
前者はあまりに嫌な役で好きになれないものの、どっちもイケメンでかわいいよねぇ。
ところでジェギョン役のチャ・チョンファって、安藤玉恵に似ていませんか。

—–

『満ち足りた家族』

『満ち足りた家族』(原題:A Normal Family)
監督:ホ・ジノ
出演:ソル・ギョング,チャン・ドンゴン,キム・ヒエ,クローディア・キム,
   ホン・イェジ,キム・ジョンチョル,ピョン・ジョンヒ,ユ・スビン他
 
なんばグランド花月で吉本新喜劇を観た後、TOHOシネマズなんば別館へ。
『八月のクリスマス』(1998)が大好きだったホ・ジノ監督の最新作。
 
そういえばあんなに人気を誇っていたチャン・ドンゴンを見かけなくなって久しいですね。
どうしてなのかと思ったら、これまた別の人気俳優チュ・ジンモの携帯が何者かにハッキングされたさいに、
友人だったチャン・ドンゴンとのやりとりも暴露され、その中で買春した様子が認められたとのこと。
評判ダダ下がりとなり、日の当たる場所にはいられなくなったようです。
本作は5年ぶりに彼が表舞台に戻ってきた作品となるそうな。世間の目にはどう映るのか。
 
兄は弁護士のジェワン(ソル・ギョング)、弟は小児科医のジェギュ(チャン・ドンゴン)。
ジェワンは高額な報酬と引き換えにどんな悪人も無罪にする力量を持つ。
そんな兄のやり方に批判的な弟が担当する患者の中には、兄の依頼人が故意に車で轢いた女児もいる。
 
ジェワンは豪華なマンション暮らしで、若く美しい2人目のジス(クローディア・キム)との間に子どもが生まれたばかり。
前妻との間の娘で高校3年生のヘヨン(ホン・イェジ)はジスのことを母親とは認めず、あからさまに無視するが、
いくらでも小遣いをくれる父親のジェワンには甘えどおし。
 
一方のジェギュは、年上の妻ヨンギョン(キム・ヒエ)と中学生の息子シホ(キム・ジョンチョル)と質素に暮らす。
認知症の兆候が見える母親のことも引き取り、暴言を吐かれてもヨンギョンはひたすら耐えている。
 
ミシュランで星を取っている高級レストランの個室に集まったジェワンとジス、ジェギュとヨンギョン。
決して穏やかとは言えない食事会の進行中、ヘヨンとシホがいったい何をしていたか。
拡散された動画を観たヨンギョンは、そこに映っているのが自分の息子だと確信して問い詰めるのだが……。
 
ジェワン一家は金持ちそのものの暮らしをしていますが、
ジェギュ一家だって質素とはいえ医者だもの、金に困る様子はなく、平均よりはずっと良い暮らしでしょう。
両者とも娘にも息子にも経済的な面では苦労させたことはないけれど、子どもたちにかまってきたとは言えません。
学校でいじめられていたシホを助けたのはヘヨンで、親のことはまったく頼れない。
 
子どもたちが何に不満を持ち、どんな毎日を送っているのかに目を向けなかった結果、
娘も息子も鬱憤を晴らすためなのか、平気で人を傷つけるようになってしまった。
反省などまるでせず、誰かが死んでも気にしない。親の目を欺くことも簡単です。
 
子どもたちの悪事に気づいたとき、どうするのが正しいでしょうか。
自首を促す。あるいは更生を信じて、突き出すことはしない。
道徳の観念がやがて兄弟で真逆になり、さらには(読めるけど)恐ろしいエンディングが待っています。
 
