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30回目の『ボヘミアン・ラプソディ』

皆様、ついに私に30回目の『ボヘミアン・ラプソディ』を観る日が巡ってまいりましたぁ。
 
観に行かなくてもいいっちゃいいんですけれど、
29回目でおしまいというのもなんか気持ち悪いじゃないですか。
劇場はコロナ禍で最新作の公開スケジュール繰りに難儀している様子で、
旧作ジブリ作品が次々に上映されていましたから、
そのうちこれも再上映があると思っていたら、やっぱりキターーーッ!
 
仕事帰りに行けそうな劇場では、箕面とエキスポシティで上映中。
過去29回観たうちでもっともよかったのが
109シネマズ大阪エキスポシティのIMAXレーザーGT2D版
んじゃやっぱり記念すべき30回目はそれにしておくかと。
 
当日のお昼休みにオンライン予約したさい、客はまだ私ひとりでした。
もしかして“おひとりさま”!?なんてことも期待したけど、
シネマポイントカードデーでIMAXレーザーGT2D版も1,800円で観られる日。
言うたかて『ボ・ラプ』やし、他に客がおらんわけないわな。
 
ひとりでした。(^O^)
定員407名、高さ18メートル×横幅26メートルの巨大スクリーン。
これはビル6階分に相当する高さです。
エグゼクティブシートのど真ん中で思いっきりリクライニング。
私ひとりのために映写機が回っているなんて、どないな贅沢。
 
30回観ても、ラミ・マレックの口元は強調しすぎで変やと思う。
ドアップになるときは思わず「だから変やて」とつぶやいてしまうほど。
ラミちゃんよりはほかのメンバーを見ていたい。
好きだったシーンはやっぱり楽しくて、コーヒーマシンはやめとけとか、
魂込めるんだろとか、パーティションが崩れるとことか、ドンドンパッとか。
ジム・ビーチ役のトム・ホランダーはやっぱりいい声してるなぁとか。
くわえタバコでドラムを叩くベン・ハーディ、可愛いねぇ。
 
ひとりきりだからいくら歌っても大丈夫。
そんなこんなでIMAXシアター独り占め、超楽しい30回目でした。
 
さて、今後はどうしよう。31回目はあり?

—–

『風の谷のナウシカ』

『風の谷のナウシカ』
監督:宮崎駿
声の出演:島本須美,辻村真人,京田尚子,納谷悟朗,永井一郎,松田洋治,榊原良子他
 
シネマート心斎橋で3本観てからダッシュでTOHOシネマズなんばへ移動。
その間20分、これもまた無謀なハシゴではありましたが、余裕でセーフ。
 
コロナ禍で最新作の公開スケジュールを組むのに各劇場が苦心しているなか、
「一生に一度はジブリ作品を劇場で観よう」ということで、
あちこちのシネコンで宮崎駿作品が上映されています。
『もののけ姫』(1997)と『千と千尋の神隠し』(2001)は確実に観たけれど、
1984年製作の本作は劇場では観ていないと思うのです。
 
地球壊滅後の近未来が舞台。
「火の7日間」という戦争によって文明が崩壊してから千年が経過。
大地は汚染されて「腐海」と呼ばれる菌類の森が広がっています。
菌類から放出される瘴気は、人類にとっては猛毒。
生き延びていた人々も瘴気にやられ、ひとつまたひとつと国が消えてゆきます。
 
まだ残っている風の谷を守るのは、族長の娘ナウシカ。
腐海を守る巨大な蟲、王蟲(オーム)を殲滅させようとする国が多いなか、
ナウシカは共存すべきと考えている。
人類から攻撃を受けて怒り狂う王蟲の気持ちを理解し、
王蟲をはじめとする腐海の生物たちが決して害ではないことを説きます。
 
なんと面白いのか。
35年前の作品だから、技術の面では今のほうがずっとずっと凄いはず。
でも物語そのものが面白くて心を捉えられます。
砂煙なども実際に上がってくるように思えて、
あらためて宮崎駿って凄いんだなぁと感じました。
 
この世のすべての生き物に役割があるという台詞が
それを思い出しました。
 
私たちの世代は、ナウシカと聞くと必ず思い出す安田成美の歌。
『ザ・ベストテン』で思いっきり音を外していたやつ。懐かしい。(^o^;

—–

『がんばれ!チョルス』

『がんばれ!チョルス』(英題:Cheer up, Mr. Lee)
監督:イ・ゲビョク
出演:チャ・スンウォン,オム・チェヨン,パク・ヘジュン,キム・ヘオク,
   アン・ギルガン,チョン・ヘビン,リュ・ハンビ他
 
