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『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』【先行上映】をScreenXにて。

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(原題:Mission: Impossible: Dead Reckoning Part One)
監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ,ヴィング・レイムス,サイモン・ペッグ,レベッカ・ファーガソン,ヴァネッサ・カービー,
   ヘイリー・アトウェル,ポム・クレメンティエフ,イーサイ・モラレス,ヘンリー・ツェーニー他
 
実はこの前日だった連休最終日にTOHOシネマズ西宮の先行上映も予約していました。
ジャパンプレミア、舞台挨拶中継付きのIMAX上映で3,700円也。
高っ!と思ったけれど、舞台挨拶が見られるならば。
トム・クルーズを見たいのはもちろんのことだけど、私はサイモン・ペッグが見たくて。
ところが全米映画俳優組合のストライキにより、ジャパンプレミアは中止に。
TOHOシネマズ西宮から「キャンセル希望の場合は劇場まで電話ください」とのメールが来ました。
 
翌日の109シネマズ箕面での先行上映も予約していた私は、
さすがに両方行かなくてもええんじゃないのと思い、TOHOシネマズ西宮に電話したのですが、
「このたびは申し訳ございません」と懇切丁寧に謝られたうえに、
「入場記念品をご用意しているのですが、それでもキャンセルされますか」というようなことを言われる。
どうせ記念品をもらってもメルカリやっている人に進呈するから要らん。
でも言われるとなんとなくキャンセルするのがもったいないと思ってしまう人の性(さが)(笑)。
 
誰か行く人いないかしらと探したら希望者がいたので、私は西宮に行くのを取りやめ。
その日は梅田で映画のハシゴをして(順番を入れ替えて後日UPします)、
一昨日109シネマズ箕面にて先行上映を鑑賞しました。
 
単なる先行上映じゃないんです。明日7月21日から本格的に導入される“ScreenX”による上映。
ScreenXって何よと思ったら、前方のスクリーンのみならず、両サイドもスクリーン。
3面270度ワイドビューシアターなんです。
日本では導入済みの劇場がすでに十数箇所ありますが、これは最新スペック版。
日本初のスクリーンが、私の家から最も近い箕面の劇場に登場するなんて。(^O^)
 
上映開始前、スーツ姿の人がいっぱいいて物々しい雰囲気。
これは“ミッション:インポッシブル”シリーズ最新作だからなのか、それともScreenXでの上映だからなのか。
「皆様が日本で初めてご覧になるお客様となります」との挨拶にちょっとした優越感(笑)。
 
さて、シリーズ第7弾ということですけれど、5年に1本ほどだと前回の話は確実に忘れています。
私も通り一遍しか観ていないから、登場人物のことを全然覚えていません。
ベンジー役のサイモン・ペッグのことは当然覚えていますが、
ルーサー役のヴィング・レイムスって前から出てましたぁ? ごめんね、覚えていなくて。
んで、私の好きなベン・ウィショーはどこへ行ったんだと思っていたら、それは“007”シリーズのほうだった。すんません。
 
IMF(Impossible Mission Force=不可能作戦部隊)のエージェント、イーサンは、
上司キトリッジから、世界を脅かすやもしれぬ鍵の行方を突き止めて入手するよう命じられる。
 
鍵は2つあり、うち1つは元MI6のエージェント、イルサが持っているという。
イルサと再会したイーサンは、彼女の身を守るため、彼女が死んだことにする。
 
もう1つの鍵の売買がおこなわれることを知ったイーサンとベンジー、ルーサーは空港に張り込むが、
鍵の持ち主から掏摸を働いた女性がいた。
彼女はグレースと言い、何者かに雇われて鍵を盗んだらしい。
 
グレースを追いかけるイーサンだったが、彼自身も複数の敵から追われ……。
 
登場人物多すぎて、誰がどこの組織に属しているんだか、全然わかりません。
ただし、こうして書いてみるとわからないだけで、観ている間はわかった気分になれます。
 
それでも「それ」と呼ばれるこの鍵がいったい何なのかはよくわからん。
「それ」を持てば、人間を意のままに操れることはわかるけど。
結局AI(人工知能)まかせにすると怖いよというところに行き着くしかない私。(^^;
 
話について行っていないのはさておき、凄いっす、ScreenX。
始終3面にモノが映っているわけではなくて、アクションシーンや壮大な光景や、
奥行きを感じられるとより面白いシーンでしっかり3面。
 
