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『パブリック 図書館の奇跡』

『パブリック 図書館の奇跡』(原題:The Public)
監督:エミリオ・エステヴェス
出演:エミリオ・エステヴェス,アレック・ボールドウィン,ジェナ・マローン,テイラー・シリング,
   クリスチャン・スレイター,チェ・“ライムフェスト”・スミス,ジェイコブ・バルガス他
 
なんばパークスシネマ地獄にハマってハシゴの2本目。
 
監督・脚本・製作・主演、すべてエミリオ・エステヴェス
私は「本は買う派」なので、図書館には高校時代にかよったのを最後に、
仕事で利用する以外はほとんど縁がありません。
でも本が大好きだから、タイトルに「図書館」とある映画はスルーできない。
 
オハイオ州シンシナティ公共図書館には、本を借りに来る市民のほか、
着替えや洗面等、身支度を整えるためにホームレスもやって来る。
図書館員スチュアートはそんな彼らとも顔見知りで、融通を利かせること多数。
 
しかしある日、館長から呼び出され、自分が訴えられていると知る。
あるホームレスが、スチュアートに追い出されたと言うのだ。
市長選に出馬予定の検察官ジョシュが関わっており、
この件を上手く利用して市民の人気を得ようとしているのがありあり。
 
真面目に働いてきた自分がなぜ訴えられなければならないのか。
解雇されるかもしれず、悶々とするスチュアート。
 
そんな折、シンシナティに寒波が襲来。ひと晩外にいれば間違いなく凍死する。
市のシェルターは満杯で、行き場を失ったホームレスが図書館に押し寄せる。
およそ70人のホームレスたちは閉館時間になっても退出しようとせず、
今晩くらいは図書館に泊めてくれと3階フロアを占拠するのだが……。
 
平和に話が進んでいた序盤、ちょっと寝ました(笑)。
騒動が始まるところからはしっかり目が覚め、二度と睡魔には襲われず。
 
開館を待つホームレスが列をなす状態に驚いたのですが、
日本の図書館でもこういうことがあるのでしょうか。
 
ホームレスたちはトイレに直行して、歯を磨いたり体を拭いたり。
でもそれだけじゃなくて、彼らは読書が大好きなんです。
やたら博識な人もいたりして、見た目だけで人を判断しちゃいけないとしみじみ思う。
 
彼らはたったひと晩、寒さを凌ぎたいだけ。
穏やかなデモのはずなのに、どうしても悲劇に仕立てあげたいアホなキャスターが、
スチュアートが読み上げる『怒りの葡萄』の一節をまったく知らず、
アホ丸出しの表情をしていたとき、スチュアートの同僚マイラのツッコミが傑作でした。
 
図書館にお勤めの方は本作を観て誇りに思うはず。

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『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』

『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』(原題:Britt-Marie Var Har)
監督:ツヴァ・ノヴォトニー
出演:ペルニラ・アウグスト,アンデシュ・モッスリング,ペーター・ハーバー,
   マーリン・レヴァノン,ランスロット・ヌベ,ヴェラ・ヴィタリ他
 
この日は武庫之荘で晩ごはんの予定。
西宮で映画をハシゴしてから向かうのが動線的にいちばん良いのに、
次週からの終業後にも近所で観られそうな作品しか上映していない。
致し方なくなんばパークスシネマへ。このパターンって前々週と同じ
 
この劇場では、売店を利用するときにもメンバーズカードを提示します。
すると自動的に映画鑑賞チケットが貰える抽選にエントリーすることになる。
たまにフィッシュ&チップスのセットを購入するのですが、
3回に1回ぐらい当選している気がする。言い過ぎかなぁ。
今回も前々週に行ったときに当たったチケットで無料鑑賞しました。
これがなんばパークスシネマ地獄というものよ(笑)。
 
原作はフレドリック・バックマンの『ブリット=マリーはここにいた』、
スウェーデンのベストセラー作品。それを本国で映画化。
主演のペルニラ・アウグストは国民的女優なのだそうです。
監督は女優でもあるツヴァ・ノヴォトニー。美人!
『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』(2017)ではボルグの婚約者を演じていました。
美人で、女優で、みずから映画まで撮って、天は二物を与えるもんだ
 
ブリット=マリー、63歳。
ところがある日、夫ケントが心臓発作を起こしたとの連絡を受け、
慌てて病院へ駆けつけると、ケントの傍には見知らぬ女性が寄り添っている。
仕事で忙しいのだとばかり思っていたが、長らく欺かれていたわけだ。
 
わずかなへそくりと小さなスーツケースを手に家を出るブリット=マリー。
職を求めるが、この年齢だし、外で働いた経験は40年前を最後になし。
サッカーに詳しいのならひとつだけ職があると聞き、すぐさま飛びつく。
 
