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『パリピ孔明 THE MOVIE』

『パリピ孔明 THE MOVIE』
監督:渋江修平
出演:向井理,上白石萌歌,神尾楓珠,詩羽,宮世琉弥,八木莉可子,関口メンディー,森崎ウィン,休日課長,
   石崎ひゅーい,ELLY,アヴちゃん,菅原小春,本間朋晃,真壁刀義,石野理子,くっきー!,DJ KOO,
   和田聰宏,長岡亮介,岩田剛典,亀井聖矢,&TEAM,宮野真守,菊地凛子,ディーン・フジオカ,森山未來他
 
109シネマズ大阪エキスポシティにて、前述の5回目の『ファーストキス 1ST KISS』の次に。
 
今まで何度か目にはしていた“パリピ孔明”という文字。
総集編だかなんだかが劇場公開されていたこともありましたよね。
いま調べてみたらそれは『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』(2024)だったようですが、なんだか食指動かずにスルー。
原作は四葉夕卜、作画は小川亮による漫画で、2019年に講談社の『コミックDAYS』で連載開始。
その後『週刊ヤングマガジン』に移籍して現在も連載継続中なのだそうです。
2023年には実写ドラマ化されて、諸葛亮孔明に扮するのが向井理。彼のことだって別に嫌いじゃないのに、私スルーの謎。
 
てなわけで、またまたこれがまったくの初見ということになります。さっぱり意味わからん(笑)。
とにかく、西暦234年の五丈原の戦いで死亡したはずの孔明(向井理)がこの世に転生し、
偶然出会ったアマチュアシンガー・月見英子(上白石萌歌)の歌声に惚れ込み、知略を尽くして彼女を売り出だそうとする話らしい。
 
本作では日本を代表する3つの音楽レーベールが頂点を競うバトルフェスが開催され、孔明と英子も参戦することに。
しかしそんなふたりの前に現れたのが、三国時代の孔明の宿敵である司馬懿の末裔・司馬潤(神尾楓珠)とその妹・shin(詩羽)。
汚い手を使ってでも勝ちたい司馬潤に対して孔明はいつも穏やか、焦りなどまるで見せません。
 
これ、原作やドラマのファンはとても楽しかろうと思うのですが、私はムリでした。
なんというのか、何かにつけて大げさでわざとらしいのが鼻についてしまって。
フェスの関係者もなんかいちいちうるさい。
くっきー!が標準語でしゃべって、涙ぐむ表情が画面に大写しとか見たくない。すみません。(^^;
 
ただ、フェスの音楽シーンは良いですね。
アヴちゃんと亀井聖矢の共演(競演?)なんてホントに素晴らしくて息を飲みました。
また、&TEAMの舞台もよかったです。
 
音楽で天下泰平の世を。いいと思います。

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5回目の『ファーストキス 1ST KISS』

もう観なくていいかなぁ、でもまだ上映しているならもう1回観たいよなぁ。
ということで、109シネマズ大阪エキスポシティへと向かいました。
 
すでに4回観ています。各回の感想は↓
3回目の『ファーストキス 1ST KISS』 は書いていません(笑)。『デビルマン 誕生編』のついでに。
4回目を観てからひと月半ほど経っていた模様。
 
駈役の松村北斗の表情がやっぱりたまりません。
特に好きなのは、ロープウェーの中で太陽に手をかざすときの表情。
松たか子演じるカンナが穿いている靴下のかかとを見るときの表情。
 
しかし私はカンナが皿なしでトーストを食べるのは許しがたい。
皿なしが嫌なんじゃなくて、パン屑がそこらじゅうに落ちるのは嫌。
食卓の上だけならともかく、カンナはリビングのソファでもトーストを食べますからね(笑)。
 
今年が終わる頃にも思い出す作品になるのは間違いなし。

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『マインクラフト/ザ・ムービー』〈字幕版〉

『マインクラフト/ザ・ムービー』(原題:A Minecraft Movie)
監督:ジャレッド・ヘス
出演:ジェイソン・モモア,ジャック・ブラック,エマ・マイヤーズ,ダニエル・ブルックス,セバスチャン・ハンセン,
   ジェニファー・クーリッジ,レイチェル・ハウス,ジャレッド・ヘス,マット・ベリー他
 
前述の『花まんま』の後、同じく109シネマズ箕面にてIMAX版を鑑賞しました。
 
知らないんですよ、“マインクラフト”なるゲームを。
2011年に発売された世界中で大人気のビデオゲームらしいけれど、本作の予告編を観るまで一度も聞いたことがなくて。
2014年には早くも映画化の話があったそうなのになぜか立ち消え。10年以上経った今、ようやくその話が実現しました。
 
