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Netflixで韓国ドラマ『私たちのブルース』。

劇場に行くのも面倒だった日曜日、Netflixで何か観ようと思いました。
映画を観るつもりだったのに、新作っぽい韓流ドラマが目に止まる。
だって、イ・ビョンホンって書いてあるよ。スルーできないでしょ。
 
4月9日に配信がスタートしたそうで、現時点では第4話まで配信されています。
私が観たのはまだ最初の2話のみ。
各話に副題が付いておりまして、どうやら第3話までの副題が「ハンスとウニ」。
ここまでの主人公はハンス(チャ・スンウォン)とウニ(イ・ジョンウン)です。
 
舞台は済州島。この島出身で、オバハンになった今も島で暮らし続けるウニは独身。
「どうして結婚しないんだよ」「相手がいないからだよ」とあっけらかんと答える、
女が惚れる女のような人物。オバハンになった伊藤沙莉みたいな感じですかね(笑)。
 
複数の魚屋にカフェまで経営する彼女は、堅実な商売でビジネスの展開に成功。
しかし驕ることなく、厄介な兄弟の面倒までみています。
そんな彼女の初恋の相手がハンスで、彼はソウルの大学を卒業して銀行に就職。
支店長となって済州島へと帰ってきました。
 
一見ハンスは成功者に見えますが、ゴルフ留学した娘に金を注ぎ込み、
娘についてアメリカを巡る妻ミジンとの関係は破綻。
金を工面するために家まで売り払ってしまいましたが、それでも費用が足りません。
 
何十年かぶりに出世して帰ってきたかに見えるハンスは、
ずっと地元で暮らしている同級生たちから同窓会に誘われ、集られます。
みんな全然悪気はありません。銀行の支店長なんだから金を持っていると信じて疑わない。
 
でも、ウニはそんなふうには思わない。
ハンスが金に困っていると察したわけではなく、支店長といえどもサラリーマン、
一生懸命働いている人に集るなんてありえない、逆に久々の帰郷者にご馳走するべきでしょと言う。
ね、男前でしょ、ウニって。
 
ハンスもウニのような「正しい人」であってほしいと観ているこちらは思うわけですが、
第2話の時点では、ハンスがよからぬことを考えているのではと嫌な予感。
自分がウニの初恋の相手であることを知っていて、かつ、ウニが金を持っていることも知っている。
愛娘のため、ウニから金を取ろうなんて考えてないよね、と疑いたくなるのがここまでの話。
 
第3話で「ハンスとウニ」は終わるようですから、とっととそれを観ることにします。
嫌な予感を持ちつつも、そんな嫌な話で終わるはずがないから期待。
 
そしてここまでただの脇役に過ぎなかったイ・ビョンホンがいつメインになるのか、
また、やはりまだ脇役でウニの店を手伝う船長役のハン・ジミンと、
彼が秘かに想いを寄せるいかにも尻軽そうな(!?)海女役のキム・ウビンがメインとなる話もあると思われ、
今後のエピソードが楽しみです。

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『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』

『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』
監督:永岡智佳
声の出演:高山みなみ,山崎和佳奈,小山力也,池田秀一,古谷徹,高木渉,湯屋敦子,白石麻衣他
 
封切り日に駆けつけるほどのファンじゃないんです。でもほかに観るものがないし。
先週金曜日の仕事帰りに109シネマズ箕面にて。
 
きっちり毎春公開される劇場版シリーズ第25弾。と思ったけれど、
そうか、コロナの襲来で1年飛んじゃったのでしたね。
そしてこのシリーズは、作中の時期を春に合わせたりはしないようです。
 
ハロウィンの季節が近づいてにぎわう東京・渋谷
渋谷ヒカリエでは武装集団が乱入する結婚式を想定した訓練を実施中。←ネタバレすみません。(^^;
新郎新婦役は実際に婚約中の警視庁捜査一課の刑事・高木(♂)と佐藤(♀)で、
コナンや少年探偵団の面々はそれが訓練だと知らずに参列していたものだからビックリ。
 
聞けば、元警視庁捜査一課の警視正で大怪我をきっかけに退職した村中が、
入院中に運命的な出会いをしたフランス人女性クリスティーヌと結婚することになったのだが、
ふたりの結婚式を襲うという脅迫を受けているらしい。
 