ありついた仕事はボリという田舎町のユースセンターの管理人で、
地元のユースサッカーチームのコーチも兼ねている。
サッカーに詳しいなんて実は大嘘で、サッカー狂の夫に辟易していただけ。
しかも子どものいない彼女は、子どもたちにどう接すればいいのかわからず……。
 
サッカーをまったく知らないオバハンがサッカーチームのコーチになって、
一度も勝ったことのないチームが勝利する話だったら嫌だなぁと思っていました。
それはサッカーをナメてますよね。
 
でもそうじゃなかった。
とりあえずブリット=マリーはサッカー教本を片手に学びはじめ、
集まれば球の蹴り合いだけをしていた子どもたちに、
幾分かは練習らしい練習をさせるようになります。
もちろんズブの素人の彼女が教えたところで、子どもたちは上達なんかしないけど、
少しずつブリット=マリーの頑張りを認めるようになります。
 
「夫は私に想像力がないと言うの。でもそれは違う。私にだって想像力はある。
だって、想像力がなければ、夫の浮気に気づいていないふりなんてできないもの」
とブリット=マリーがつぶやくシーンが心に残りました。
長らく欺いておいて、妻に出て行かれると慌て、連れ戻しに来る夫。
「君がいないと家の中がめちゃくちゃだ」、聞いて呆れる。
妻は家の中を綺麗にするために居るものじゃありませんから。
 
良いお話です。これも男性が聞くと耳が痛いか(笑)。

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『WAVES/ウェイブス』

『WAVES/ウェイブス』(原題:Waves)
監督:トレイ・エドワード・シュルツ
出演:ケルヴィン・ハリソン・Jr.,ルーカス・ヘッジズ,テイラー・ラッセル,アレクサ・デミー,
   レネー・エリス・ゴールズベリー,スターリング・K・ブラウン他
 
イオンシネマ茨木にて。
 
批評から絶賛されたホラー映画『イット・カムズ・アット・ナイト』(2017)の
トレイ・エドワード・シュルツ監督が撮った青春映画。
なぜか『イット・カムズ・アット・ナイト』には興味が湧かずにスルー。
ホラーだったら何でも観たくなるというわけでもなくて、
私の好奇心を掻き立てる要素が何なのかは自分でもわかりません。謎。
 
結構長めの135分。
前半はある兄妹の兄が主人公、後半は妹が主人公です。
 
アフリカ系アメリカ人の兄タイラーと妹エミリーは現在高校生。
フロリダのまばゆい光のもと、裕福な家庭で何不自由ない暮らし。
タイラーは成績優秀、レスリング部のエースで、美しい恋人アレクシスとの仲も順調。
厳格すぎる父親に反発心はあるものの、それを言っては罰が当たるほどの恵まれた毎日。
 
ところが、肩に違和感をおぼえたタイラーが病院で診察を受けたところ、
一刻も早く手術を受けなければ危ないほど具合が悪いと知らされる。
そんなことを父親に打ち明けられるはずもなく、無理をして試合に出場。
結果、大事に至り、タイラーは自暴自棄になる。
 
こんなタイラーがとんでもない事件を起こし、
後半はその事件の加害者家族となってしまったエミリーに焦点を当てます。
 
兄が加害者となったせいで、エミリーには誰も近寄りません。
それだけではなく、SNSをすれば酷いメッセージが送られてくるから、
何もかもやめて、あきらめたような毎日を送っているエミリー。
そんな彼女に、タイラーの妹であることを承知のうえで声をかけるのがルーク。
 
「青春の苦悩と家族の再生を、全編を彩る豪華アーティストの名曲の数々をバックに
スタイリッシュに描き出す」となっていて、確かにスタイリッシュ。
しかし私は全然知らない曲ばかりで、ただ「オシャレやなぁ」としか思えない。(^^;
 
お涙頂戴になっても不思議ではない展開なのですが、そうはならないのがエライとこ。
タイラーやエミリーの心情をしつこく説明するようなシーンはなく、
表情を見ていれば、彼らの焦り、苦悩が伝わってきます。
 
若い子向きかもしれません。
ところで、これも私、“おひとりさま”だったんですけれど。
7月は3度目のスクリーン独占状態

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2020年7月に読んだ本まとめ

2020年7月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3446ページ
ナイス数:896ナイス
https://bookmeter.com/users/762098/summary/monthly

■ヅカメン! お父ちゃんたちの宝塚 (祥伝社文庫)
掴みはイマイチ。だって、その界隈に暮らす関西人は「~やさかい」という関西弁は使わないから。しかし第2話以降はとてもいい感じ。宝塚音楽学校に入りたい娘だったりその家族だったり、関西人ではない人が多く登場するから、第1話で抱いたような関西弁への違和感がなく、話に没入できる。「ちょっぴり焦り気味の重松清」みたいにも思いましたが(笑)、それもまた良し。各話の登場人物が絡み合っていて、入学からスターになるまでを見守っている気持ちになれます。一度は観てほしい宝塚。世界の盗塁王・福本豊氏もいまやすっかりヅカファンです。
読了日:07月01日 著者:宮津大蔵
https://bookmeter.com/books/15551908

