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『イコライザー THE FINAL』

『イコライザー THE FINAL』(原題:The Equalizer 3)
監督:アントワーン・フークア
出演:デンゼル・ワシントン,ダコタ・ファニング,デヴィッド・デンマン,エウジェニオ・マストランドレア,
   レモ・ジローネ,ガイヤ・スコデッラーロ,アンドレア・スカルドゥッツィオ,アンドレア・ドデーロ他
 
 
土曜日の晩だというのに『アナログ』の客は私を含めて4人。
本作も客が少ないのかと思いきや、そこそこ以上に入っているではないですか。
“イコライザー”シリーズの最後を見届けたい人が多いのか。
監督は前2作と同じくアントワーン・フークア。結構好き。いつも面白い。
 
イタリア・シチリアワイナリーにひとりで乗り込んだロバート・マッコール。
当主以下全員を殺して目的のものを奪い返し、立ち去ろうとする。
 
屋敷の表にいたのは当主の孫である少年。帰宅時に異変を感じた当主が、車内にいるようにと孫に命じていたのだ。
まだ幼い少年に、マッコールはそのまま動かないようにと声をかけて出て行くが、
少年はマッコールの背中に向けて発砲。なんとかその場から逃げ、フェリーに乗り込むマッコール。
 
重傷を負ったマッコールは、下船後、海岸沿いに車を走らせている途中に意識を失う。
通りかかったカラビニエリ(国家憲兵)のジオは、夜中だったこともあり、
病院ではなく懇意の医師エンゾのもとへとマッコールを運び込む。
マッコールを丁寧に治療したエンゾはジオに口止めし、しばらくマッコールの面倒をみることに。
 
快復したマッコールは、この小さくて穏やかな町アルトモンテで過ごすうち、
住民たちからも受け入れられて、ここが自分の居場所だと考えはじめる。
 
ところが、この町で儲けようとしているマフィアがいることを知る。
暴力で住民を圧している様子を目の当たりにして黙っていられなくなったマッコールは……。
 
デンゼル・ワシントン演じるマッコールが冒頭で瀕死の重傷を負い、
意識を取り戻してからも松葉杖を突いて歩くものですから、
えーっ、こんなん再起不能やん、もしかしてリーアム・ニーソン同様に、
だけどどうしてなかなか。たった9秒で悪党全員やっつけるマッコールがカッコよすぎる。
 
ワイナリーを襲撃した理由がわかるのは最後。
てっきり粗悪なドラッグ絡みの大掛かりな悪事をぶっ潰すためかと思いきや、そうじゃなかった。
大掛かりな悪事のほうはCIAに匿名の通報をして任せる。
彼から電話を受けるCIAの新人捜査官コリンズ役のダコタ・ファニングもよかったです。
 
海岸沿いの街並みが美しい。
とにかく悪い奴が見事に殺されるのが気持ちいいから(笑)、もう一度観るかもしれません。

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『アナログ』

『アナログ』
監督:タカハタ秀太
出演:二宮和也,波瑠,桐谷健太,浜野謙太,藤原丈一郎,坂井真紀,筒井真理子,
   宮川大輔,佐津川愛美,鈴木浩介,板谷由夏,高橋惠子,リリー・フランキー他
 
毎月上旬の土曜日が母のがんの進行状況検査日。病院って本当に時間がかかりますねぇ。
診察の前に採血があるから30分早めに来てくださいと言われるけれど、
採血のあと診察まで1時間半は待たされますからね。
でも今回は看護師さんが母のためにベッドを用意してくださっていて、
先月までのように待合の椅子に座ってではなく、ごろりと横になって待たせてもらえました。
 
廊下から「ちょっと言うてもいいですか。毎回思うんやけど、待たせすぎとちゃいますか」と、
たらたら文句を言っている男性の声が聞こえてきて、ちょっと笑ってしまう。
抗がん剤治療を受けている時間にいろんな人を見るのが面白いと言っていたのを思い出します。
 
午前中いっぱい病院にいて、毎回通院の後に恒例化している“にぎり長次郎”で母とランチ。
母もまだ食欲があるから大丈夫。
実家に戻ってうたた寝する母を見て安心しながら私は父所有の本の整理を始めました。
そんなこんなで実家を出たのは日も暮れてから。109シネマズ箕面に寄る。
 
封切り日翌日の晩の回。
このキャストだから混んでいるだろうと思ったのに、客は私を含めて4人じゃないか。
原作はビートたけしの同名小説。監督は『鳩の撃退法』(2021)のタカハタ秀太。
 
