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『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』をScreenXで観る。

大阪市内か西宮北口辺りまで行かないともう観るものがない。
家に直帰すればいいものを、ふらふらと109シネマズ箕面に立ち寄り、
 
ScreenXが登場したばかりの頃はエグゼクティブシートから埋まっていましたが、
皆さん、このスクリーンに関しては後方席のほうがよいとわかったのか、
それともたまたま会員じゃない人ばかりが観に来ていて
鑑賞料金の高いエグゼクティブシートは避けたのか、後方席に客が集中。
集中と言ったって、そんなに混んでいるわけではありません。
 
基本的に映画は1回しか観ません。
とか言いつつ、30回観た映画とか、34回観てまだ継続中の映画とか、
15回観てこれもたぶんまた観る映画なんかもあるのですけれど(笑)。
複数回観ると、1回目に見落としていたり聞き取れていなかったりすることが意外と多いと気づく。
 
本作では、ラストにヌードルが母親に会いに行くシーンで、
どうして母親は図書館に住んでいるんだと1回目に観たときに思っていたのですが、
そうか、ヌードルもその母親も本の虫で、本だらけの家に住むのが夢だったんですね~。
 
2回観てもやっぱり楽しかった。
チョコレート組合の三人衆、特に「いちいち説明する人」はスベりすぎで全然面白くないけれど、
ウォンカと彼の仲間たちのことが大好きです。
特にジム・カーター演じる会計士アバカス、好きだな~。
彼は“ダウントン・アビー”で執事のチャールズ・カーソンを演じている役者ですよね。
電話交換手ロッティー役のラキー・ザクラルのことは今まで知りませんでした。好き。
だけど、地味すぎてほかの映画に出演していても見つけられる自信がない。
 
ところで、警察署長役のキーガン=マイケル・キーって、役所広司に似ていませんか。
1回目に観たときは「誰かに似ている」と思い、今回はもう役所広司にしか見えなかった。(^^;
 
観るものがなくなったら今度は吹替版を観てもいいかなと思っています。

—–

『80 For Brady:エイティ・フォー・ブレイディ』

『80 For Brady:エイティ・フォー・ブレイディ』(原題:80 for Brady)
監督:カイル・マーヴィン
出演:リリー・トムリン,ジェーン・フォンダ,リタ・モレノ,サリー・フィールド,
   トム・ブレイディ,ビリー・ポーター,ハリー・ハムリン,グリン・ターマン他
 
年間の劇場鑑賞数記録をすでに更新していることがわかったので、
師走の夜に無理して遠方の劇場に行くこともないかなぁと思い、
おとなしく直帰して家で配信鑑賞。
 
言うちゃなんですが、シネコンの上映作品はほとんど劇場で観ているため、
NetflixAmazonプライムビデオでは独占配信のオリジナル作品を選ぶことがほとんどです。
本作のことは聞いたおぼえがなかったから、Netflixオリジナルだと思い込んでいました。
そうしたら、ちゃうやんか。そうか、日本では劇場未公開の作品だったのですね。
 
実話に着想を得た作品なのだそうです。
アメリカンフットボールの人気選手トム・ブレイディが自ら製作に加わり、
彼に首ったけの婆様たちを描くという。ちょっとどうかなと思わなくもないけれど(笑)。
 
ルー、トリッシュ、モーラ、ベティはアラ傘寿(80歳)の大親友4人。
かつて、癌で化学療法を受けていたルーが寛解したことを祝うために集まった折、
たまたまテレビが故障してチャンネルが変わらなくなったことがある。
放映されていたのはニューイングランド・ペイトリオッツの試合で、
そのときに活躍したクォーターバックのトム・ブレイディに4人は魅入られる。
それから15年以上の間、4人揃ってテレビ観戦するのが常。
 
2017年、ペイトリオッツとアトランタ・ファルコンズがスーパーボウルで対戦することに。
癌が再発したかもしれないことを誰にも言えずにいるルーは、何が何でもスーパーボウルに行きたい。
しかし現地で観戦するとなれば、車を買うほどの大金が必要となる。
テレビ番組でチケットと現地までの旅費を4人組にプレゼントする企画があると知り、
当選するために感動的な話を書いた手紙を番組に出すことに。
 
そしてルーが見事に当選。
スーパーボウルのチケットを手に入れた4人は喜び勇んで現地入りするのだが……。
 
モーラにリタ・モレノ、ベティにサリー・フィールド
まず映画はやっぱりイケメンや美女を見るほうが楽しいから(笑)、
シワシワ、あるいはシワシワじゃないけど明らかに整形しているでしょという婆様4人を見ても、
それほど気分は高まらないどころか、テンション下がり気味です。(^^;
 