■怨毒草紙 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)
何よりも楽しみにしているシリーズなのですけれど、刊行を待つ間に期待値が上がりすぎてしまいました。地面から首だけ出して生きたまま鋸でギコギコされる描写があまりに恐ろしくて苦笑い。その割には前作までと比べると凄絶さ控えめなクライマックス。個人的には物足りない。でも、これほど真剣な生臭坊主をもしかすると初めて見た気がしますし、やはりいろいろと面白い。「ほぼほぼ」という言葉がどうにも苦手な私は、「繰り返すほど本気度が下がるというもの」という和尚の言葉にも大きくうなずきました。血みどろ絵の展覧会は絶対当たるっしょ。
読了日:07月04日 著者:内藤 了
https://bookmeter.com/books/15946280

■ある女の証明 (幻冬舎文庫)
どうしてこんな女を住まわせるんだろうと思うけれど、騙されているのかもしれないと承知のうえで、明かりの灯った部屋を見て泣きそうになったという男の気持ちを考える。幸せかどうかは他人が決めることじゃないもんなぁって。各章の冒頭に三面記事が掲載されています。その記事の当該者や関係者の視点で語られる章仕立て。数年を遡りつつ最終章まで進んだとき、貴和子は本当はどんな女だったのだろうと、やるせない気持ちに。類い希なる母性の持ち主だったのかもしれない。今もぼんやりと貴和子のことを考えています。このドロドロ感はクセになる。
読了日:07月06日 著者:まさき としか
https://bookmeter.com/books/13149951

■種のキモチ (幻冬舎文庫)
中高生に大人気の作家がこんなん書いてもいいのでしょうか(笑)。女性の胸に花が咲く『シャニダールの花』という映画がありました。そのグロい版を見せられている感じ。気持ち悪さとしては、科学者が人間と植物を融合させる実験をおこなう『悪魔の植物人間』のほうが近い。相変わらず山田さんの文章は平易。難しい言葉が一切なく、行間に込められた思いなんかも感じないままズンズン進む。これをロマンチックホラーというんかいな、キモっと思いながら、薄いおかげで即読了。決して好きとはいえないけれど、これで読了が1冊増えたんだからいいや。
読了日:07月09日 著者:山田 悠介
https://bookmeter.com/books/15590116

■ストロベリーライフ (毎日文庫 お 1-1)
農業にまるで興味のなかった人が農業する話だよねぇ。そう思いながら読み始めました。その予想と寸分違わず。主人公の元の勤務先が広告代理店だから、大好きな“ユニバーサル広告社”シリーズと重なることを期待したけれど、そんなことはなく。苺は好きでも、苺の作り方いろいろ説明されたところでなかなか興味は持てません。でも私にはこの人の擬態語がツボだ。主人公の幼い息子の行動を表す擬態語に思わず笑う。なんだかんだで読まされて、じわっと笑わされ心打たれ、気がつけばすんなり読了していた全430頁。人が何かに没頭する姿ってええな。
読了日:07月14日 著者:荻原 浩
https://bookmeter.com/books/14499605

■ヒートアップ (幻冬舎文庫)
映画版がアンマリで避け続けていたデビュー作をようやく手に取ったものの、乗れずに一旦止め、先にこれを。当たり前かもしれんけど、最近の作品のほうがずいぶんこなれていませんか。って、どんだけ上から目線やねん、私。失礼。囮捜査でシャブを打とうとも決してヤク中にはならない特異体質のマトリ七尾とヤクザ山崎との掛け合いがコミカル。最後は壮絶すぎて、月村了衛の『槐』を思い出しました。凄絶であっても、死にはしないと安心している部分があります。で、そのとおり、安心。今回も見事に騙されました。あ、そう。女だったのね。(^O^;
読了日:07月17日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/8201800

■君が夏を走らせる (新潮文庫)
瀬尾まいこというよりは坂木司を読んでいるような気分でした。今まで似ていると思ったことはなかったけれど、道理でどちらも好きなわけです。不良ぶった高校生が主人公でこのタイトル。想像されるのは青春もの。しかしベビーシッターのバイトに明け暮れる物語だとは想像できず。彼が預かるのは1歳10カ月の女児。丸1カ月、日中ずっと男子高校生に預けるのは、実際には無しだと思います。違和感を抱きつつも嫌な気分にならないのは、やはりこの著者だからなのでしょう。ちょっとしかないけど、走るシーンが爽快。ぶんぶー、口癖になりそう(笑)。
読了日:07月21日 著者:瀬尾 まいこ
https://bookmeter.com/books/15995627

