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『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』

『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』
監督:入江悠
出演:広瀬すず,櫻井翔,江口洋介,勝地涼,中村蒼,富田望生,大島優子,上田竜也,奥平大兼,
   加藤諒,南野陽子,橋本環奈,真木よう子,魔裟斗,岡宏明,笹野高史,佐藤浩市他
 
TOHOシネマズ伊丹にて。
この日は1時間休を取っていました。健康診断で引っかかったところが若干気になって病院へ。
きっと検査に時間がかかるだろうから映画を観るのは無理かもしれないと思っていたのに、
何にも異常なしですぐに放免された勢いで『エスター ファースト・キル』を観たのでした。
で、1本で帰ればいいものを、異常なしで安心したせいか俄然元気になってこれも鑑賞。
 
2021年に日テレ系列の『日曜ドラマ』枠で放映されていたそうです。一度も観たことはありません。
総監督と脚本を担当した入江悠が劇場版でもメガホンを取る。脚本を担当するのは秦建日子
 
横浜にある探偵事務所“ネメシス”。
栗田一秋(江口洋介)が設立し、探偵を務めるのは自称天才の風真尚希(櫻井翔)、
その助手を務めるのは本当に天才の美神アンナ(広瀬すず)。
人気事務所だったはずが、ここ2カ月さっぱり仕事の依頼がなくて閑古鳥が啼いている。
経営難に陥って安いビルの屋上へと引っ越しを余儀なくされる。
 
最近アンナは同じ悪夢に悩まされている。
それは自分と親しい人が次から次へと悲惨な死を遂げる夢。
やがて、夢に出てきた謎の男“窓”(佐藤浩市)が現れて、不気味なことを告げる。
 
夢に出てくる殺人者が風真その人であることから、アンナは風間を避け気味。
避けられる理由がわからない風間がアンナの部屋を訪ねた折、
アンナの部屋に巨大な装置が仕掛けられていることに気づく。
それは決まった夢を人に見させることが可能な仕掛けで……。
 
TVドラマ版を一度も観ていないものですから、今までの経緯が全然わかりません。
ただ、アンナが世界初のゲノム編集ベビーであり、
その生みの親が今は亡き研究者(仲村トオル)であるということ、
彼は亡くなる前にゲノム編集ベビーの秘密をすべてアンナに託したことはわかる。
そしてその秘密を数多くの人が狙っていることも。
 
このキャストですもんねぇ、それほど面白くはなかったとしても、スベることはない。
わからないながらも不都合は皆無で、それなり以上にはならないそれなりの楽しさ。
 
結局、どんな科学技術も使う人と使い方次第。良いものにも悪いものにもなる。
金持ちが悪い使い方をすれば恐ろしいことが起こるのでしょうね。
 
人に狙った夢を見させる装置をつくるには百億ぐらい必要だそうです。
そこが本作でいちばん驚いたことでしょうか。
百億あればつくれるとみるか、百億も要るのかとみるか。
世界にはそのぐらいの金持ちはごろごろいるのかなぁ。

—–

『エスター ファースト・キル』

『エスター ファースト・キル』(原題:Orphan: First Kill)
監督:ウィリアム・ブレント・ベル 
出演:イザベル・ファーマン,ジュリア・スタイルズ,ロッシフ・サザーランド,
   マシュー・アーロン・フィンラン,ヒロ・カナガワ,サマンサ・ウォークス他
 
上映劇場のなかで仕事帰りにいちばん寄りやすいのはイオンシネマ茨木。
しかし茨木では21:30からの上映しかない。そんな遅い時間に観たら怖いやん。
で、18:35からの上映回があるTOHOシネマズ伊丹へ。
 
忘れたくても忘れられないほど怖くて面白かった『エスター』(2009)。
思えばあれ以降、私はジャウマ・コレット=セラ監督を追いかけています。
13年経って、このように続編というのか前日譚誕生。
ウィリアム・ブレント・ベル監督はどんなふうに料理するのか。
 