一方、公安警の安室(=降谷)と風見は、脱獄した連続爆破事件の犯人を追跡中。
ところがその犯人は首輪爆弾をつけられており、安室と風見の目の前で死亡。
爆風で飛ばされて転落寸前の風見を安室がなんとか助ける途中、
身動きができずにいる安室に何者かが近寄り、安室にも首輪爆弾を仕掛けて立ち去る。
 
そいつこそ、世界各地で爆破事件を起こしている謎の殺し屋プラーミャ。
村中とクリスティーヌに脅迫状を寄越したのも奴。
首輪爆弾の解除方法が掴めない安室は、いつ爆弾が作動しても死ぬのは自分だけでいいように、
強化ガラスに囲まれた地下室に潜伏し、風見を通じてコナンに協力を要請するのだが……。
 
鑑賞後にウィキなどを読んだところ、プラーミャは国籍不明とあるのですが、
観ている間はその呼び名のせいもあり、ロシア人としか思えませんでした。
そしてプラーミャを追って日本に大挙してやってくるのが皆ロシア人なんです。
 
ロシアとウクライナがこんなことになっている今、ロシア人の話って、どんなタイミングやねん。
しかもどうも話の流れとしては、ロシア人集団は実は善人のようで。
どのタイミングで作られた話か知らんけど、なんだかなぁと思って観ていたら、
いやいや、これは絶妙のタイミングなのではなかろうかと、途中から興奮しました。
 
日本にやってきたプラーミャは、自分の正体を知る者を皆殺しにしようとします。
そのプラーミャを追ってきたロシア人たちは、故郷でプラーミャに家族を殺された人々。
彼らをもまとめて爆死させる計画を立てているプラーミャに立ち向かうロシア人。
 
もう、プラーミャはプーチンにしか見えません。
ロシア人みんなが戦争をしたいと思っているわけではないし、反対している人だっている。
この争いで家族や大切な人を失った彼らは、プーチンを殺したいと思っている。
そんなふうにしか見えなくて、すげぇなコナンと思いました。
 
プーチンの、違った、プラーミャの息の根を止めようとするロシア人たちに、
それはしてはいけない、そこから先は警察がちゃんとやるからと言うコナン。
警察をアテにしていいのかどうかは別として、タイムリーすぎる“名探偵コナン”にただただ驚く。

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『とんび』

『とんび』
監督:瀬々敬久
出演:阿部寛,北村匠海,杏,安田顕,大島優子,濱田岳,宇梶剛士,尾美としのり,吉岡睦雄,宇野祥平,
   木竜麻生,井之脇海,田中哲司,豊原功補,嶋田久作,村上淳,麿赤兒,麻生久美子,薬師丸ひろ子他
 
109シネマズ箕面にて。
 
原作は重松清の同名ベストセラー小説。
2003年から2004年にかけて中日新聞をはじめとする各地方紙で連載され、2008年に書籍化。
2012年には堤真一主演でNHKがTVドラマ化、2013年には内野聖陽主演でTBSがドラマ化。
息子の旭(あきら)役はそれぞれ池松壮亮佐藤健でした。
旭をかばって亡くなった妻の役はそれぞれ西田尚美常盤貴子
寺の息子・照雲役は古田新太野村宏伸で、MBS版の和尚・海雲役の柄本明は特に思い出深い。
また、小料理屋“夕なぎ”の女将役は小泉今日子麻生祐未でしたねぇ。
さて、あなたはどのキャストがいちばん好きですか。本作と見比べるのも楽しいです。
 
昭和30年代後半、瀬戸内海に面する備後市に暮らすヤスこと市川安男(阿部寛)は町の名物男。
運送会社に勤める彼は武骨だが、妻・美佐子(麻生久美子)のことを愛してやまない。
やがて息子・旭が生まれて幸せいっぱいの日々を送っていたが、
旭が3歳になったある日、休日出勤のヤスの仕事場を美佐子と旭が見に来る。
そのとき、積み荷の下敷きになりかけた旭をかばい、美佐子は死んでしまう。
 
