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『ヒンターラント』

『ヒンターラント』(原題:Hinterland)
監督:ステファン・ルツォヴィツキー
出演:ムラタン・ムスル,リヴ・リサ・フリース,マックス・フォン・デル・グローベン,マルク・リンパッハ,
   マルガレーテ・ティーゼル,アーロン・フリース,スタイプ・エルツェッグ,マティアス・シュヴァイクホファー他
 
せっかく仕事帰りにシネ・リーブル梅田までやってきたので、2本観て帰る。
前述の『悪魔の追跡』の後にこれを。
 
オーストリア/ルクセンブルク作品。
監督はウィーン出身のステファン・ルツォヴィツキー。
チラシを見たときに、これは絶対私の好きそうなやつだと思いました。大当たり。
 
捕虜となって収容所生活を強いられていたペーター・ペルクは、ようやく解放されてほかの兵士と共に帰郷。
しかし、敗戦国となった故郷は変わり果て、祖国のために戦った兵士にも人々の目は冷たい。
居場所を亡くした彼らは救貧院に身を寄せるしかないが、そこももちろん劣悪な環境。
 
持ち家のあるペーターは、兵士たちと別れるさいに困ったときは訪ねてくるようにと告げ、
妻子が待つはずの自宅へと向かうが、待っていたのは口うるさい家政婦のみ。
数年間に渡って夫の帰国を待ち続けていた妻は、あきらめて実家に帰ったらしい。
 
そんななか、帰還兵を狙ったとおぼしき猟奇殺人事件が発生。
戦地に赴く前は優秀な刑事だったペーターは、捜査に協力することになるのだが……。
 
戦争になんか行かずに警察に留まっていれば、家族とずっと一緒にいることもできたのに。
警察の元同僚ヴィクトア・レンナーはペーターのいない間にしっかり出世。
しかもペーターの妻に懸想していたヴィクトアは、妻子の面倒を見て妻を寝取ることにも成功しています。
 
皆が祖国のために戦ったはずなのに、誰も感謝してくれない。
それどころかアカ扱いされてどこへ行っても侮蔑の言葉を投げかけられます。
ヴィクトアの部下のパウル・セヴェリンも最初はペーターを信じない。
しかし、ペーターが法医学博士テレーザ・ケルナーの命の恩人であることを知り、見る目を変えます。
 
1918年が舞台となっているから歴史物のはずなのですが、
「全編ブルーバックで撮影された絵画的背景」というものらしくてすごくユニーク。
私はロシア作品の『アンチグラビティ』(2019)を思い出しました。
かなりダークなファンタジー作品で、映像に魅入られます。
 
真相は衝撃的。
捕虜収容所で脱走を企てる者がいたときに連帯責任に問われる話が恐ろしい。
1人でも脱走しようとすれば、どれだけの人数が処刑されることか。
ペーターとパウルの抱擁が切なすぎて、胸が痛くなりました。
 
ルツォヴィツキー監督のことをこれまで知らなかったので、まだお若い人なのかと思っていたら還暦過ぎ。
あとどれくらいの作品を撮られるのかわかりませんが、注目したいと思います。

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『悪魔の追跡』【リバイバル公開】

『悪魔の追跡』(原題:Race with the Devil)
監督:ジャック・スターレット
出演:ピーター・フォンダ,ウォーレン・オーツ,ロレッタ・スウィット,ララ・パーカー,
   R・G・アームストロング,クレイ・タナー,ジャック・スターレット他
 
最近ホラーづいている私は、未見のこんな作品がリバイバル公開されていると知り、
仕事が終わってからわざわざ車で梅田まで出向いて鑑賞することにしました。
シネ・リーブル梅田にて。
 
1975年のB級作品
「B級」と書くといつも、が「どこからがB級でどこからがC級?」と言っていたのを思い出す。
でもどう考えてもこれはB級ですよね。
たとえピーター・フォンダとウォーレン・オーツのダブル主演であろうとも。
後者はサム・ペキンパー監督作品の常連でしたが、そうですか、53歳で亡くなっているのですね。
 
