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『罠 THE TRAP』【4Kデジタルリマスター版】

『罠 THE TRAP』
監督:林海象
出演:永瀬正敏,大嶺美香,南原清隆,杉本哲太,山口智子,夏川結衣,麿赤兒,
   梶原善,阿南健治,近藤芳正,佐野史郎,千石規子,馬渕晴子,宍戸錠他
 
林海象監督による“私立探偵 濱マイク”シリーズの4Kデジタルリマスター版が公開中。
第2作『遙かな時代の階段を』(1995)を観たときに、第1作『我が人生最悪の時』(1994)をスルーしたことを後悔。
第3作である本作は見逃さないようにしようと心に誓いました。って、んな大げさなもんやない。(^^;
ま、とにかく109シネマズ箕面へ。1週間限定公開ですからね。1996年の作品で、これが完結編。

横浜・黄金町に事務所を構える私立探偵濱マイク(永瀬正敏)。
交際中の百合子(夏川結衣)にぞっこんで、毎日会うのが楽しくて仕方ない。
その日もデート前のイソイソを隠せずにいるのを妹の茜(大嶺美香)に見破られ、
百合子のためにプレゼントぐらい用意するようにと、香水を手渡される。
 
このところ、横浜では同じ手口の殺人事件が起きている。
いずれも黒髪の美女で花柄ワンピース姿、綺麗に化粧をほどこした顔で、同じ香水をつけていた。
彼女たちは注射器で毒を打たれた後に殺害場所から人目につく場所へ移動されたらしく、
公園のベンチや遊園地観覧車の中などで目を見開いたまま死亡していた。
 
事件にまるで興味はないものの、百合子に危険が及ぶかもしれないと考えるマイク。
そして心配したとおり、百合子が襲われかけたところ、間一髪でマイクが救う。
マイクは、犯人が現場に落とした注射器を伊勢佐木署の刑事・中山(麿赤兒)に見せるが、
中山はマイクのことをまるで信用せず、調べようとしない。
見かねてマイクに声をかけたのは、本件のために神奈川県警からやってきた若手刑事・神津(杉本哲太)。
 
やがて、現場からなぜかマイクの指紋が発見され、中山がマイク逮捕に向かおうというとき、
神津はマイクにこっそり連絡すると逃げるように言う。
後にマイクとマイクの仲間たちに神津は合流し、真犯人を挙げるために協力し合い……。
 
なるほど、第1作を観ていないので気づきませんでしたが、
第2作と第3作にも同じ俳優がまったく違う役で出演しているのですね。
杉本哲太なんて、前作ではヤクザの役でしたから、刑事役で驚いた。
それにしても腹が立つ、麿赤兒演じる中山はマジで悪徳刑事です(笑)。
 
話自体も面白いけれど、やはり著名な役者の若かりし頃を見られるのが楽しい。
聴覚障害者の百合子役、夏川結衣が可愛いのなんのって。マイクがぞっこんなのもわかる。
そして山口智子演じるみづきのサイコパスぶりが怖すぎる。可愛いけど。
彼女と同じ施設で育ち、彼女が溺愛する弟分で知的障害者の役を永瀬正敏が一人二役。
また、殺害される美女役も知った顔ばかりで、喜多嶋舞、杉本彩、黒沢あすか
いや~、もうビックリしました。こんな役で彼女たちが出演していたなんて。
 
山口智子と永瀬正敏の役柄のせいで、夢か現かわかりません。
本当の自分はどっちだったのかなどと考えさせられ、第2作より少し難解。
そこがまた林海象っぽいです。
 
ところで劇場には私ひとりでした。今年5度目の“おひとりさま”

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本日のブログはお休みします(笑)。

今日のブログはお休みします。だって今はネタがないから(笑)。
映画を観に行っている場合じゃなかったし。
阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を果たしました。バンザイ。
 
このブログを始めたのが2002年。翌年が前々回優勝時の2003年、前回優勝時の2005年。
その後もずっとブログを続けてきて、一度も優勝しないなんて誰が予想したでしょうか。
 
いや、暗黒時代を知るファンはいつでも「これが私が見られる最後の優勝かもしれない」と思っています。
今年ぶっちぎりの強さを見せてくれても、来年はもとより、
目先のクライマックスシリーズすら勝ち抜けないかもしれないと心配している。
来年の年間予約席も申込を済ませましたが、勝つと思って買っているわけでもない(笑)。
 