『エスター』でコールマン一家に引き取られる以前のこと。
 
エストニアにある精神病院に入院していた孤児リーナが看守らを殺して逃走。
リーナは行方不明者のリストを調べ、自分に最も似た女児エスター・オルブライトになりすますと決める。
彼女がでっちあげたストーリーは、エスターはアメリカ・コネチカット州で誘拐され、
ロシアに連れて行かれて4年、隙を見てようやく逃げ出してきたという話。
 
エスターの失踪事件を担当していた刑事ドナンからオルブライト家に連絡が入る。
エスターが姿を消してからすっかり元気をなくしていた父親のアレンは大喜び。
母親のトリシア、兄のガナーも戻ってきたエスターを受け入れるのだが……。
 
極寒のエストニアの精神病院の様子が映し出される冒頭は、恐怖しかありません。
患者たちに美術を教えることになった教師アナは意気揚々として場に臨んだのに、
ここで最も危険な人物とされるリーナに会って怖じ気づく。
リーナを図らずも逃がすことになってしまい、その殺され方といったら無残このうえなし。
 
低身長症のために外見は9歳、中身は30歳を過ぎているリーナ改めエスター。
そりゃもう不気味ったらない。演じているのは『エスター』から引き続きイザベル・ファーマン。
この女優の他の出演作も観ているはずなのですが、まったく記憶になくて、
『エスター』でしか覚えられない彼女のことが気の毒になるほど。
 
途中まではエスターのことが怖くて怖くて、
こいつとっとと死ねぇ!などと思っていたのですが(とっとと死んだら話も終わってまうがな)、
中盤以降、彼女を応援する側に回ってしまいましたよ、私。(^^;
 
だってね、ネタバレになりますが、ジュリア・スタイルズ演じるトリシアがえげつない。
実はガナーが妹のエスターをはずみで殺してしまっていたという真相。
息子かわいさにガナーをかばい、娘は行方不明になったという筋書きを作り上げたトリシア。
だから、トリシアもガナーもこの世にエスターがいないことを知っていてエスターを受け入れたんですねぇ。
トリシアとエスターの取り引きが成立して、駆け引きも始まるわけです。
 
何も知らないのはアレンだけ。そんなアレンに恋心を抱くエスター。
めらめらと嫉妬心をあらわにするトリシア。こんな三角関係みたないわっ(笑)。
トリシアが怖すぎて、ガナーも嫌な奴すぎて、エスターがんばれ!と思ってしまった。
 
マイケル・センベロの“マニアック”がいい感じにかかって楽しかった。
前作『エスター』にはまったく敵わないけれど、これはこれで普通のホラーとして面白かったです。

—–

12回目の『RRR』

10回でキリよくやめておくつもりが、また刻みはじめてしまった『RRR』。
12回目は109シネマズ大阪エキスポシティにてIMAXレーザーGT版を。
 
今さら何も書くことはないでしょう。
なのに相変わらず飽きないし、睡魔に襲われることもありません。
なんなのかしら、この取り憑かれるかのような魅力は。
 
新たに気づいたことは別にない。
冒頭、ゴーンド族が暮らすアーディラバードの森の中で
血ぃ大好きなバクストン総督夫人がマッリを連れ去るとき、
ジャングはマッリの母親ロキのすぐ後ろにいますけど、ビームはいったいどこにいるのでしょうねぇ。
その辺におらんのかいなと目を皿のようにして挑んだ12回目ですが、おらんのかいっ。
 
何度観ても笑うのは、ラーマは不死身かと思えることです。
ま、それはビームも同じことなんですが、ラーマのほうが確実に死んでいる。
あんなブサーッブサーッとなんやらかんやらが刺さっても死なない。
ビームが鞭打ちの刑に遭うシーンは直視できるようになりましたが、
ラーマの腰に枝が突き刺さるシーンと、独房に放り込まれて膝がグキッとなるシーンはよう観ません。
 
エドワードが死んだことははっきりしているけれど、
あの憎たらしいロバートは鹿に腕をもがれそうになった後、死にました?
あと、通訳の人。終盤の森の中で拡声器を持って叫んでからどうなったのかしら。
 