■凶犬の眼 (角川文庫)
刑事もヤクザも登場人物多すぎ(笑)。どこの組のもんやら思い出すのが大変で。だけど話がとっ散らかることはないから、置いてけぼりにされずに没頭できます。必ず『孤狼の血』を読んでからどうぞ。田舎の駐在所へ左遷された日岡。事件など起こるはずもないのどかな村で、日岡の目の前に現れる指名手配中の極道。ヤクザに肩入れするわけじゃないですが、こうも賢くて器がでかくて仁義を通すさまを見せつけられると、今の政治家よりよほど信頼できそうだと思ってしまう。これを女性作家が書いているなんて、凄すぎる。手酌が似合う女にはならんとこ。
読了日:07月24日 著者:柚月裕子
https://bookmeter.com/books/15389895

■骨を弔う (小学館文庫)
学校から盗み出した骨格標本を山中に埋めた子どもたち。もしかしてあれは本物の骨だったのではと当時を振り返る。早々、話中に著者の名前が出てきてシラける。人気作家という扱いを愛嬌とみなすべきなのでしょうが、どうにもそうは思えず。名前が出てくるたびにゲンナリしていたのですけれど。そうか、これはこの名前でなきゃ駄目だったのか。そもそもがこの名前を使って何か書こうという遊び心から始まったのかしら。しかしこういう芸風の作家ではないと思うから、やはり自身を人気作家として登場させるのはどうだか。読後感は○。幼なじみはいい。
読了日:07月28日 著者:宇佐美 まこと
https://bookmeter.com/books/15835061

■それでも気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている (講談社文庫)
ダンナが化学調味料アレルギー、特に「調味料(アミノ酸等)」はNGゆえ、チェーン店で食べられるものはほぼありません。そんなだから、これらのチェーン店の中でわが家が利用しているのは、化調不使用を謳う松屋ぐらい。化調平気だった私も、毎日化調を使わずに生活していると、次第に受け付けなくなってきてしまうものです。とはいえ胸やけ胃もたれ確実のチェーン店に心が躍らないわけでもない。最も惹かれた天麩羅食べ放題のお店が今はもうないとは(泣)。蕎麦とビールで440円とか、メキシコ料理屋じゃないのにメヒコとか、なんか気になる。
読了日:07月30日 著者:村瀬 秀信
https://bookmeter.com/books/15957953

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『ブラック アンド ブルー』

『ブラックアンドブルー』(原題:Black and Blue)
監督:デオン・テイラー
出演:ナオミ・ハリス,タイリース・ギブソン,フランク・グリロ,
   マイク・コルター,リード・スコット,ボー・ナップ他
 
同じくイオンシネマ茨木にて。
 
故郷であるニューオーリンズに戻って警官となったアリシア。
ある日の勤務終了後、コンビを組む警官ケヴィンのもとへ
夜勤に就いてほしいとの依頼が入る。
その日はケヴィンが終業後に妻と過ごすのを楽しみにしているのを知っていたから、
アリシアは彼の代わりに夜勤を引き受けると申し出る。
 
ベテラン警官のディーコンに連れられ、付近の巡回に出たアリシア。
廃墟に入るディーコンについていこうとすると、車内で待つようにと言われる。
しかし銃声が聞こえたため、廃墟に入ってみると、
そこにはディーコンと共に麻薬課の刑事テリーとボーの姿が。
 
息を潜めて様子を窺っていたところ、なんとテリーが売人を射殺。
アリシアが目撃したことに気づいたテリーたちは、彼女をも殺そうとする。
一部始終を撮影したカメラをアリシアが装着していたから、
彼女を抹殺しなければ、テリーたちは警察をクビになる。
 
なんとか逃げてカメラの中身をアップロードしたいが、
周囲にいるのはテリーの息がかかった警官ばかり。
しかも殺された売人は地元ギャングのボス、ダリウスの甥っ子ゼロで、
アリシアにゼロを殺されたと信じるギャングたちも彼女を追い……。
 
ノーマークでしたが、かなり面白かったです。
汚職警官の話って本当に多いですが、実際こんなにいるもんなんですかね。
いるんだろうなぁ。
 
テリーが見るからにずるそうなのに、それを信じるダリウスが阿呆に見えます。
元軍人のアリシアが孤立無援で奮闘。
そんな彼女の闘いぶりを見て協力する昔の知り合い、マイロの存在が心強い。
 
この町の出身だから、同じ黒人だからと言っても、一旦は出て行った人間。
しかも警官だなんてと、故郷の人間のアリシアを見つめる目は冷たい。
マイロのみが味方という状況からどうなるか。最後は胸がすく。痛快。

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