ロジャーとフランクは共同でバイクのメンテナンス工場を経営する親友同士。
叩き上げで店を大きくしたふたりは久々に休暇を取ると、互いの妻ケリーとアリスを伴い、
フランクが手にいれた全長10mのゴージャスなキャンピングカーで旅に出る。
 
客が押し寄せるようなキャンピングサイトは嫌だと敢えて避け、メインの道路から脇へそれる。
木々の間に川が横たわる静かな場所を見つけて駐車し、バイクを乗り回して楽しむ男たち。
その様子に呆れながらも微笑ましく思う女たち。酒を飲みながら楽しく夜が更けてゆく。
 
女たちが車内に戻ってからも外で酒を酌み交していた男たちは、
少し先のほうで火が燃え、複数の人間が踊りはじめたことに気づく。
双眼鏡で見ながら最初は笑っていたが、やがて笑えない状況に。
 
それは悪魔崇拝者たちの儀式らしく、ひとりの少女にナイフが突き立てられるのを見て愕然。
その瞬間、折悪く女たちがそろそろ中に入るように大声で男たちを呼んだものだから、
声の方角を振り返った集団がみんなで追いかけてきて……。
 
デカいキャンピングカーで逃げるのは大変。
思い切って川を渡ろうとすれば途中でズボッとはまり、なんとか逃げるも途中で追いつかれます。
キャンピングカーに飛び移ると窓を割って侵入しようとしますからね。怖っ。
 
命からがらたどり着いた警察署。事情を聴いてはくれるけど、なんだかおかしい。
挙げ句の果てに現場へ戻って検証しようと言われ、連れて行かれちゃいます。
枝分かれした道をどちらに行くか教えたおぼえはないのに、えーっ、なんでわかるねん。
 
おまわりさんも、ガソリンスタンドの兄ちゃんも、銃を売ってくれたオッサンも、
キャンピングサイトで親しげに声をかけてきた夫婦も、全員悪魔崇拝者。
それでも最後は逃げ切ってハッピーエンドでしょと思いますやん。
最後の最後、「は!?」って声出ましたよ、私。どんな終わり方やねん。
絶望的なスーパーバッドエンド。これがB級というものだ、弟よ。(^O^)

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『狎鴎亭スターダム』

『狎鴎亭スターダム』(英題:Men of Plastic)
監督:イム・ジンスン
出演:マ・ドンソク,チョン・ギョンホ,オ・ナラ,チェ・ビョンモ,オ・ヨンソ他
 
連休最終日は甲子園へ消化試合を観に行く。
その前に、方角が違うけどどうしても観たかった本作を観にシネマート心斎橋へ。
 
大好きなんです、マ・ドンソク。絶対面白いでしょ!?
 
ソウル漢江の南側の江南区に位置する繁華街・狎鴎亭(アックジョン)。
ここで生まれ育ったカン・テグクは、何を本業にしているのかさっぱりわからないけれど、
やたら人脈があって頼りになるおかげで住人たちから親しまれている。
 
ある日、テグクは馴染みのクラブで元同級生の弟パク・ジウを見かける。
クラブを経営するオ・ミジョンにこっそり事情を尋ねると、
ジウは「神の手」を持つと言われる天才美容整形外科医なのだが、ハメられて多額の借金を背負い、
自身の病院を乗っ取られたばかりか、医師免許停止中の身らしい。
そして現在、たいした腕もない医者の代わりに幽霊手術をさせられているという。
 
これはジウと組んで大儲けするチャンス。
テグクは早速ジウに近づき、どん底の人生から這い上がろうと誘うが、どう考えても怪しい。
躊躇するジウに、テグクは人脈を駆使して医師免許を復活させてみせ……。
 