そうそう、エドワード役の俳優はその名もそのまんまエドワード・ソネンブリック。
アメリカ人の彼は、ハリウッドは競争率が高いからとムンバイに移住。
そもそも俳優を志すきっかけがボリウッドに魅せられたからのようですね。
そしてしっかりヒンディー語を学んでボリウッドへ。
役柄としてはどうにも好きになれない人ですが、ムンバイに渡って正解だったかと。
 
もう書くことがないかと思いきや、まだまだあるよ、ツッコミどころ。
ビームがラーマを救出しに行くのに際して、兵舎の地図をジェニーに見せてもらえたのはどう考えても変。
指名手配犯がどないしてそんなことできるねんと思うけど、何でもいいや(笑)。
 
シータ役のアーリヤー・バットについて調べたとき、
ボリウッドで縁故主義が大変な問題になっていることを知りました。
彼女は父親が映画監督、母親が女優という映画一家に生まれ、
そのおかげでさまざまな役を射止めたと言われ、批判されていたとのこと。
 
『きっと、またあえる』 (2019)の主演俳優スシャント・シン・ラージプートが
2020年に自殺したのは縁故主義のせいだとされていて、
過去にアーリヤーがスシャントを侮辱するような発言をしたことも問題視されたとか。
どこまでどうなんだかわかりませんが、本作のシータは彼女にぴったりだったし、
よくない噂は聞きたくないですねぇ。
 
それはさておき、いまだにわからんのが、
デリーでビームが世話になる親方家族はいったい何者なのかということです。
誰か教えて~(笑)。

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『シング・フォー・ミー、ライル』〈吹替版〉

『シング・フォー・ミー、ライル』(原題:Lyle, Lyle, Crocodile)
監督:ウィル・スペック,ジョシュ・ゴードン
出演:ハビエル・バルデム,コンスタンス・ウー,ウィンズロウ・フェグリー,
   スクート・マクネイリー,ブレット・ゲルマン,リリック・ハード他
声の出演:石丸幹二,大泉洋,水樹奈々,宮岸泰成,関智一,吉野貴宏他
 
109シネマズ箕面にて。
 
『長ぐつをはいたネコと9つの命』同様に、近場の劇場では吹替版の上映ばかり。
といってスルーするはできないので、見逃さないうちにとりあえず。
 
原作者は10年前に91歳で亡くなったアメリカ人の児童文学作家バーナード・ウェーバー。
彼が1965年に上梓した“ワニのライルのおはなし”シリーズのひとつを映画化したらしい。
監督は『俺たちフィギュアスケーター』(2007)のウィル・スペック&ジョシュ・ゴードン。
 
売れないマジシャンのヘクターは、金儲けできそうな珍獣を探していた折、歌うワニを見つける。
ヘクターはそのワニに「ライル」と名づけ、歌とダンスを猛特訓。
ステージに出してほしいと劇場のオーナーに懇願するが断られ、
ならばと、マンハッタンにある自宅を担保にステージに出演させてもらう話を取り付ける。
しかし、ステージに上がったライルは緊張のあまり立ち尽くすだけ。
手放さざるをえなくなった自宅の屋根裏部屋にライルを残したまま、ヘクターは立ち去る。
 
月日が経ち、何も知らずにその屋敷に引っ越してきたプリム一家。
新しい街で暮らすことに不安いっぱいの少年ジョシュと教師の父、料理研究家の母。
案の定、友だちもできず、つらいことばかりでジョシュは悲しくなる。
 
そんなある日、屋根裏部屋に足を踏み入れたジョシュは、ライルを見つけて大慌て。
窓から飛び出したライルを追いかける途中で暴漢に襲われかけるが、
逃げていたはずのライルがそこへ舞い戻り、ジョシュを救う。
 
ライルは歌うけど喋らない。それでもジョシュと心を通わせるように。
そうこうしているうちに、あのヘクターが戻ってきて……。
 
台詞も歌もすべて日本語で吹替なのかと思っていたので、
オープニングで英語の歌声が聞こえてくると、えっ、どこまで吹替なのかしらと戸惑います。
 
ライルの風貌も子役のウィンズロウ・フェグリーもイマイチ可愛くないし、
母親役のコンスタンス・ウーにもなんだかちょっと違和感があるから、
手放しでよかったとは言えないのですけれど、それなりに楽しいです。
 