以来、シングルファーザーとして旭を育てるヤス。
母親がどんな事故で亡くなったのか知りたがる旭に、「お父さんをかばって死んだ」と嘘をつくヤス。
そのせいで、成長した旭(北村匠海)は親子喧嘩のさいにヤスを責めたりすることも。
 
それでも、市川家の墓がある寺の住職・海雲(麿赤兒)、その息子・照雲(安田顕)と妻・幸恵(大島優子)、
ヤスの幼なじみで行きつけの小料理屋の女将・たえ子(薬師丸ひろ子)、
職場の同僚や店の常連客たちに助けられ、優しくまっすぐに育っていく旭だったが……。
 
どう転ぼうが感動的な物語になるでしょう。
良い話に持って行こうとしすぎて私はちょっと苦手意識のある瀬々敬久監督ですが、
最近の瀬々監督作品の中ではいちばん良かったと思います。
ただ、苦手だという先入観があるからなのか、TVドラマ版のほうがより泣いた印象はある。
 
あと、原作とTVドラマ版の最後がどうだったのか覚えていませんけれども、
どれも本作と同じラストでしたかね?
まさか最後に私のもっとも不得意な老けメイクが出てくるとは。
ヤスが亡くなり、今から見送るという設定で、北村匠海との老けメイク。
ふたりの間の子どもを演じるのが井之脇海で、この設定に違和感バリバリ。
 
こういうシーンを最後に持ってくるところがやっぱり苦手だわと思った次第。
でも、いいシーンはいっぱいあります。泣けます。万人にオススメできるのは間違いない。
 
本作を観るまで“ダイナマイトが百五十屯”って甲斐バンドの曲だと思っていました。
もとは小林旭の曲で、甲斐バンドがカバーしていたとは。失礼しました〜。
いま小林旭のオリジナルバージョンを聴いてみたけれど、私はやっぱり甲斐バンドバージョンが好き♪

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『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』〈字幕版〉

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(原題:Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore)
監督:デヴィッド・イェーツ
出演:エディ・レッドメイン,ジュード・ロウ,エズラ・ミラー,ダン・フォグラー,
   アリソン・スドル,カラム・ターナー,ジェシカ・ウィリアムズ,ウィリアム・ナディラム,
   ヴィクトリア・イエイツ,リチャード・コイル,マッツ・ミケルセン他
 
公開初日に109シネマズ箕面にて。
 
いくら楽しいシリーズでも一度しか観ていないから、これがシリーズの何作目なのかもわからない。
自分のブログを遡って確かめると、1作目は『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)、
そして私はいずれも字幕版と吹替版の両方きちんと観ているらしい(笑)。
 
前作までの話をほとんど覚えていなくて、大好きなマッツ・ミケルセンが出演すると聞き、
新しい登場人物がいるんだわと思い込んでいました。
そうしたら、えーっ、ジョニー・デップが降板して(諸般の事情から降板させられて)、
ジョニーの後任としてマッツが選ばれたというではないですか。へ~っ。
 
で、本作はシリーズの3作目。
時期的には前作から数年後の1930年代、魔法界が第二次世界大戦に参戦するまでの話という設定だそうです。
 
魔法動物をこよなく愛す魔法動物学者のニュート・スキャマンダーは、
イギリス魔法省に勤める兄テセウス・スキャマンダーと共に、
ホグワーツ魔法学校の校長アルバス・ダンブルドアから呼び出される。
 
ダンブルドアによれば、史上最悪最強の魔法使いであるゲラート・グリンデルバルドが
魔法使いたちをも操りながらマグル(人間)を完全に消そうとしているらしい。
その野望を阻止するため、ニュートとテセウスをはじめとするチームを結成。
なんとかグリンデルバルドに立ち向かおうとするのだが……。
 
観ているうちにいろいろと思い出す。
そうだそうだ、この愛嬌のあるオッサンがジェイコブ・コワルスキーで、
マグルのくせに魔女のクイニーと恋に落ちたんだったなぁ、とか、
クリーデンスはグリンデルバルドに何か吹き込まれてダンブルドアを恨むようになったんだなぁ、とか。
 