マ・ドンソクだから面白くないわけはないと思いましたが、正直イマイチ。
共演のチョン・ギョンホを予告編で見たときは美形だと思えたのに、
本編で見ると「三角巾が似合いそうな玉森くん」を彷彿とさせる人だった(笑)。
ちょっと私のタイプじゃない。そのせいであんまりテンション上がらず。
 
周りがみんなグルで、ふたりは仲違いさせられてドツボにハマる。
最後にもっとスカッとする展開が待っているのかと思ったら、そうでもなくて。
つまらなくはなかったけれど、期待値が高かっただけに普通すぎました。
 
それにしても凄いですよね、美容整形大国、韓国
ミジョン役のオ・ナラも、VIP相手の病院スタッフ役のオ・ヨンソも、めちゃめちゃ綺麗。
おふたりとも整形美女なんですか。
わ、いま調べてビックリした。オ・ナラって劇団四季に在籍していたことがあるって。
日本で活躍するには少々ビミョーな響きのお名前に思えます。(^^;

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『ミステリと言う勿れ』

『ミステリと言う勿れ』
監督:松山博昭
出演:菅田将暉,松下洸平,町田啓太,原菜乃華,萩原利久,鈴木保奈美,滝藤賢一,でんでん,野間口徹,
   松坂慶子,松嶋菜々子,伊藤沙莉,尾上松也,筒井道隆,永山瑛太,角野卓造,段田安則,柴咲コウ他
 
TOHOシネマズ梅田にて、前述の『グランツーリスモ』の次に。
 
原作は田村由美の大人気コミックで、TVドラマ化されてそちらも大人気だったようですが、
私はドラマにまで手を出す余裕はなく、この劇場版でお初にお目にかかります。
予告編は台詞を覚えるほど観ました。「犬神家の一族……」「話を聴かない一族……」がお気に入りです(笑)。
 
東京に暮らす天然パーマの大学生・久能整(くのうととのう)(菅田将暉)は、広島の美術館を訪れた折、
犬堂我路(永山瑛太)から整を推薦されたという女子高生・狩集汐路(かりあつまりしおじ)(原菜乃華)に声をかけられる。
古くからある地元の名家・狩集家の当主(石橋蓮司)が亡くなり、遺産を巡る相続争いが勃発するのは明らか。
歴代の当主が亡くなったさいにも狩集家では必ず死人が出ているらしい。
それを阻止するために整に協力してほしいと言うのだ。
 
当主の遺言では、相続権のある4名それぞれに蔵の鍵が渡され、
与えられたお題を解いた者1人のみがすべての遺産を相続するとなっている。
その場に引っ張ってこられた整は、ここに滞在して謎解きをするはめに陥るのだが……。
 
4名は当主の孫たち。
狩集理紀之助(町田啓太)、波々壁新智(ははかべねお)(萩原利久)、赤峰ゆら(柴咲コウ)、そして汐路。
汐路の父親(滝藤賢一)とそのきょうだいたちは、同乗していた車で8年前に事故死。
ゆえに孫たちに相続権がもたらされたわけですね。
狩集家に嫁入りした汐路の母親(鈴木保奈美)には何の権利もないから蚊帳の外。
思った以上にドロドロしている本作の中で、彼女と松坂慶子演じる親族が穏やかなのが救い。
 
さて、そうなんです。もっと明るく楽しめる話かと思ったら、予想以上にドロドロ。
これはホラーかと思う要素てんこ盛りで、まるで横溝正史です。やっぱり犬神家の一族(笑)。
 
いちばん怪しくない人が犯人ってよくあることですが、ホンマにそう。
怪しくないから逆に怪しくて、ほら、おまえやんと思いました。(^o^)
 
ちょっと(だいぶ)ネタバレしてもよいですか。
主要キャストなのにあらすじに名前が出てこない人。おまえだよぉ。怪しすぎる。
しかしこれって、精神鑑定したらおかしいってことになりませんかね。
こんな罪を犯していても、無罪放免になるかもしれない。
 