まぁ、でもこういう話は鉄板ですよねぇ。
ルーの病状をさらりと流してお涙頂戴に仕立て上げなかったのは良いところ。
観戦前のパーティーでは若者からもらったドラッググミをそうとは知らずに飲んでしまったり、
ポーカーの席に着くことになったり、激辛コンテストに出場したり。
いろんなことがあるもので、これは実話ではないでしょうが、楽しい。
 
トム・ブレイディ自身がプロデュースというのがどうも鼻につくのは否めない。
しかし、アメリカでは野球よりもアメフトのほうがずっと人気があるスポーツだそうですから、
話題にはなるでしょうね。鼻についても面白いことは面白いし、良い話。

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『ジャスト・ア・メリークリスマス』

『ジャスト・ア・メリークリスマス』(原題:Sa Var Det Jul Igjen)
監督:ペッテル・ホルムセン
出演:イーダ・ウルシン=ホルム,カナン・ギル,マリット・アデライド・アンドレアセン,
   ヴェスレモイ・モークリッド,マッツ・ショーゴード・ペテルセン他
 
クリスマス前になると、いったい世界でどんだけクリスマス向けラブコメを撮っとるねんと思います。
Netflixに上がるそれらを制覇したい気持ちに駆られるものの、とてもそんな時間はつくれない。
だけど何本かはやっぱり観たいじゃないですか。
 
本作も12月に入ってから配信が開始になりました。ノルウェー作品です。
なんとこれ、実話が基なのだそうで。
 
ノルウェー出身のテア(♀)とインド出身のジャシャン(♂)はドイツで同棲中。
もうじきクリスマスという日、ジャシャンがテアにプロポーズ。幸せすぎるふたり。
 
しかし、テアには気がかりなことがあった。
伝統的なクリスマスしか受け入れないと思われる実家の母親アンネリーセは、
娘の婚約者がインド人と知ればどうするだろうか。前もってジャシャンのことを知らせる勇気はない。
恋人を連れて行くということだけを知らせて故郷ノルウェーへと向かうテアとジャシャン。
 
案の定、ジャシャンを見るなりひきつった笑顔を見せるアンネリーセ。
ジャシャンはといえばさほど気にする風でもなく、いきなり「ママ」と呼ばれてアンネリーセは困惑顔。
 
やがてテアの兄シィーメンとその妻ヒルデグン、娘のロニヤが到着。
彼らもジャシャンを見て驚いたものの、そこはまぁまぁ大人。
アンネリーセに気を遣っていつもしんどそうなヒルデグンにいたってはむしろ歓迎している様子。
 
なんとかテアの実家で気に入られたいジャシャンだったが、やることなすこと裏目に出る。
しかも向かいの家に暮らすヨルゲンがテアと5年もつきあっていた元カレだったと知り……。
 
差別主義者とは言わないまでも、アンネリーセはかなり嫌な感じです。
でも普通は驚きますかね、ノルウェー人の娘がインド人を連れて帰ってきたら。
 
ノルウェーとインドでは何もかも違いすぎる。
ただでさえ違うのに、テアの実家では伝統を重んじるからもっと大変。
ジャシャンの味方でいなければいけないはずのテアは、ついついジャシャンに無理を強いてしまいます。
 
一方のジャシャンは陽気なイイ奴とはいえ、少々無神経に過ぎるところがある。
「クリスチャンでもないのにクリスマスというだけで教会に集うのはなぜだ」と尋ねたり、
調子っぱずれのうえに大きすぎる声で賛美歌を歌ったり。
くしゃみをしすぎて教会の外に追い出されると、そこからインドの母親に電話して、
これまた教会内にも聞こえるほどの大きな声で「変な文化だよ」みたいなことを話す。
 
あんまりいい話じゃない気もするのですけれど、テンポが良いおかげでわりと笑えます。
評価はあまり高くなくても、私は嫌いじゃないな~。
 
ずっと嫌なオバハンぶりを発揮しつづけるだけに最後のアンネリーセはサイコー。
クリスマスだというのにアルコールを摂取しない理由はそういうことか!