女性陣は善人も悪人も含めてみんな魅力的。
いつも美しいレベッカ・ファーガソン演じるイルサが死んでしまったのは残念。
グレース役のヘイリー・アトウェルは今までちょっとオバサンくさいと思っていましたが綺麗です。
女ボス役のイメージはなかったヴァネッサ・カービーは意外に似合っているし、
最強の殺し屋に思えたパリス役のポム・クレメンティエフは、見たことあるけど誰だっけと思ったら、
“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”シリーズのマンティス役ではないですか。ほーっ。
 
トム・クルーズも健在だけど、やっぱり『トップガン マーヴェリック』のときよりは歳を取った顔。
ストライキが続いて続編の撮影が遅れたら、もっと歳を取ってしまう。
早期にストが解決して(だけど負けるな、俳優陣)、もとの世界が戻ってきますように。
続編を待つ。

—–

『ランガスタラム』

『ランガスタラム』(原題:Rangasthalam)
監督:スクマール
出演:ラーム・チャラン,サマンタ・プラブー,アーディ・ピニシェッティ,
   ジャガパティ・バーブ,プラカーシュ・ラージ,アナスヤ・バラドワージ他
 
なんばパークスシネマにて、前述の『K.G.F: CHAPTER 1』『K.G.F: CHAPTER 2』に続いてこれ。
それより前に観た映画は『RRR』だったから、期せずしてボリウッド4本続けて観たことになります。
 
その『RRR』でラーマ役を演じて日本でもすっかりスターになったラーム・チャラン
彼の2018年の主演作で、本国インドでは大ヒットしたそうですが、
日本では『RRR』のヒットがなければ劇場公開されることはなかったでしょう。
ラーム・チャランの人気を証明するかのように、ほぼ満席でした。
過去10年間に公開されたテルグ語作品のベスト25に入ると評価されたそうです。
 
インド南東部の田園地帯に位置する村ランガスタラム(架空の村)。
難聴の青年チッティ・バーブは、村人の依頼を受けて放水するのが仕事。
ある日、大好きな兄クマールが帰郷して、久しぶりに一緒に過ごす。
 
ランガスタラムは長年おなじ男が村長を務めている。
皆が彼のことを“プレジデント”と呼び、彼に刃向かうことは許されない。
村で金を借りるといつのまにか元金が倍になっていたりするが、
文句を言えばどんな目に遭わされるかわからず、誰もが泣き寝入り。
借金のかたに穀物どころか畑も没収されているというのに。
 
博識なクマールは、このままプレジデントの圧政を許していてはいけないと考え、
自分が対抗馬となって村長選挙に出馬すると決める。
チッティも全力で応援に乗り出し、クマールが勝つのは確実と思われたが、
かつての対抗馬がことごとく不審死を遂げていたように、クマールの身にも危険が忍び寄って……。
 
ポスターを見れば、わりと能天気に笑っているラーム・チャラン。
前半は物騒なシーンもあるものの、ボリウッドらしく踊りもある。
チッティが一目惚れしたラーマラクシュミとの恋模様も可笑しくて、なかなか笑えます。
チッティの仲良しのおばさんが夫の写真を見せるシーンにもニヤリ。
チランジーヴィに似てるの」ってね。チランジーヴィはラーム・チャランの実父ですから。
 
ところが、話が進むにつれてどんどん深刻になり、暗くなる。
プレジデントの極悪非道さと言ったら、なぜ皆が糾弾しないのか不思議。
彼の取り巻きにも反吐が出る。こいつら全員死ね〜と思う(笑)。
 
真相が恐ろしすぎて、唖然としました。こんなオチが待っているとは。
堂々のサスペンスミステリーです。
 
難聴のチッティが阿呆のように描かれているのがどうかと思っていましたが、
このラストを見れば、とんでもなく賢いじゃあないか。
インドって、いったいどういう国なんですか。性悪のお役人が多すぎて怖くなった。
どこの国でもこんなもんなのでしょうか。でも殺しに行ってバレないわけはないですよね!?