そうですか、ジャック・ブラックとはもともとご縁のある人なのですね。
ヘス監督は、『ユニコーンのテルマ』 (2024)では監督と脚本と声優までも務めています。
本作でも豚軍団の将軍チャンガスを演じていました。
 
ところで、マイクラことマインクラフトがどういうものかというと、プレイヤーが自由にブロックを配置し、
さまざまな構造物や世界を創造できるサンドボックス型のゲームなのだそうです。
ただのゲームとしてのみならず、クリエイティビティを刺激するツールとして教育現場でも注目されているそうな。
 
おおむね面白かったのですが、どういうゲームか知らずに観たから、設定がよくわからなくて。
以下、私の理解はこんな感じ。
 
少年時代から鉱山に入りたくてたまらなかったスティーブ(ジャック・ブラック)が、オッサンになってからようやくそれを叶える。
鉱山の向こうに潜むオーバーワールドの住人となったスティーブは、
世の中のクリエイティブなものを憎むマルゴシャ率いるピグリン(=豚軍団)からオーバーワールドを守っている。
 
一方、現実世界に暮らすギャレット(ジェイソン・モモア)は1980年代のゲームチャンピオンだが、
細々と続けているゲームショップも立ち退きを迫られ、金も底をつきそう。
放置された貸し倉庫にお宝が眠っていないか探してみたところで、そんな上手い話はない。
 
親を亡くしてこの田舎町に引っ越してきたまだ若い女性ナタリー(エマ・マイヤーズ)とその弟ヘンリー(セバスチャン・ハンセン)。
不動産業の傍ら移動動物園を運営する女性ドーン(ダニエル・ブルックス)の紹介で住む家を決める。
ナタリーは町唯一の会社に就職。SNSの担当者となり、フォロワーを現在の75人より増やすのが課題。
科学者になりたいヘンリーは、転入先の学校ですっかり変人扱いされていじめられる。
 
ある日、学校でトラブルを起こし、保護者を呼ぶように副校長(ジェニファー・クーリッジ)から言われたヘンリーは、
ナタリーにバレたら困るから、引っ越しの挨拶時に言葉を交わしたギャレットに親戚のふりをしてほしいと頼む。
その後、ゲームショップで見かけた謎のキューブを触るうち、ふたりともオーバーワールドに飛んでしまい……。
 
合っていますか?
わからないのは最初も最初のところで、スティーブが異世界に入ったきっかけです。
これってスティーブが作った世界なの?
そんな疑問を持ちつつも、異世界に紛れ込んだ彼らの様子が可笑しくて、かなり楽しく観ました。
特にヘンリーがいいですよねぇ。絶対大物になりそうな予感がするでしょ。
 
私の疑問を解消するために、吹替版も観ようかと思っているのですが、いつまで上映してくれるかなぁ。

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『花まんま』

『花まんま』
監督:前田哲
出演:鈴木亮平,有村架純,鈴鹿央士,ファーストサマーウイカ,安藤玉恵,オール阪神,オール巨人,
   板橋駿谷,田村塁希,小野美音,南琴奈,馬場園梓,六角精児,キムラ緑子,酒向芳他
 
よしもと道頓堀シアターに行った帰り、109シネマズ箕面にて。
平日の晩は『ゴーストキラー』『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』と2本続けて客は私ひとりの日もあったけど、
 
一時期、朱川湊人にハマっていました。2005年の直木賞受賞作が本作。
読書管理アプリに登録したさいの感想はこちら
もともとは短編で、独立した6編で構成されています。そのうち表題作が前田哲監督によって映画化されたというわけ。
 
ふたり兄妹の加藤俊樹(鈴木亮平)とフミ子(有村架純)。
父親の恭平(板橋駿谷)はふたりがまだ幼い頃に死亡。
シングルマザーとなった母親のゆうこ(安藤玉恵)は仕事をいくつも掛け持ちしたせいか、何年か後に亡くなってしまう。
フミ子を育て守るべく、俊樹は進学せずに必死で働いてきた。
その甲斐あって、フミ子は勤務先の大学で准教授の中沢太郎(鈴鹿央士)と出会い、まもなく結婚する。
 
寂しい気持ちはあるものの、ようやく肩の荷が下りるとホッとしていた俊樹だが、
あるとき、フミ子が長年ひた隠しにしてきた秘密に気づく。
 
フミ子は幼少時におかしなことを言い出したことがあった。
自分は加藤フミ子ではあるが、繁田喜代美(南琴奈)という女性の記憶が宿っているのだと。
 
バスガイドだった喜代美は事件に巻き込まれて死亡したが、
彼女がこの世に生を受けてから亡くなるまでの記憶がフミ子にはある。
喜代美が暮らしていたはずの彦根に行ってみたいと言ってフミ子は聞かず、
当時、ゆうこには内緒で俊樹がフミ子を彦根まで連れて行ったことがあるのだ。
 