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『阪神タイガース THE MOVIE 2023 栄光のARE』

『阪神タイガース THE MOVIE 2023 栄光のARE』
監督:今村圭介
ナレーション:立木文彦
 
109シネマズ大阪エキスポシティにて。
何曜日に観に行こうが割引なしの一律料金2,200円で公開中。
 
18年振りリーグ制覇の興奮と、38年振り悲願の日本一の裏側がシーズンハイライトと
監督、コーチ、選手の証言を交え劇場の大スクリーンに映し出される!」だそうです。
 
甲子園の年間予約席を購入しはじめてから20年近く経ちます。
もう優勝を観ることはできないかもしれないと思っていました(笑)。
なにしろ『阪神タイガース THE MOVIE 猛虎神話集』(2020)を観たときは、
かつての暗黒時代とまでは言わないまでも、アカン試合が多かった。
出演していた選手たちもいつまで残っているだろうと心配したものです。
 
本作はセ・リーグ制覇までを振り返るもので、日本シリーズの話はほぼ静止画のみ。
日本シリーズまで観たかったのよという人にとっては期待外れかと思いますが、
リーグ制覇に至るまでをこうしてもう一度振り返れるのは嬉しいこと。
 
映画化が決まってからの岡田監督へのインタビュー、
大山、近本、佐藤、大竹、村上、森下を中心とした選手たちの岡田監督像など。
再び優勝の余韻に浸ることができました。
 
圧倒的な強さを見せた今シーズンではありましたが、
阪神タイガースの長年のファンはまだまだ疑っているはず、ずっとこのままのはずはないと(笑)。
ずっと強いと、それはそれで寂しくなることもあるのかも。
いやいや、あと何回でも優勝を見せてほしい。

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『屋根裏のラジャー』

『屋根裏のラジャー』
監督:百瀬義行
声の出演:寺田心,鈴木梨央,安藤サクラ,仲里依紗,杉咲花,山田孝之,高畑淳子,寺尾聰,イッセー尾形他
 
前述の『ウィッシュ』を観てそのまま帰ろうかと思ったのですが、なんとなくまだ体力的に大丈夫そう。
同じく109シネマズ箕面にて、21:50からの回を鑑賞しました。上映終了は23:50。しんど。
 
原作はイギリス人作家A. F. ハロルドの児童文学『ぼくが消えないうちに』。
イギリス文学協会賞(7~11歳対象部門)の受賞作品なのだそうです。
制作はスタジオポノック。私は『メアリと魔女の花』(2017)よりこっちが断然好き。
『二ノ国』(2019)の百瀬義行監督、結構私好みかもしれません。
 
少女アマンダ・シャッフルアップは父親を亡くし、母親リジーと2人暮らし。
リジーは書店を切り盛りしているが、諸事情によりまもなく閉店予定。
 
アマンダの親友は少年ラジャー。
ラジャーはアマンダの想像がつくり出した友だち“イマジナリ”で、アマンダ以外の人間には見えない。
見えないラジャーと遊んでいるのを見て、リジーは訝るばかり。
 
ある日、見るからに怪しげな男ミスター・バンディングが書店を訪ねてくる。
追い返そうとするリジーの後ろにラジャーの姿を確認すると、バンディングはいそいそと退散。
リジーには見えなかったようだが、バンディングの背後には恐ろしげな少女がいた。
殺気を感じておびえるアマンダとラジャー。
 
実はバンディングはイマジナリを食べることで永遠の力を得ているらしく、
これまでに見たこともないほど出来の良いイマジナリ、ラジャーを狙っているのだ。
 
リジーとアマンダ、ラジャーが出かけた折、追いかけてきたバンディング。
逃げようとするアマンダは車に撥ねられ、病院へと運ばれる。
 
ひとりきりになって途方に暮れるラジャーに声をかけたのは、猫のジンザン。
言われるがままについて行くと、イマジナリたちが住む町にたどり着き……。
 
想像上の友だちというものが私には居たおぼえがないけれど、
もしかすると本作の登場人物たちのように、居たのに忘れているのかもしれません。
悲しいとき、寂しいとき、つらいときに支えてくれるイマジナリ。
そんな子ども時代が過ぎ去れば、一緒に居たことさえ忘れてしまう。
 
忘れられて、一度は消えてしまったイマジナリたちが、再び必要とされることがある。
必要としている人の前に現れて、また救ってくれるのですね。
 
おかしなことを言う子どもだと叱るのは簡単。
でも子どもには本当に見えているのだと思ったほうがいいのかな。
 
声を聞いてすぐに誰かわかったのはリジー役の安藤サクラとバンディング役のイッセー尾形のみ。
イマジナリを仕切るエミリの声は仲里依紗でしたか。エミリは泣かせてくれます。
ジンザンは山田孝之、冷蔵庫という名の老犬の声は寺尾聰とな。なるほど。
 
序盤、あまりにもアマンダの話を信用しないリジーに怒りすらおぼえていたのですが、
終わってみればとても良い話。IMAXでもう一度観るのもいいかも。

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