ライルによって元気づけられるのがジョシュのみならず、
売れっ子の料理研究家ながら、方針に迷ってスランプに陥っている母親や、
着任した学校で生徒に無視されて自信を失っていた父親も、というのが○。
 
ハビエル・バルデム演じるヘクターは、ライルに愛情があるのか、
金さえ儲けられれば何でもいいと思っているのかわかりません。
それでも、鬱陶しい階下の住人を黙らせるシーンは胸がすく。
ラストはオイシイところをきっちり持って行くのも彼です。
字幕版でいちばん見たいのはやはり彼ですよねぇ。
 
ライル役のショーン・メンデスの歌声を聴くためにも、字幕版に行かなあかんか。
まだ24歳の若さで、美形で、シンガーソングライターで、ファッションモデルですもの。気になる。

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『【推しの子】Mother and Children』

『【推しの子】Mother and Children』
監督:平牧大輔
声の出演:高橋李依,大塚剛央,伊駒ゆりえ,伊東健人,
     高柳知葉,内山夕実,有馬かな,潘めぐみ他
 
観るつもりはなかったのですが、1本で帰るのがもったいなくなり、
イオンシネマ茨木で『長ぐつをはいたネコと9つの命』を観たついでのレイトショー。
 
当然、私はまったく知らないアニメです。
「推しの子」のタイトルそのままに、アイドルに推しの子がいるわけね、
そんな程度に思って観はじめたら、なんか斬新で驚いた(笑)。
 
赤坂アカ原作、作画は横槍メンゴの漫画だそうです。
2020年より『週刊ヤングジャンプ』で連載中とのこと。
TVアニメ版はこの4月から放送予定で、本作はそれに先駆けて劇場で上映される第1話らしい。
 
雨宮吾郎は宮崎県の山間地域にある病院の産婦人科医
入院患者の少女がアイドルグループ“B小町”の不動のセンター・星野アイの大ファンだったことから、
吾郎自身もアイのことが気になりだし、やがてひそかに熱烈なファンとなる。
 
そんな折、「アイは体調不良のためしばらく休養」とのニュースが。
ところがそのアイ本人が吾郎の前に現れたではないか。
プロダクションの社長に連れられてやってきた彼女は、なんと双子を妊娠中。
こんな田舎の病院ならば誰にもバレないと思って選んだらしい。
自分自身がファンであることは隠して、患者がファンだったことをアイに告げる吾郎。
 
アイが16歳にして妊娠していることにショックを受けつつも
推しが目の前にいるという事実が嬉しくもある吾郎だったが、
ある日、どこかからアイのことを追ってきたとおぼしき男に襲われ、命を落とす。
 
目が覚めると、吾郎はアイが産んだの双子の片割れ男児として生まれ変わり、
愛久愛海(アクアマリン)というキラキラネームを付けられていた。
もうひとりの片割れ女児は愛久愛海よりはマシかと思われる(?)瑠美衣(ルビー)。
 
見た目は赤ん坊のアクアだが、中身は転生前の記憶をそのまま持つ吾郎。
自分だけかと思いきや、ルビーも実は転生前は大人だったことを知る。
しかもふたりともアイの大ファンで……。
 
なんと面白い設定なのでしょう。
最初に私が驚いたのは、「自分が芸能人の子どもに生まれたらと思ったことはない!?」という問いかけです。
金持ちに生まれたらとか美人に生まれたらとかはそりゃ考えたことがあります。
でも、芸能人の子どもに生まれたかったなんてことは一度も考えたことがなくて、
イマドキの子はそんなふうに考えるのか、いや、イマドキに限らず、そう考える人が多いのかしらと驚きました。
 
出産を隠したまま芸能活動に戻るアイ。
彼女自身は出産に問題があるなんて1ミリも思っていないし、ひたすら明るい。今のところ。
こんなに簡単に育児ができるものだろうかという疑問はありますが、
見た目が子どもなだけで中身が大人なら、無茶苦茶にはならないでしょうか。
 
振り回されたうえにアクアやルビーから脅されるプロダクション社長妻が可笑しい。
この後さらに面白い展開が待っていると思われるけど、TV版を観ている時間は私には作れません。(^^;

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