現実にこんなことがあったとして、いちばん起こりそうな結末に思えます。

—–

2025年1月に読んだ本

2025年1月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2704ページ
ナイス数:963ナイス
https://bookmeter.com/users/762098/summary/monthly/2025/1
■私にふさわしいホテル (新潮文庫)
【再読ではなく、映画版を観たので書き込み】のっけから余談ですが、昨年は映画館で380本鑑賞しました。過去最高は340本足らずだったので自分でも驚く。2025年最初の映画鑑賞はこれ。原作を読んでから8年近く経っているので自身の感想を読み返す。映画版では実在の作家の名前を挙げるわけには行かなかったでしょうし、私の中では主演のイメージがのんとは違ったこともあり、まったく異なるエンタメとして楽しみました。原作にあったように「執念とハッタリ」を利かせている作家は今いかほどいるかしら。今年は400本鑑賞を目指します。
読了日:01月02日 著者:柚木 麻子
https://bookmeter.com/books/9997361
■鎮魂 (双葉文庫 そ 05-01)
『正体』の余韻をひきずったままの新年1冊目。没入しつつも『正体』の読み応えには敵わないと思っていたのに、あの人があの人だとわかってからは平常心でいられなくなりました。復讐は誰も幸せにしないとは思う。だけど吹っ飛ぶ前のあの人の表情を想像すれば、復讐を成し遂げることでしか心が救われることはなかったとも思う。こんな奴らはみんな死んでしまえばいいと思う一方で、あの人と刑務所で面会した彼の様子に、改心や更生する場合ももしかしたらあるのではと思うのでした。もっとも彼はもう生きることに執着がないけれど。なんだか切ない。
読了日:01月04日 著者:染井 為人
https://bookmeter.com/books/21888001
■汝、星のごとく
読み始めてすぐに太田裕美の『木綿のハンカチーフ』の短調版だと思いました。歳がバレますけど(笑)。都会に行って稼ぐようになった彼。地元に残った彼女は彼と会える日を心待ちにしていたのに、彼はどんどん変わってゆく。ただ、おそらくあの歌の主人公たちはこんな複雑な家庭環境で育ったわけではないでしょう。17歳から32歳にかけて、人生はいろんなことが起きる。永遠に続くと思っていた恋もそうは行かないけれど、巡り巡ってこうなるのであれば、きっと生涯を閉じるときに思い出す大切な日々になる。互助会が必要な人、いっぱいいるはず。
読了日:01月07日 著者:凪良 ゆう
https://bookmeter.com/books/19974694
■歌舞伎座の怪紳士 (徳間文庫)
私の劇場通いは主としてなんばグランド花月と祇園花月なのですが、この本を読むと、どちらも至近距離にある大阪松竹座と南座をスルーしとったらアカンやん私、と思うのでした。歌舞伎に限らず伝統芸能は決してとっつきにくいものではないということがわかるし、ミステリー要素もあって読みやすい。難しいという先入観を持たずに何でも観てみることで世界が広がるのだなぁと思えます。鬱々とした毎日を送っているときは新しいものに目が向かなかったりするけれど、そういうときこそ試し時かも。そもそも私が花月通いを始めたきっかけもそうですから。
読了日:01月10日 著者:近藤史恵
https://bookmeter.com/books/19320918
■DOLL 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花 (角川ホラー文庫)
どんどん好きになっているシリーズです。最初の頃は、少なくない読者に「性格に難あり」として評判イマイチだった“よろず建物因縁帳”の春菜よりも、私はこっちの清花のほうが苦手でしたが、今はひたすら応援したくなっています。それもこれも可愛い桃ちゃんがいるからか。博物館に勤務しているゆえ、田の神さんは標本資料にあります。でもこんなだとは知らなかった。土井さんのイチイチ「~」が入る喋り方にうんざりしていたのに、慣れました(笑)。土着の風習というのは全く以て面白い。けれど、安易に触れてはいけないものだという気もします。
読了日:01月14日 著者:内藤 了
https://bookmeter.com/books/22298096
■少女たちは夜歩く (実業之日本社文庫)
ホラーミステリーの連作短編だとこんなふうになるのかと感心しきり。読みはじめたときはたいして怖くないと思っていたのに、主人公が変わるたびにこれが誰だったのかを確かめようと、前の話に戻ってはゾッとする。最後の一文まで、前話までに登場した誰なのかがわからない場合もあって、気づいたときには戦慄。城山の周辺に住む人々に降りかかる悲劇は途切れることなくすべて繋がっているのでした。不気味だけど鮮やかで、お見事と言いたくなります。同著者の『入らずの森』といい、この人に「森」を書かせると面白い。私は絶対入りたくないけど。
読了日:01月17日 著者:宇佐美 まこと
https://bookmeter.com/books/18068608
■星を編む
読後の余韻をいまだに引きずっている『汝、星のごとく』。続編の本作を読んで、北原先生の過去、櫂を支えた編集者たち、そして北原先生と暁海の生き様にこうして触れられてよかったという思いしか起きません。特に北原と暁海、ふたりの生涯を読者に見守らせてくれた、そんな感じでしょうか。これも余韻に浸るのみ。自分よりも上の年齢の人物の心情を細やかに描写できる作家って凄いといつも思う。不満な点を挙げるとすれば、重版続きで櫂のオカンがウハウハだろうということ(笑)。それすら櫂は空の上で苦笑いしつつも喜んでいるのかもしれません。
読了日:01月21日 著者:凪良 ゆう
https://bookmeter.com/books/21605269
■つちはんみょう
舘野さんが語り描く虫は限りなく美しい。この世に生を受けても生きられる時間はごく短い。たった4日間の生涯。一緒に生まれたきょうだいがいるだろうに、その4日間さえ生きていられないかもしれないから、生き延びるためにすぐに離ればなれになって、ほかの虫たちの体に必死でつかまりながら飛んでゆく。虫が得意とは言えない私でも、そんなことを聞かされると切なくなります。私たち人間の人生の縮図なのかなという気もして。余談ですが、映画『嗤う蟲』を観た直後だったから、虫の描写が凄すぎるよ舘野さん、とより思いました。
読了日:01月28日 著者:舘野 鴻
https://bookmeter.com/books/10771110
■お梅は次こそ呪いたい (祥伝社文庫 ふ 12-3)
お梅は首から上と下、別々に動くことができるようになりました。拾い手一家の鞄の中に潜り込み、行く先々で瘴気をばらまく機会に恵まれたというのに、それでも呪い殺せない。もうどうにも憎めません。第1弾で読者からあったとおぼしきツッコミに対する言い訳にはふきだしてしまい、電車の中で私はとっても怪しい人に。恋患いの章では頁を書き出しての解説に笑う。読了前に映画館へ行ったら、6月公開の矢口史靖監督作品『ドールハウス』の予告編がかかり、これはきっとお梅の呪いだと思いました。でも幸運の人形だもの、君に私は殺せない(笑)。
読了日:01月30日 著者:藤崎 翔
https://bookmeter.com/books/22354177

—–