シネマート心斎橋で3本ハシゴの3本目。
ここ最近でいちばん泣いた作品かも。とてもよかった。
 
マッチョなイケメンながら知的障害を持つチョルスは、
大衆食堂を営む弟家族と共に暮らしている。
 
ある日、チョルスの目の前で1台の車が停まる。
運転席の上品なおばさんから道を尋ねられ、助手席に押し込まれる。
おばさんはなんとチョルスを拉致して病院へと連れて行き、
チョルスに次から次へと検査を受けさせる。
 
実はそのおばさんはチョルスの義母。チョルスの妻だった女性の母親だ。
チョルス夫婦に生まれた娘セッピョルを義母が引き取って育てていたが、
セッピョルが白血病にかかっており、血液を輸血する必要があるのだという。
たまたま病院の待合室ですでに出会っていたチョルスとセッピョルは、
自分たちが親子であることを知ったものの、いまいちピンと来ないチョルス。
 
セッピョルからもらったスナック菓子があまりに美味しくて忘れられないチョルスは、
翌朝、爆睡中の弟の財布をこっそり拝借、菓子を買おうと表に出る。
そこでセッピョルとまたしても遭遇。
セッピョルは同じ病の仲間たちの協力を得て病院から脱出し、
友だちへの誕生日プレゼントを用意するために大邱へと向かうところだった。
しかし、幼い子どもがひとりで切符を買おうとすると、何かと大人がうるさい。
致し方なくセッピョルは、体だけは大きなチョルスを連れて大邱に行くのだが……。
 
後ろのオッサン笑いすぎ!と思うぐらい、最初からよう笑ってはりました。
笑いすぎやけど、その気持ちもわかる。面白い。
 
マッチョなイケメンというけれど、私のタイプじゃないので、
街行く人がチャ・スンウォン演じるチョルスに見惚れるのはようわからん(笑)。
しかも、なんぼイケメンでも頭の中は幼いままの彼にみんながうっとりって何!?と思っていました。
そうしたら、次第に彼の障害が先天的なものではなく、
何か事故が起きてこうなったのだろうということがわかりはじめます。
 
弟をはじめとする周囲の人々の温かいことと言ったら。
義理と人情に厚い人ばかり。
スポーツジムのやわそうなオッサンも訳ありだとわかり、
ヤクザが出てくるところには大笑い。
 
全編に渡ってよく笑い、最後はもう涙なしでは観られません。
インド映画を観たことがないのに興味がないという人に
韓国映画を観ずに嫌っている人にはぜひこれをお薦めしたい。
笑って泣いて。
 
映画鑑賞後に改めて「チャ・スンウォン」で検索したら、
マジでめっちゃマッチョイケメンな画像が出てきてびっくり。これは見惚れる。

—–

『ラブ・アゲイン 2度目のプロポーズ』

『ラブ・アゲイン 2度目のプロポーズ』(英題:Love, Again)
監督:パク・ヨンジプ
出演:クォン・サンウ,イ・ジョンヒョン,イ・ジョンヒョク,ソン・ドンイル,
   チョン・サンフン,キム・ヒョンスク,パク・キョンヘ他
 
観るのにパワーを要した『悪の偶像』から一転、軽いラブコメ。
シネマート心斎橋にて3本ハシゴの2本目です。
数週間前に同じ劇場で観た『色男ホ・セク』がすごく良かったから、
本作にもめっちゃ期待していたのですが、ちょっと空振りかなぁ。
 
別れることを決意した夫婦、ヒョヌとソニョン。
絶対に離婚式をするとソニョンが言い張るから、ヒョヌは致し方なく承諾。
友人知人上司を招待して赤っ恥覚悟の離婚式を盛大に開いた後は、
晴れて独身となったことが嬉しくてたまらないヒョヌ。
 
ところが、別れてからもなんだかんだと連絡してくるソニョン。
やれ事故った、やれ腕が痛い、などなど。
今はソニョンがひとりで暮らす、元はふたりの家に寄ってみると、中は荒れ放題。
なんとなくソニョンを放っておけず、家事を引き受けるヒョヌ。
 
腕のギプスが取れてからもつきまとうソニョンにヒョヌがキレ、
未練があるわけじゃなくて同情しているだけ、二度と会いたくない宣言。
凹んだソニョンはひとり呑み、酔っぱらって海に落ちてしまう。
 