とにかく今年は今日までありがとう。
横田慎太郎の登場曲合唱とユニフォーム胴上げには泣かされましたねぇ。
 
古い記事ですが、2009年にこんなのもUPしています。
今日はこれでお茶を濁す。
 
たぶん、今晩から映画生活に戻ります。

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最近ハマっている本、“法医昆虫学捜査官”シリーズ。

劇場に5日間行かなかったら、ネタが尽きました。
毎日劇場に行けば書くことありすぎで、速攻で打ち切りになってしまう作品も多いから、
このブログで紹介する頃には上映している劇場がもうないなんてこともありますし、
ちょっと劇場通いをさぼったらネタがなくなるし、困ったものです。
 
でも今回はさぼっていたわけではないのです。
生きている間には拝めないかと思っていた阪神タイガースのアレが現実的になってきたから、
映画を観ている場合じゃない。と言いつつ、試合を観るのが怖かったりもします(笑)。
 
そして、先週は92歳の母がコロナに罹患。
幸いにして発熱していることを除けば元気ではありますが、
高齢で昨年手術した大腸がんが肝転移していることもあって慎重を期し、入院。
今年スマホデビューしたおかげで入院中もLINEを駆使、連絡も簡単です。
とはいうものの、用事は増える一方で、合間には父が入所中の施設からも電話がかかってきたり。
お気楽に劇場通いするのはなかなか厳しい状況です。
 
そんなわけで、ゆっくり読書に没頭する時間もなかなか作れずにいるなか、
今ハマっているのが川瀬七緒の“法医昆虫学捜査官”シリーズ。
子供服のデザイナーでもある川瀬さん。私が初めて読んだのは『女学生奇譚』でした。
京極夏彦を思わせる時代設定が気に入り、1冊でお気に入りの作家に。
 
その次に読んだ川瀬さんの著作がこの“法医昆虫学捜査官”シリーズ。第1作の感想はこちら
単行本が出版されたのが2012年、文庫化が2014年ですから、
私が読みはじめたのは最初の出版から10年経ってからのこと。
もっと早く知りたかったと思う反面、中山七里内藤了の大好きなシリーズとは時を違えて知ることができてよかったような。
読みたいシリーズが同じ時期に集中すると、ほかの作家に手を出せなくなっちゃうから。
 
虫をこよなく愛する法医昆虫学者・赤堀涼子。
昆虫の専門家として事件の捜査に彼女も加わることになります。
童顔の彼女はただでさえ30代後半には見えないのに、嬉しそうに虫取り網を持って現場に登場。
ここには書きたくない虫を被害者の遺体などから見つけることで、死亡推定時刻や殺害場所を見事に割り出してゆきます。
各巻、虫のみならず、海の生物、山の動物などの習性なども赤堀が説明してくれます。
 
たかが虫だろと彼女を見下していた警察官たちが、やがて彼女を認めざるを得なくなる。
最初から彼女に一目置いていた刑事の岩楯は、事件が起こるたびに彼女のお守り役を仰せつかり、
さんざん振り回されながらも共に解決に導いていく様子がとても面白い。
 
そして毎巻、岩楯とコンビを組む事件地元の若手刑事が変わります。
最初から赤堀の仕事ぶりに魅入られて懐く者、どうしても彼女の能力が信じられない者とさまざま。
しかし後者もやがて赤堀に敬意を払うようになります。
 
毎巻変わらず登場するのが、害虫駆除会社代表の大吉くん。
ずんぐりむっくり、ウズベキスタン人とのハーフで、見た目はとても怪しい。
赤堀と旧知の仲である彼が各地で活躍する姿からも目が離せません。
 
第7作が最新作なのですが、出版されたのは2019年(文庫化は2021年)。次巻があるのかどうか不明です。
今のところ私は第5作まで読了。同じ作家は続けて読まないようにしているのに、早く読みたくて仕方がない。

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『劇場版 シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』

『劇場版 シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』
総監督:こだま兼嗣
声の出演:神谷明,伊倉一恵,田中秀幸,一龍斎春水,玄田哲章,小山茉美,戸田恵子,
     深見梨加,坂本千夏,関智一,木村昴,沢城みゆき,堀内賢雄,山里亮太,世界他
 
公開初日、イオンシネマ茨木にてレイトショーを鑑賞しました。
1980年代後半から1990年代にかけて放送された大人気TVアニメ“シティーハンター”
20年ぶりの新作として話題となった『劇場版 シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』(2019)に続く劇場版。
やはり人気があるようで、夜遅い時間帯ながら結構な客の入り。
 
裏社会ナンバーワンの腕前を持つ始末屋(スイーパー)、冴羽獠(リョウ)。
ここのところ仕事の依頼がなくて、パートナーの槇村香が困り果てていたところ、
アンジーと名乗る外国人美女から猫を探してほしいと言われる。
猫探しにしては高額すぎる報酬に釣られてさっそく捜索に取りかかる獠と香。
 
