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『劇場版 おいしい給食 Final Battle』

『劇場版 おいしい給食 Final Battle』
監督:綾部真弥
出演:市原隼人,武田玲奈,佐藤大志,豊嶋花,辻本達規,水野勝,
   直江喜一,ドロンズ石本,いとうまい子,酒向芳他
 
3本とも泣いたハシゴの2本目。同じくシネマート心斎橋にて。
 
TSUTAYA DISCASの新作情報をチェックしているとき、
本作のTVドラマ版のことを知りました。
なんか面白そうやんと思っていたら、その劇場版が折良く公開。
きっとTVドラマ版未見でも楽しいに違いないと信じて。正解!
 
常節中学校の教師・甘利田幸男(市原隼人)は、給食を愛してやまない男。
給食のために学校に来ているといっても過言ではないが、
そんな気持ちを万が一周囲に気づかれでもすれば、
教師としての威厳が消え失せてしまうから、絶対に悟られたくはない。
 
給食のない中間試験期間が終わり、甘利田の心はウキウキ。
給食再開の初日、はやる心を抑えながら幸せに給食を完食。
 
ところが、おそらく甘利田に勝るとも劣らない給食愛を持つ生徒・神野ゴウ(佐藤大志)が、
信じがたい食し方をしているのを見て、甘利田は敗北感でいっぱい。
翌日の給食に向けて対策を練るが、それも見事にゴウにやられてしまう。
こうして密かに続く静かなるバトル。
 
そんなある日、校長・渡田寛治(酒向芳)から呼ばれた甘利田は、
教育委員会からやってきた委員長・鏑木(直江喜一)の言葉に呆然。
なんと半年後に給食が廃止されるというのだ。
抵抗を試みようとする甘利田に、鏑木は決定事項だと冷たく言い放ち……。
 
舞台になっているのは1984年らしいですが、そんな昔の雰囲気はありません。
それでも給食は給食、私たちが子どもの頃と同じで嬉しくなる。
 
知らない献立がいっぱいあったのは目からウロコ。
ソフト麺なんてものは知らないし、ぶどう豆にレーズン食パンというのも衝撃的。
ミルメイクも聞いたことすらなくて、そんなものがあるのかとビックリ。
 
教育実習生の話ははたして必要だっただろうかと疑問ですが、
それ以外はとても楽しかった。
市原隼人がめちゃめちゃ可笑しい。生徒相手に本気になる可愛い先生です。
教育委員長役の偉そうなハゲ、誰やねんと思ったら直江喜一で笑った。
給食のおばさんがいとうまい子(伊藤麻衣子改め)というのもいいでしょ?
 
国語のテストで三島由紀夫が出てくるのもオツ。
焚き火を越えて来いという気持ち、私ならなんと回答しようかな。
 
映画と本でいっぱいっぱいだから、TVドラマを観る時間はつくれそうにないのですけれど、
これは観たいな、TVドラマ版も。

—–

『スウィング・キッズ』

『スウィング・キッズ』(原題:Swing Kids)
監督:カン・ヒョンチョル
出演:D.O,ジャレッド・グライムズ,パク・ヘス,オ・ジョンセ,キム・ミノ他
 
友人と昼呑みのために有休を取ったけれど、
コロナ騒ぎで学校休み、子どもさんたちが家にいるからランチはキャンセルに。
予定がなくなったんだから有休取る日を変更してもいい。
でも今さら変更するのもなぁと休みはそのままにして、映画を観に行くことに。
なんら普段の私の生活と変わらない(笑)。
3本とも泣いたハシゴの日、シネマート心斎橋にて1本目。
 
監督は『サニー 永遠の仲間たち』(2011)のカン・ヒョンチョル。
朝鮮戦争下の捕虜収容所を舞台にしたダンスムービーで、
主演は韓国の男性アイドルグループ“EXO”のメンバー、D.O.。
ブロードウェイで活躍する一流ダンサーのジャレッド・グライムズが共演しています。
 
1951年、朝鮮戦争下の巨済(コジェ)捕虜収容所。
新任の所長ロバーツは対外的イメージをアップするため、
捕虜たちによるダンスチームの結成を思いつき、
ブロードウェイの元タップダンサーである米軍下士官ジャクソンに担当を命じる。
 
ジャクソンはオーディションをおこなってメンバーの選考を図るが、
箸にも棒にもかからないような者ばかりが受けにくる。
そんななか、わずかながら可能性がある者が2名、
中国人の振付師シャオパンと、民間の韓国人カン・ビョンサム。
 