彼女を助けたのは近所の動物病院の院長を務めるサンチョル。
すっかりソニョンに惚れてしまうが、
奥手のサンチョルはどのように彼女にアプローチすればいいのかわからず、
サンチョルのかつての同級生だったヒョヌに恋愛相談。
まさかサンチョルの好きになった相手がソニョンだとは思わないヒョヌは、
あれこれとアドバイスをするのだが……。
 
ヒョヌ役にクォン・サンウ、ソニョン役にイ・ジョンヒョン
サンチョル役にはイ・ジョンヒョク
 
とにかくソニョンにイライラ。
イ・ジョンヒョンは確かに可愛いのですけれど、
こんな勝手な女のどこがいいのかわからない。
酒癖も悪くて、酔って喋ったらあかんことべらべら喋るし。
どう見てもヒョヌのほうがええ奴やと思うのに、
みんなソニョンのことをベタほめして、ヒョヌにはもったいないとかぬかす。
可愛けりゃなんでもええのか!?と憤るのは単なる嫉妬なのでしょうか。(^^;
 
ほとんど笑えないまま話が進み、最後にはまぁまぁな感じに。
これで主演が私のタイプじゃなかったら、勘弁してと言いたくなるところでした。
クォン・サンウがわりと好きだから許す。
 
ところで、ソニョンの仕事は翻訳業。
作品中で彼女が字幕を翻訳しているのは『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(2017)です。

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『悪の偶像』

『悪の偶像』(英題:Idol)
監督:イ・スジン
出演:ハン・ソッキュ,ソル・ギョング,チョン・ウヒ,
   ユ・スンモク,チョ・ビョンギュ,キム・ジェファ他
 
先週じゃなくて先々週の土曜日のこと。
ミナミで4本ハシゴ。まずはシネマート心斎橋で3本、その1本目。
 
コロナ禍の劇場はどこも前後左右の席をひとつ空けてチケットを販売しています。
TOHOシネマズだけは空けてあるはずの席そのままだけど、
その他の劇場はテープを貼ったり、「ここは座れません」という紙を貼ったり。
今まででいちばん面白いと思ったのがこのシネマート心斎橋。
空けてある席にはマ・ドンソクが睨みを利かせて
「ここは俺の席だ」と宣言しているチラシが貼られています。
こういう遊び心は嬉しいですねぇ。
 
韓国作品。
「息子の射精を手伝ってやった」という衝撃的なモノローグから始まります。
 
漢方医から市議会議員となったミョンフェは、清廉潔白なイメージで巷の人気者。
今や知事選の最有力候補と目されている。
 
ある晩、ミョンフェの一人息子ヨハンが事故を起こす。
ミョンフェの車を勝手に使い、飲酒運転して人を撥ねたうえ、
遺体を車に積んで自宅のガレージまで運び込んできたのだ。
目撃者は誰もいないというヨハンの話を信じ、
ミョンフェは遺体を現場に戻してからヨハンに自首をさせる。
そうすれば実刑は免れるだろうし、知事選への影響も最小限に抑えられるから。
 
被害者の身元がプナンという青年であることが判明し、
ミョンフェの思惑どおりに話が進みはじめるが、
プナンの父親ジュンシクは、息子がひとりでいたはずはないと断言する。
プナンは新婚旅行中で、しかも妻のリョナは妊娠していると。
 
嫁であるリョナの安否を気遣うジュンシクと、
今さら目撃者に出てこられては困るミョンフェと。
双方がリョナの行方を血眼になって探しはじめるのだが……。
 
いろんな問題がてんこ盛りで、ぼーっと観ていると置いてけぼりにされます。
 
プナンには知的障害があり、リョナは中国からやってきた不法滞在者
政治の話も絡んでくるから、ちょっと盛り込みすぎでしょと言いたいような気も。
一度観て一応すべてわかった気持ちになっていますが、
振り返ってみると、「えっと、あの台詞ってどういうこと!?」と思う箇所もあったりして、
「二度三度観たくなる」という触れ込みはあながち大げさともいえません。
 
サスペンスミステリーだと思っていたのに、終盤はほとんどホラー。
リョナが凄すぎて、強制送還されることを恐れる不法滞在者って、
これぐらいの強さがなければ乗り越えられないのかもと思いました。
 
もう一度観るのはキツいから、どなたかご覧になった人とお話ししたい(笑)。
ところでソル・ギョングって内野聖陽にちょっと似てませんか。

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