デザイン事務所に勤める優秀なデザイナー・水島悟(二宮和也)。
上司の岩本(鈴木浩介)は悟の手柄をすべてかすめとってゆくろくでなしだが、
欲のない悟は自分の仕事ができればそれでいいと思っている。
 
ある日、悟が内装を担当した喫茶店“ピアノ”で美春みゆき(波瑠)と出会う。
彼女は悟のこだわりの部分を見事に言い当て、感激する悟。
また、悟のほうもみはるが持っている鞄を褒めると、母親の形見とのことで喜ぶみはる。
 
みはるのことを夢見心地で話す悟を腐れ縁の高木(桐谷健太)と山下(浜野謙太)がけしかける。
ピアノに足を運んだ悟はみはると再会、食事に誘い、楽しい時間を過ごす。
帰りがけ、悟が連絡先を聞こうとすると、みはるは携帯を持っていないと言う。
今後の連絡の取りようがなくなって戸惑う悟に、来週も木曜日にピアノにいるとみはるは言い……。
 
それから毎週木曜日の仕事帰りにふたりは会うようになります。
 
いまどき携帯を持っていないって、ドン引きされますよねぇ。
私も弟の余命がわずかになるまではスマホはおろかガラケーも持ったことがなかった身。
みんなが携帯を持ちはじめた頃はまだまだ私と同じ人がいましたが、
そのうち携帯を持っていないと変人か非常識な人扱いされるように(笑)。
 
私は、携帯を持っていないことに不安はほぼ感じていませんでした。
不安に思うのはむしろ会う約束をしている相手のほうで、
でも私は遅刻もドタキャンもしないから大丈夫よと思っていました。
もしも私が待ち合わせ場所に現れなければ、それなりの理由があると思ってもらえるし、
相手が来なかったとしても待つのは別に苦じゃないし。
 
だから、みはるとつきあうようになったときの悟の気持ちはちょっとわかる。
でもねぇ、一旦携帯を持ったら無理ですよ、そんなこと。
現に私はいま携帯を家に忘れたりしたら愕然としてしまう(笑)。
 
約束の日に現れなかった彼女がどうなっていたのか。
来なかった事情は彼が想像できなかったものだったけど、ここまで献身的になれるかどうかは疑問。
ただただ、「木曜日にこの場所で」という約束っていいなと思う。それだけかなぁ。
一応泣きましたけどね。(^^;

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『ほつれる』

『ほつれる』
監督:加藤拓也
出演:門脇麦,田村健太郎,黒木華,古舘寛治,安藤聖,染谷将太他
 
シネ・リーブル梅田まで行ったからには1本だけで帰るのはもったいない。
上映時間が合わずに見逃しかけていましたが、ちょうどいい時間にあるじゃあないか。
 
加藤拓也監督のことは存じ上げません。
大阪出身の劇作家で、劇団をいくつか立ち上げ、TVドラマの脚本も多く担当。
映画監督としては『わたし達はおとな』(2022)でデビュー。未見ですが。
 
綿子(門脇麦)には文則(田村健太郎)という夫がいるが、やはり既婚者の木村(染谷将太)と不倫中
バツイチの文則が前妻との間の子どもに会う日はもれなく木村と逢瀬を重ねている。
 
その日、綿子と木村は山梨のグランピング施設へ。
翌日別れの挨拶を交わした直後、綿子のすぐ背後で木村は交通事故に遭う。
駆け寄りたいが、ふたりの関係を誰かに知られては困る。
救急車を呼ぶことすら躊躇して、その場から立ち去る綿子。
 
木村とはもともと親友・英梨(黒木華)に誘われて出かけた先で出会った。
綿子と木村がいつのまにかそういう関係になっていたとは知らない英梨は、
木村が事故で亡くなったことを綿子に連絡してくる。
告別式の日取りを聞いたものの、彼の妻・依子(安藤聖)と顔を合わせたくはない。
 
後日、英梨と綿子は木村の墓参りのために山梨へ。
そこにいた木村の父親(古舘寛治)から彼の思い出話を聞く。
 
一方、文則との夫婦仲は冷えてゆくばかり。
もとはといえば子どもと会うと偽って浮気をしていた文則なのに、
綿子の言動がおかしいことに気づいて彼女の浮気を疑いはじめ……。
 
淡々としていて嫌いじゃありませんが、人としての魅力には欠ける。
染谷将太はいい俳優だと思いますけれど、不倫相手になりそうな男性かと言われると、ん!?
イケメンのいかにもそんな人じゃないほうがこの場合はいいんですかね。
そして夫役の田村健太郎はどう見てもモラハラ男で、こんな奴と結婚するのがどうなのか。
 