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『K.G.F:CHAPTER 2』

『K.G.F: CHAPTER 2』(原題:K.G.F: CHAPTER 2)
監督:プラシャーント・ニール
出演:ヤシュ,シュリーニディ・シェッティ,ラヴィーナー・タンドン,サンジャイ・ダット,
   アチュート・クマール,プラカーシュ・ラージ,アヤッパ・P・シャルマ他
 
前編の上映終了後、しばし休憩を挟んで後編に突入。
朝イチで前編を観た客は全員後編も観て帰るのだろうと思っていたら、後編は若干空いている。
そうか、みんながみんな通しで観るわけじゃないのですね。
私は毎日なんばパークスシネマまでは行けないから、何が何でも通しで観て帰る。
 
さて、前編の最後に見事ガルダを仕留めてみせた無敵のロッキー。
奴隷の身に甘んじていた民衆はその姿に勇気づけられて立ち上がります。
なんぼ非力な民衆とはいえ、数にして2万人。
ガルダの手下は400人だから、2万人に襲いかかられたらどうしようもありません。
とはいうものの、主たる奴はほとんどロッキーひとりで倒しているのですけれど。
 
民衆の気持ちとしては、自分たちを虐げてきたK.G.F.の奴ら全員ぶっ殺したい。
しかしロッキーは敢えて司令官だったヴァナラムを生かし、
兵士としては素人の民衆たちに戦い方を叩き込む指導係を命じる。
 
ガルダの息の根は止めたものの、実はその叔父に当たるアディーラが生きていた。
自分たちを恐怖で支配していたアディーラの生存を知り、再び震え上がる民衆たちだったが、
またしてもロッキーに奮い立たされ、戦うと決めて……。
 
もうね、鑑賞後1日経つと、誰が誰やらわからんようになっているので、
ご興味おありの方は劇場でご覧ください。よう説明しません(笑)。
 
この後編でとにかく腹が立つのは女性首相のラミカ・センです。
相当な人気者のようですが、長年ロッキーを追ってきた警察官に焚き付けられ、
自分が絶対にロッキーを捕まえて葬り去ってやると息巻きます。
だけどロッキーのほうが一枚も二枚も上手で、常にラミカの先回り。小気味が良い。
 
金の延べ棒を大量に作りながら、ボロは出さないロッキー。
彼の名はどんなところにも轟いていて、みんなが彼のことを崇めているのですよね。
 
ハッピーエンドに違いないと思いながら見ていたのに、ちょっと複雑なラスト。
ヤシュは確かにカッコよかったけれど、声だけはイマイチだし。想像よりも高いのよ。
後編はダンスシーンもないから、なんだかちょっと寂しい気分。
『RRR』のほうが断然楽しいと思うんですが、そんなことないですか。
ま、いずれ続編が作られそうなエンディングでしたから、それに期待しましす。
 
ところで本作はカンナダ語の映画なのだそうです。そんな言語の存在すら知らず、失礼しました。
主演のヤシュはカンナダ映画界のスーパースターで“ロッキングスター”と呼ばれているらしい。
何なん?ロッキングスターって。ロン毛でヒゲぼーぼーのイケメンかと思わなくもない(笑)。
 
本作がインド全域で公開されるのに一役買ったのが『RRR』のS・S・ラージャマウリ監督とのこと。
さすがラージャマウリ監督。
これを機会にヤシュの出演作を日本でもいろいろと観られるようになるかもしれませんね。

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『K.G.F:CHAPTER 1』

『K.G.F: CHAPTER 1』(原題:K.G.F: CHAPTER 1)
監督:プラシャーント・ニール
出演:ヤシュ,シュリーニディ・シェッティ,ラーマチャンドラ・ラージュ,
   ヴァシシュタ・N・シムハ,アチュート・クマール,アナント・ナーグ他
 
1週間だけ帰国していたダンナがタイへと戻りました。
リムジンバス乗り場まで送って行った後、映画を観たくなり、
なんばパークスシネマでボリウッド3本ハシゴ。
 
2018年の作品なのだそうです。
『RRR』を抜いてインド国内でも世界でも興行収入1位になったとか。
インド作品の例に漏れずこれも長尺、154分。
 
1951年、金を掘り当てたスーリヤワルダンは採金ビジネスを独り占め。
“K.G.F”と名付けた一大帝国を築き上げるが、
貧しい出の民たちが奴隷として過酷な労働を強いられている。
 
スラム街に生まれついた少年は、病死した母親の遺言を守ると心に誓い、
成長すると「ロッキー」と名乗ってマフィアの世界でのし上がって行く。
 
ある日、ロッキーはスーリヤワルダンの息子ガルダを殺すよう、
マフィアのボスから命じられる。
もし成功すればボンベイをくれてやると言われて引き受けるロッキーだったが……。
 
登場人物が多いんです。スーリヤワルダンの息子はふたりいるし、
マフィアのボスもひとりじゃないし、その取り巻きがいっぱい。
役人やら警察官やらもわんさか出てくるから、頭の中で整理しても追っつかない。
 