もう1名、ジャクソンがモノになると見込んだのは、
オーディションを受けにきたわけでもない、収容所で一番のトラブルメーカー、ロ・ギス。
ここに無認可通訳士の女性ヤン・パンネが加わり、
たった4名のダンスチーム“スウィング・キッズ”が誕生するのだが……。
 
シャオパンがダンスしたい本当の理由は「痩せたいから」だし、
ビョンサムは有名になって生き別れた妻を探したい。
やる気なさそうに見えるギスには天賦の才能があるようで、
ジャクソンに反抗しながらもタップダンスを教わるうち、
寝ても起きてもダンスのことしか考えられないぐらい夢中になります。
 
踊りたきゃ踊ればいい。でもそうは行かない。
タップダンスはアメリカのものだから、
アメリカナイズされたものに染まれば仲間たちから裏切り者と認定されてしまう。
収容所内に実にさまざまな思いが蠢き、うかつにものも言えません。
 
ジャクソンは黒人で、下士官ではあるけれど差別を受けている。
ロバーツが自分の株を上げるためだけに見世物としておこなおうとするショー。
そこへジャクソンが打って出る様子に胸が熱くなります。
 
悲しい結末は想像していなかったので、ショックが大きく。
だけど、音楽とダンスに国境はない。
どこの誰が歌おうが踊ろうがいいじゃないか。

—–

『野性の呼び声』

『野性の呼び声』(原題:The Call of the Wild)
監督:クリス・サンダース
出演:ハリソン・フォード,ダン・スティーヴンス,カレン・ギラン,オマール・シー,
   ブラッドリー・ウィットフォード,コリン・ウッデル,キャラ・ジー他
 
ファーストデーに1本だけ。
わが家から最も近い劇場、109シネマズ箕面にて。
 
原作者のアメリカ人の小説家ジャック・ロンドンは1876年の生まれ。
1903年に書かれた古典的冒険小説をクリス・サンダース監督が映画化。
予告編を観るかぎりでは、ハリソン・フォードと犬の映画だと思っていましたが、
ハリソンが頻繁に登場するのは中盤以降。本作の主役はあくまでも犬。
セントバーナードとスコットランド牧羊犬の雑種なんですって。
 
19世紀末、ゴールドラッシュに沸く時代。
金脈を探し求める人々を乗せた橇を引くため、丈夫な犬が高値で取り引きされていた。
 
カリフォルニアの著名な判事ミラーの飼い犬バックは、
その好奇心と体の強さに目をつけた輩に誘拐されてしまう。
自分がどこから来てどこに連れて行かれるのか、バックは知る由もないが、
船内では棍棒を持った男に殴られ脅され、恐怖のせいで従順に。
 
カナダに到着したバックは、たびたび脱走を試みるが失敗。
意気消沈して囲いの中にいたところ、郵便配達員ペローが一目惚れ。
 
幸いにもペローは根っからの善人。
相棒のフランソワーズは、2匹ほしかったのになぜ1匹なのかと不満顔だったが、
飲み込みの早いバックはすぐにチームの一員としての働きを自覚し、
ペローとフランソワーズの信頼を得る。
 
ところがある日、橇犬による郵便配達が廃止に。
ペローたちとの別れを余儀なくされたバックには波乱の運命が待ち受けていて……。
 
ね、こうしてあらすじを書いてもハリソンの出番なし(笑)。
 
最初はどうにも違和感がありました。
犬の動きがCG丸出しに思えて。
老けメイクを苦手とするのと同様、実写版の動物の動きがCGっぽいと、
それが気になってしまってゲンナリするんです。
 
バックは確かに良い犬で、デカくてもその仕草は可愛いけれど、
CGだよねぇと思う動きがそこここにあり、がっかり。
途中からはこれも楽しまなきゃ損だと考え直して鑑賞しました。
 
酷い仕打ちを受けたバックを引き取ることにしたハリソン演じる男とのふれあいよりも、
ペローやフランソワーズといるときのバックの話のほうが私は好き。
ペロー役のオマール・シーが本当によかったです。
 
大地のなか、急流で溺れかけた狼を救って、狼たちの信頼をも得たバック。
森の動物たちと共に行動するうち、野性の血に目覚めます。
どこまで人間のことを覚えているのか。
ずっと覚えてくれているとしても、本能が求めるものには敵わない。

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『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』

『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』
監督:中田秀夫
出演:千葉雄大,白石麻衣,成田凌,鈴木拡樹,音尾琢真,江口のりこ,
   高橋ユウ,今田美桜,田中哲司,原田泰造,井浦新他
 