そのとき、喜代美の父親の仁(酒向芳)、姉の房枝(キムラ緑子)、兄の宏一(六角精児)と会ったふたり。

仁は幼いフミ子を見て、一目で彼女がフミ子であり喜代美でもあることを見抜くが、
フミ子を他人に渡してなるものかと、俊樹は金輪際両者が会わないことを誓わせた。
 
しかし、俊樹に気づかれないようにフミ子と仁はずっと手紙のやりとりをしていたらしい。
しかも、自身の結婚が迫った今、繁田家にフミ子が報告に行ったようで……。
 
原作を読んだとき、表題作よりもほかの短編のほうが好きだった私は、本作の内容をほぼ忘れていました。
印象が薄かった本作をこんなふうに万人受けする感動作にした前田監督はエラい。
ボロ泣きするひと続出まちがいなしでしょう。かく言う私も泣きましたし(笑)。
 
誰かが死んだ瞬間にこの世に生を受けた誰かの記憶がリンクする。
そんなことが現実にあるかどうかはわからないけれど、生まれ変わりって本当にあるかもしれません。
 
とはいうものの、私がいちばん驚いたのは、東京外大出身でマルチリンガルの鈴木亮平の関西弁が完璧だったこと。
違和感ゼロやん、すげぇな、語学のできる人はやっぱり違う、なんて思っていたのですけれども。
鑑賞後に彼は西宮出身であることを思い出す。なんや、めっちゃ感心したのに、バリバリのネイティブやんか(笑)。
 
素直な人には特にお薦めしたい作品です。

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『異端者の家』

『異端者の家』(原題:Heretic)
監督:スコット・ベック,ブライアン・ウッズ
出演:ヒュー・グラント,ソフィー・サッチャー,クロエ・イースト,トファー・グレイス他
 
前述の『#真相をお話しします』の次に、同じく109シネマズ箕面にて。
 
ヒュー・グラント主演だし、イギリス作品かと思っていたら、カナダ/アメリカ作品。
そう言われると確かにカナダの暗さが漂っています
原題の“Heretic”は私は知らなかった単語で、「異教徒、異端者、異説を唱える人」の意。
 
末日聖徒イエス・キリスト教会(=モルモン教)の布教活動をおこなう若いふたり、
シスター・パクストンとシスター・バーンズは、森に囲まれた一軒家を訪れる。
 
応対した中年男性ミスター・リードは明るく気さくで、ふたりを家の中へと招き入れる。
布教活動のルールでは、男性しかいない家には入らないことになっているが、
ふたりは雨に濡れていたこともあり、人見知りの妻が奥でパイを焼いているというリードの言葉を信じる。
実際にブルーベリーパイの香りがしていたから。
 
最初は和やかに進む会話。リードはモルモン書を読み込んでいるらしく、やたら詳しい。
しかしふたりが不快に思う質問を連発され、答えれば容赦なく突っ込まれる。
奥にいるはずの妻はいつまで経っても姿を見せず、ふたりは次第に不安をおぼえるように。
 
教会に連絡を取ろうとするも、携帯は繋がらない。これは絶対にヤバい家。
リードが席を外した隙に逃げようとするが、玄関のドアがうんともすんとも言わない。
帰らせてほしいと頼むと、玄関は明朝まで開かないと言うリード。
 
玄関は開かないけれど裏口から出て行くのは止めないとリードから言われ、
ふたりが奥のドア2つを開けてみると、そのドアはどちらも地下へと繋がっていて……。
 
老いても笑い皺がチャーミングなヒュー・グラントは、善人を演じることが多かった。
なのにこの不気味な男の役は何なのか。ものすごく新鮮。
 
リードはモルモン教を憎んでいてこんなことをするのか。そうではない。
最も強い宗教とは何なのか。
誰でも一度はやったことがあるのではないかと思われるボードゲーム“モノポリー”のことが怖くなります。
何にも勝る宗教とはいったい何なのか。
 
配給元がA24でなければ、ふたりは助かってハッピーエンドなのでしょうけれど、
それでもみんなが死んだわけじゃないからマシか。(^^;
 
今はモルモン教という言葉は使わないのですね。
末日聖徒イエス・キリスト教会って、何!?と今ごろ驚いてすみません。
 
それにしてもヒュー・グラントの台詞の多さよ。
こんなに長くてややこしい台詞を覚えられるんだと尊敬の念を抱きました。
超サイコなオッサンだったけど。

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