それでも面白い。
ずいぶんむさ苦しいと最初は思ったロッキー役のヤシュも格好良く見えてくる。
彼が一目惚れするじゃじゃ馬令嬢のリナもすごく綺麗。
 
無茶苦茶するけど無茶苦茶強くて貧乏人の味方ロッキー。
インドの人たちはこういうヒーローが好きですね。それは万国共通か。
このチャプター1にはダンスシーンもあって楽しいです。
 
どうでもいいことかもしれないけれど、どうして“K.G.F.”じゃなくて“K.G.F”なの?
“Kolar Gold Fields”すなわち“金の鉱脈”の略。
タイトルの“F”の後に“.”がないのは、私は気持ち悪いんですが、ないのが普通なの?
 
さて、休憩の後、続編へ。
 
追記:英語堪能のお姉様から、
   「“K.G.F”の後に“:”があるから、“F”の後に“.”がなくてもいいのよ」と教えていただきました。 
   曲がりなりにもン十年と英語を勉強してきたはずなのに知らなんだ。(T_T)
   「この場合はタイトルなので、単にデザイン的に省略したのかもしれない」とのことです。
   姉さん、ありがとうございます。

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14回目の『RRR』

いつぶりですかね。
13回目の『RRR』はなんばパークスシネマで応援上映でした。
4月の半ば過ぎだったから、2カ月半以上ぶりか。
 
ダンナが1週間だけ海外から帰国しているため、さすがに私は出歩けない。
この週は映画を観に行くのは無理だろうと思っていましたが、
帰国中にダンナはダンナでいろいろと予定がある。
会社の人と宴席だという日があり、映画を1本だけ観るチャンス、私に到来。
だけど前週末に公開された『交換ウソ日記』『1秒先の彼』はダンナの帰国前に鑑賞済みだから、
複数回観てもよいと思えるもので、かつダンナの帰宅前に私が帰れそうな作品といえば、
選択肢がほとんどないじゃあないですか。
 
本作は17時からの上映で、17時15分まで仕事の私は絶対に間に合わない。
しかしふと考える。17時30分には109シネマズ大阪エキスポシティに到着できる。
本編開始からおそらく20分ほど経過した辺りで入場できるんとちゃう!?って。
どっちみち13回観てるんやから、最初の20分は観られなくてもええやんって。
 
チケットをオンライン予約。到着後、劇場券売機で発券。
もぎりのところでQRコードをかざしたら、鳴るんですよね、警報みたいなのが。
本編開始から20分も経って来た奴は簡単には入場させてもらえない。
 
案内してくれるスタッフを呼ぼうとしているので、
「席わかるんで、自分で行っちゃ駄目ですか」と聞いてみました。
「お待ちください」と言われましたが、結局その人員は割けなかったのか、勝手に入っていいことに。
もちろん「ほかのお客様のご迷惑にならないように。電気も消えているので」と言われます。
 
はいな、合点承知の助。
通常であればIMAXシアターのエグゼクティブシート中央ゾーンに席を取るところ、
こんな事情ゆえ、シアターに入ってすぐのところからツーッと上がった端っこ席を取っていましたから、
誰の前も通ることなく着席することができました。
 
開始から20分ぐらい経っていたらどのシーンなのでしょう。
ビームたちが森を出る直前、「マッリは生きているのか」と不安げな顔をしているシーンでした。
 
2カ月半ぶりの『RRR』はなんとなく新鮮で面白かった。
これまでに書いたことのないツッコミどころをまだまだ思い出す。
ラーマが釘を掴むシーンでは、他人の釘を了承も得ずに取ってええのかと思ったり、
ビームがバングルを作るシーンでは、売り物を客が作るのってありなのかと思ったり。
 
親方夫婦とビームがどういう関係なのかは結局わからずじまいだし、
何度観ようが謎のままのシーンもいっぱいあって面白い。
「悪いことは何もしていない」とラーマに涙ながらに訴えるビームですが、
動物を捕まえてこんなふうに放って、人わんさか殺すって、犯罪ですよね(笑)。
 
この2カ月半の間に、スコット役のレイ・スティーヴンソンが亡くなってしまいました。
憎たらしいことこのうえない役でしたが、いい役者だったのに、早世は残念です。
 
さて、今月末には本作の日本語吹替版が公開されます。
字幕版のほうがいいだろうとは思うけれど、これはこれで楽しみです。
また、ラーマ役のラーム・チャラン主演の『ランガスタラム』(2018)も一昨日より公開。
観に行くぞ~!

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