TOHOシネマズ伊丹にて、2本ハシゴの2本目。
 
 
前作で起きた、黒髪の女性ばかりを狙った連続殺人事件。
刑事・加賀谷学(千葉雄大)が殺人鬼・浦野善治(成田凌)を逮捕して終結したかに思われた。
ところが、浦野の犠牲者が埋められていたのと同じ場所で、また遺体が発見される。
今回の遺体は茶髪のショートカットで、浦野の犠牲者とは異なるタイプ。
浦野が犯人なのか、それとも別に犯人がいるのか。
 
捜査は何の手がかりもつかめないまま混迷。
そんななか、いっさい話そうとしない収監中の浦野が、
加賀谷とならば話をしたいと言いはじめる。
浦野の要請どおり、彼に最高のスペックのパソコンを渡した加賀谷は、
本件の犯人と思われる“M”をあぶり出すよう、浦野に求める。
 
一方、加賀谷の恋人・美乃里(白石麻衣)は、結婚を考えてくれない加賀谷に業を煮やし、
そんなつもりもないのに別れを切り出してしまう。
苛立っている折にスマホから個人情報を盗まれ、謎の男に狙われるのだが……。
 
ネタバレはやめておきますが、音尾琢真のゲスっぷりが冴えています。
この人はそんな役がやっぱり似合いますけれど、
それだけにたまにいい人の役をすると涙が出そうなほどいい(笑)。
またたまに善人役を見てみたい。
 
原作では、この第2弾ではスマホなんて落とさないのですけれど、
中田秀夫監督はお茶目にオマケの話をくっつけて、ちゃんと落としています(笑)。
 
小説のほうはすでに第3弾が出ています。
それを読んでからだと、あの人、ほんとはこうなのよね、とか思うところも。
エンドロールの後を見ても、続編があることは間違いなし。
ま、なんだかんだでどうなるのか気になりますから、続編も観るでしょう。

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『チャーリーズ・エンジェル』

『チャーリーズ・エンジェル』(原題:Charlie’s Angels)
監督:エリザベス・バンクス
出演:クリステン・スチュワート,ナオミ・スコット,エラ・バリンスカ,パトリック・スチュワート,
   エリザベス・バンクス,ジャイモン・フンスー,サム・フランクリン,ナット・ファクソン他
 
仕事帰りにTOHOシネマズ伊丹にて2本ハシゴの1本目。
 
てっきり“チャーリーズ・エンジェルシリーズのリブート版だと思っていたら、
ちゃんと続編になっているそうで。
女優としてがんばっていたエリザベス・バンクスが、
ここ数年は監督業にも乗り出して楽しそうです。
 
青年実業家アレクサンダーのもとで働く女性エンジニア、エレーナは、
エネルギー開発装置“アリスト”をつくり上げるが、
完成品として発表するには不具合があると、上司のピーターに報告。
修正する時間がほしいと相談するが、ピーターから一蹴される。
 
不具合とは、このままでは兵器として使われてしまう可能性があるということ。
市場に出回って悪用されればとんでもないことになる。
エレーナは告発を決意して、タウンゼント探偵社に秘密裡に連絡を取り、
タウンゼント探偵社の社員に証拠を渡そうとするが、何者かに狙われる。
 
その場に颯爽と現れて救ってくれた女性サビーナとジェーンにエレーナはびっくり。
タウンゼント探偵社の実の姿は国際機密企業であることがわかる。
サビーナとジェーンは特殊訓練を受けたエリート組織のエージェントで、
通称“チャーリーズ・エンジェル”と呼ばれる女性たちだった。
彼女たちはボスであるボスリーの指示を受けて働いていた。
 
エレーナからアリストの実体を聞いたボスリーは、
アリストが兵器として売買されることはまちがいないと踏み、
それを阻止すべく行動を開始するが、意外な黒幕が判明して……。
 
これまでのエンジェルのイメージといえば、全員俊敏でアクションに長けた人。
クリステン・スチュワート演じるサビーナと、
エラ・バリンスカ演じるジェーンはもちろんそのままのイメージなんですが、
巻き込まれるエレーナが天然キャラでボケボケ。天才エンジニアなのに(笑)。
彼女役のナオミ・スコットがめっちゃキュートでファンになりました。
 
かなり楽しかったのに、TOHOシネマズ伊丹のいちばん大きなシアターに客4人だけ。
上映終了も早いだろうと思うともったいない。
デートムービーにぴったりです。
 
ちなみに、最後の新入りエンジェルのための特訓は、
ドライビングのインストラクターは本物の女性レーシングドライバー
格闘技のインストラクターも本物の女性プロレスラーが演じているそうです。
カッケー!

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