もっとネタバレしてもよいですか。
昔から伝わるの話を信じ込んで、容姿が異なる者が生まれると抹殺してきた一族。
旧家にはもしかすると実際にあったりしてと思うと恐ろしくて仕方ありません。
 
エンドロールに伊藤沙莉尾上松也筒井道隆の名前があったから、
えっ、どこに出ていましたかと思ったら、エンドロールの後に登場。
そうですか、彼らがTVドラマ版のレギュラーなのですね。観たいなぁ、ドラマ版も。
 
整くんがカレー好きだとは知らなんだ。この劇場版だけ観てもそりゃ知らん。

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『グランツーリスモ』

『グランツーリスモ』(原題:Gran Turismo)
監督:ニール・ブロムカンプ
出演:デヴィッド・ハーバー,オーランド・ブルーム,アーチー・マデクウィ,
   ダレン・バーネット,ジェリ・ハリウェル・ホーナー,平岳大,ジャイモン・フンスー他
 
連休中日、夙川でひとりランチした後、TOHOシネマズ梅田にて2本。
 
私もプレイステーションを持ってはいましたが、RPG専門。
“グランツーリスモ”が世界的人気を誇るドライビングゲームだとは知らず、
そのゲーマーからプロのレーシングドライバーを発掘して育成するプロジェクト、
“GTアカデミー”なんてものがあったとも知りませんでした。
 
ゆえに、その話に惹かれたというよりは、ニール・ブロムカンプ監督作品だということに惹かれて。
南アフリカ出身、『第9地区』(2009)や『エリジウム』(2013)の監督がまさかこれに手を出すとは。
 
“グランツーリスモ”にのめり込んでいる青年ヤン・マーデンボローは、
父親に呆れられながらも本物のレーサーになる夢を諦めきれず、
ゲームで好タイムを叩き出して“GTアカデミー”の予選会に参加するチャンスを得る。
 
“GTアカデミー”とは、SCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)と日産自動車が主催する、
優秀なゲームプレイヤーたちプロレーサーとして育成するための選抜プログラム。
 
アカデミー参加者の指導に当たるのは、元レーサーのジャック・ソルター。
ゲーマーがリアルなレースで通用するはずがないと内心では思っていたジャックだが……。
 
失礼ながら主人公ヤン役のアーチー・マデクウィにイマイチ花がない。
それよりもジャック役のデヴィッド・ハーバーがかっけーオッサン。
『バイオレント・ナイト』を観て以来、私は完全にこのオッサンの虜です。
久々に見るオーランド・ブルームは“GTアカデミー”の設立者ダニー・ムーア役。
“ロード・オブ・ザ・リング”シリーズで美しきエルフを演じていた頃が懐かしいですね。
 
アカデミーを勝ち抜いた者をひとりレーサーとしてデビューさせるに当たり、
インタビューの受け答えが上手かどうかなんてこともダニーは考慮したがる。
ヤンのタイムは1位だったけど、僅差で2位につけた者のほうがメディア受けが良い。
ダニーはヤンの採用に反対したものの、ジャックはタイムが示す通りにヤンを採用します。
この辺、花がない人じゃないと話としてダメなわけですね。(^^;
 
ゲーマーからプロレーサーになるのは確かに凄いことだけど、そんなゲームが凄くないですか。
タイヤの状態までゲーマーはちゃんとわかっている。びっくりしました。
 
ヤンがレース前に気分を高めるために聴く勝負曲に笑ってしまいました。
ケニー・Gとエンヤですって。イケイケの曲じゃないんだわ。
対するジャックの勝負曲はブラック・サバスらしい。
どの時代のブラック・サバスが彼のお気に入りかは知りませんが、
劇中ではオジー・オズボーンの歌声が何度か流れていました。
 
皆さんの勝負曲って何ですか。

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