終盤の台詞で綿子と文則ももともと不倫から始まった仲であることがわかります。
不倫の間が双方いい人でいちばん楽しかったよねと。
結婚すればいろいろと構いたがる姑の存在もありそうで、大変です。
 
登場人物の気配だけが感じられて姿は見せないのは面白い演出。
姑なんて、綿子の留守中に勝手に部屋に上がり込んでいることがわかるだけで姿は映らず。台詞もなし。
安藤聖演じる木村の妻も後ろ姿のみで声しか聞こえません。
 
物足りなさは感じましたけれど、私はもともと劇作家の映画監督作品はわりと好きかも。
こんな淡々としたやつ、また観たいです。

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『ヒッチコックの映画術』

『ヒッチコックの映画術』(原題:My Name Is Alfred Hitchcock)
監督:マーク・カズンズ
ナレーション:アリステア・マッゴーワン
 
一時期、アルフレッド・ヒッチコック作品を観まくっていたことがありました。
と言っても劇場では観る機会なく、その頃は配信もなかったからレンタルDVDで。
『めまい』(1958)は幸いにも“午前十時の映画祭”で観ることができました。
それ以外は確か1本も劇場鑑賞していないと思います。嗚呼、観たい。
 
『定本 映画術 ヒッチコック トリュフォー』という本は持っています。
翻訳を担当された蓮實重彦先生はまだご健在なのかしらなどと思いながら(ご健在です)、
シネ・リーブル梅田にて。
 
本作はヒッチコック作品の魅力を分析、考察してゆくというドキュメンタリー。
冒頭、ナレーションと脚本はヒッチコック本人というアナウンスがあり、
へ~、今の技術って凄いな~、生前のヒッチコックの声を繋ぎ合わせるか何かして、
こんなこともできるんだわと真面目に感心していましたが、騙された(笑)。
アリステア・マッゴーワンという人で、日本語のウィキペディアのページはありませんが、
どうやらイギリス出身のものまねタレントのようです。
ものまねタレントは英語で“impressionist”というのだと、このたび初めて知りました。(^^;
 
ヒッチコックになりすました彼が、演出テクニックや映像トリックを解説してくれます。
登場人物が屋内に入るとき、見ているこちらもドアを開けて中に入った気持ちになる。
ドアを閉めるところは映さずに、でもドアが閉まる音はする。
これで見ているあなたも閉じ込められたんですよ、てな感じで。
 
逃げようとするのは何も閉じ込められたときばかりではありません。
たとえば『北北西に進路を取れ』(1959)でケイリー・グラントが激走するシーン。
私もこのシーンはよく覚えています。
 
影の使い方も面白いですねぇ。
実際の作品中のシーンをあれこれ出してくれるので懐かしさいっぱい。
 
おおむね楽しくは観たのですが、この手の作品にしては長尺の120分。
途中で眠気に襲われることしばしば。90分ぐらいにまとめてほしかった印象があります。
とはいえ、ヒッチコック作品はやっぱり面白い。
老後にまた片っ端からもう一度観たい気持ちになっています。

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『僕と幽霊が家族になった件』を劇場で観る。

『僕と幽霊が家族になった件』は、2カ月ほど前にNetflixで観た台湾作品。
大好きだったので、機会があれば劇場で鑑賞したいと思っていました。
すでに近所のシネコンではあれとかこれとか前週末に公開になった話題作は鑑賞済み。
観るものもなくなってきたしと、塚口サンサン劇場まで足を伸ばしました。
 
おおっ、Neflixで観たときの自分の感想をあらためて読み返すと、
「そのうち塚口サンサン劇場で上映してくれないかなぁ」と書いていますね。
本作のみならず、『奈落のマイホーム』を観たときもそんなことを思っていました。
心のうちをちゃんとわかってくれる塚口サンサン劇場、大好きです。
 
昔は、ビデオやDVDで観られるものをわざわざ劇場で観なくてもええやんと思ったものです。
でも今は、好きな作品ほど劇場で観たくなる。
 
台湾へは行ったことがありません。
でもなんとなく親近感があって、劇場のスクリーンに大写しになる光景に郷愁すらおぼえる。
 
ミンハン役のグレッグ・ハンとマオマオ役のリン・ボーホンのふたりとも、
中華圏を代表する映画賞“金馬奨”の主演男優賞にこのたびノミネートされたそうです。
これがどの程度の賞なのか知らないのでなんとも言えませんが、嬉しいこと。
 
もう一度くらい劇場で観たいのですけれど、さすがにもうどこも上映しないでしょうか。
またボロ泣きする気満々。

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