しかしアンジーの真の目的は獠を殺すこと。
アンジーはかつて暗殺者組織に属しており、その首領(マイヨール)だったのが海原神という男。
彼のことを父親のように慕っていたアンジーは、海原が自身の最高傑作と称する獠のことを敵対視していたのだ。
 
暗殺者組織では、人間の戦闘能力を高めるために薬物を使用していたが、アンジーは使用を拒んで離脱。
そんなものに頼らなくても自分がいちばん強いことを証明しようとしている。
そして、最新最強の薬物“エンジェルダスト”が人の手に渡らぬように盗んだのもアンジーで、
組織はエンジェルダストを奪い返すべく、アンジーを追い……。
 
私はそもそも“シティーハンター”に思い入れがないんですよね。
だけど、前作は面白かった。コロナ前の“もっこりかけ声応援上映”も非常に楽しめました。
アホくさと思いながら笑ったことを思い出します。
 
でも、これはどうかなぁ。つまらなくはなかったけど、スベり気味じゃないでしょうか。
今の時代にはそぐわないというのか、セクハラだらけだし。
いくら仕事ができるイケメンでも、こんなにエロ目線でしか女性を見られないとキモい。(^^;
それと、申し訳なくも女性陣の声にオバハン臭さを感じてしまう人がいます。
今さら若い声に変えるのは、昔からのファンが納得しないでしょうけれど。
 
香が「アンジーさーん」と連呼しすぎ。もうええっちゅうねん、そないに呼ばんでもと思ってしまいました。
続編つくりたいのも丸出しで「まだまだ行けます」とかもあざとくてかなり目障り。
 
男性が観ると前作と変わらず面白いと思うのかしら。
私は本作に関してはもういいです。獠ちゃん相変わらず凄腕だけどね~。

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『ホーンテッドマンション』〈吹替版〉

 『ホーンテッドマンション』(原題:Haunted Mansion)
監督:ジャスティン・シミエン
出演:ラキース・スタンフィールド,ティファニー・ハディッシュ,オーウェン・ウィルソン,ダニー・デヴィート,
   ロザリオ・ドーソン,チェイス・W・ディロン,ジェイミー・リー・カーティス,ジャレッド・レトー他
声の出演:八代拓,土屋アンナ,片岡愛之助,温水洋一,田村睦心,小林幸子,前田一世他
 
字幕版を観た翌日、遠出をするのはしんどいし、近場の劇場で何か観たい。
でも、前週末までの封切り作品はほぼ制覇してしまったから、本作の吹替版を観るしかありません。
109シネマズ箕面にて。
 
観るまでもなく字幕版のほうが良いに違いないと書きました。そのとおりでした。
子ども連れで観に行った友人が眠くなったと言っていたのがわかります。
 
声を担当しているのが誰なのか調べずに行きました。鑑賞後に調べてビックリ。
え~、霊媒師が土屋アンナで、神父は片岡愛之助、教授は温水洋一
水晶玉に閉じ込められた伝説の霊媒師が小林幸子ってか。全然わからなかったなぁ。
 
なんだか台詞がつまらないのです。字幕では笑えたシーンが笑えない。
たとえば、冒頭、息子のトラヴィスが恐怖に怯えながらも自分の部屋に入ったとき。
壁にかかっている女性の大きな肖像画が今にも襲ってきそうで、
トラヴィスはその絵に向かって“Not today”と言います。字幕は「今はやめて」でした。
吹替版では「来ないでよ」。そうなんだけど、普通すぎて面白くない。
 
ギャビーが卵料理を作ろうとしているとき、亡霊たちがふざけてじゃまするシーンがあります。
卵が宙を飛んで勝手に動いたり、フライパンの上で割られて殻ごと突っ込まれたり。
そこでベンとギャビーが“egg”にからめたギャグを言い合うのですが、
これを「卵」でやられると全然笑えません。もっとも、これに関しては字幕版でもスベっているけれど。
 
何よりも、吹替版はなぜかちっとも切なくないのです。
字幕版では泣いた猫のシーンも吹替版では泣けず。
テンポも吹替版より字幕版のほうが良いように感じます。
 
ただ、どちらを観ても、近親者を亡くした経験のある人ならところどころ響きそう。
泣くところまでは行かずとも、猫にはしんみりするはずです。
そして、「幽霊のウィンク」は信じたい。
 
字幕を読むのが大変だという人以外は、断然字幕版がオススメです。

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