個性的な登場人物が楽しいし、それを演じるキャストがいいですよね。
ニュート役のエディ・レッドメインとテセウス役のカラム・ターナーが脱獄するシーンは
その動きがあまりに可笑しくて笑いました。
ジェイコブ役のダン・フォグラーが無理矢理チームに加えられる様子も可笑しかったし、
そうだそうだ、彼は本来なら恋した記憶を失うところだったんだよね、
ちゃんとクイニーのことを大好きなままでよかった、などとも思う。
 
絶対植毛したにちがいないジュード・ロウはやっぱりカッコイイ。
彼の弟アバフォース・ダンブルドアを演じたリチャード・コイルのほうが年上に見えて、
そこはちょっと違和感があると思ったら、ふたりはタメでコイルのほうが数カ月上でした。
 
エズラ・ミラーには『少年は残酷な弓を射る』(2011)のせいで恐ろしいイメージしかありませんでしたが、
“ジャスティス・リーグ”のフラッシュ役と本作のクリーデンス役のおかげで、
もうあのおどろおどろしい少年の姿は思い出しません。底抜けに明るい役も見てみたいような。
 
ジョニー・デップよりマッツ・ミケルセンのほうが好きな私としては
こんな悪役でもミケルセンが出てくれるほうが嬉しいけれど、
デップのほうがキワモノ的おもしろさはあったから、そこはちょっと残念です。
 
とにかくこの先も楽しみなシリーズ。さて、これは吹替版を観るべきかどうか。

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『シャドウ・イン・クラウド』

『シャドウ・イン・クラウド』(原題:Shadow in the Cloud)
監督:ロザンヌ・リャン
出演:クロエ・グレース・モレッツ,ビューラ・コアレ,テイラー・ジョン・スミス,カラン・マルヴェイ,
   ニック・ロビンソン,ベネディクト・ウォール,ジョー・ウィロコフスキー,バイロン・コール
 
なんばパークスシネマにて、『女子高生に殺されたい』の次に。
時間がかぶっている超効率のいいハシゴだったので、最前列端っこを予約しました。
本編が始まる寸前に入場したら、最後列中央にお客さんあとひとりだけ。(^^;
 
鑑賞者のレビューを読むと、真っ二つに分かれています。
B級というのもあつかましいほどの駄作だという意見もあれば、絶賛する声も。
駄作だという人の気持ちもわかりますが、私は好きですねぇ、これ。
ほんと、あり得ない。バカバカしすぎて絶対憎めない。
 
なんと日本語のアナウンスで始まるニュージーランド/アメリカ作品。
 
第二次世界大戦下、1943年のニュージーランド。
女性兵士モード・ギャレット空軍大尉は、B-17大型爆撃機フールズ・エランド号に乗り込む。
彼女のことを何も聞かされていなかった男性乗員たちは怒るが、
四角い鞄を手にしたモードは、中身は最高機密であることを証明する書類を見せ、
かつ、決して開けてはならないことを乗員たちに言いつのる。
 
狭い機内に彼女が座るようなスペースはないと、下部砲台の銃座に押し込められ、離陸。
通信機越しに彼女を揶揄する男たちの下品な会話を聞かされて辟易。
 
ところが航行中、モードの目に日本軍の戦闘機が映ったばかりか、
見たことのない生き物が翼に張り付いていて……。
 
登場人物はモード役のクロエ・グレース・モレッツと乗員たちのみ。
最初の飛行場と最後の不時着場所以外はすべて機内の映像だから、すごく安上がり。
その割にエンドロールが長かったのはなんででしょ!?
同じ名前が何度も出ていたような気がしなくもない。ひとりでいっぱい仕事したとか?
 
もう絶対あり得ない(笑)。
誰もがおとぎ話だと思っていたグレムリンが現れて大変なことに(笑)。
すっげぇ恐ろしいツラ構えなんですよ、そのグレムリンが。
戦うクロエ・グレース・モレッツの姿の頼もしいことといったらありません。
グレムリンに持ち去られそうになった鞄を奪還するため、
高度2500メートルの空へ出て平気とかもあり得ん。あり得ないから笑ってしまう。
 
鞄の中身が何だったのかだけは書かずにおきます。
クロエ・グレース・モレッツのたくましい腕を見られて満足です。
大人になったねぇ。

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