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『カラオケ行こ!』

『カラオケ行こ!』
監督:山下敦弘
出演:綾野剛,齋藤潤,芳根京子,橋本じゅん,やべきょうすけ,吉永秀平,チャンス大城,RED RICE,
   八木美樹,後聖人,井澤徹,坂井真紀,宮崎吐夢,ヒコロヒー,加藤雅也,北村一輝他
 
封切り日のレイトショー、イオンシネマ茨木にて鑑賞しました。
 
原作は和山やまの同名人気漫画。週刊誌に連載中の作品なのかと思っていたら1巻もの。
2019年に同人誌の即売会で頒布されて話題になり完売。
入手困難な時期が続いた1年後、加筆修正した形で単行本化されたそうです。
 
監督は、大好きと言ってもいいかな、20年以上前から注目しつづけている山下敦弘
あまり多作ではなくて観る機会が少ないと思っていたら、『1秒先の彼』(2023)からは1年経たず、
今年は5月に2作品も公開が決まっているぞ。嬉しい。
 
四代目祭林組の若頭補佐・成田狂児(綾野剛)は困っていた。
というのも、組長(北村一輝)が大の歌好き。
組長主催のカラオケ大会で歌下手王に認定されると、組長自らの手で刺青を彫られるから。
しかも組長の刺青の腕は最悪で恐ろしく痛いうえに、
当該組員が日頃公言している「嫌いなもの」の絵や字を彫られるのだ。
 
歌下手王になることだけは避けたいと思っていたある日、
合唱コンクールが開催されている会場前を通りかかり、ふらりと入ってみる。
そこで3位になった中学校の歌に心を掴まれた狂児は、
帰宅途中だった合唱部の部長・岡聡実(齋藤潤)を捕まえ、歌唱指導を頼み込む。
 
半ば強引にカラオケボックスへと連れて行かれた聡実は、
自分の声域も考えずにX-JAPANの“紅”を熱唱する狂児の姿を見せられて呆気に取られる。
 
圧倒的なボーイソプラノを誇っていた聡実はちょうど変声期に差しかかり、
ソプラノが出にくいと感じるせいで部活にも身が入らなくなっていた。
そこで、嫌々ながらも狂児のカラオケにつきあうようになるのだが……。
 
山下監督は『松ヶ根乱射事件』(2006)のようなシリアスな作品も撮っていますが、
こういうちょっと軽めで能天気に楽しめる作品も◯。
能天気ではあるけれど、やっぱり切ない部分があって、私は大好きです。
 
原作を読んでいないので、原作の舞台がどこなのか知りません。
原作者の情報も少ないから、大阪出身の人なのかどうかもわからない。
八尾市が舞台というのはもともとのことなんですか。
山下監督は愛知県出身、綾野剛は岐阜県出身で、齋藤潤も神奈川県出身だという。
このキャストで全編大阪弁というのは相当キツかったはずですが、合格点をあげます。←なぜか上から(笑)。
齋藤潤くんにはお初にお目にかかると思ったら、『正欲』(2023)に子役で出演していたのですね。
磯村勇斗演じる主人公の中学生時代の役だったとは。
 
ヤクザにひとりぐらい知り合いがいてもいいと思っています。
それがこんなヤクザだったらと思うと、あり得ないことだろうけど、嬉しくなる。
もっとも、これだと日々暮らしていけそうにありませんが。
 
歌好きに悪い奴はおらん。ってことはないですかね。(^^;

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『名探偵コナン vs. 怪盗キッド』【TVシリーズ特別編集版】

TVシリーズ特別編集版『名探偵コナンvs.怪盗キッド』
構成:宮下隼一
声の出演:高山みなみ,山口勝平,山崎和佳奈,松井菜桜子,小山力也,緒方賢一,永井一郎他
 
せっかくTOHOシネマズ伊丹まで行ったので、
前述の『エクスペンダブルズ ニューブラッド』1本で帰るのはもったいないと思い、本作も鑑賞しました。
なんだかよくわからないのですけれど、4月に公開予定の“名探偵コナン”シリーズの劇場版最新作は、
“怪盗キッド”とやらが出てくるそうで、その復習予習を兼ねた特別編集版ということか。
 
高校生の黒羽快斗は、世界的マジシャンだった父親が実は怪盗キッドで、
謎の組織に殺害されたことを知ってしまい、真相を探るために自ら二代目怪盗キッドを名乗ります。
父親が追っていた伝説のビッグジュエルを手に入れれば謎の組織の正体がわかるのかどうか私は知らんけど、
そのビッグジュエルを餌に怪盗キッドを誘い出そうとする財閥の相談役・鈴木次郎吉。
次郎吉の挑戦に乗った怪盗キッドがいつもどおり鮮やかな手口で盗みだそうとします。
そのトリックを解き明かそうとするコナン。
 
てな話なのですが、コナンにもともと思い入れはなく、TVシリーズも観たことがない私にはつらかった。
工藤新一が訳あってコナンと化したことぐらいは知っていますが、
新一と快斗が似すぎているうえに、声まで同じ人が担当しているではないですか。
怪盗キッドを初めて見る者としては、何がどうなっているのかさっぱりわからず、困惑。
劇場版新作は観るつもりだったからこれが予習になるはずが、爆睡してしもたやんか。
 
TVシリーズの編集版ということで、今までに怪盗キッドが登場した話を集めているのかしら。
それを解明する前に寝ちゃったから、無理。
たぶん劇場版だけ観るほうが話がわかりやすい気がします。(^^;

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『エクスペンダブルズ ニューブラッド』

『エクスペンダブルズ ニューブラッド』(原題:Expend4bles)
監督:スコット・ウォー
出演:ジェイソン・ステイサム,カーティス・“50セント”・ジャクソン,ミーガン・フォックス,ドルフ・ラングレン,
   トニー・ジャー,イコ・ウワイス,ランディ・クートゥア,アンディ・ガルシア,シルヴェスター・スタローン他
 
前週、ちょうど良い時間に上映がある109シネマズ大阪エキスポシティの4DX版を観ようかと思いましたが、
4DXってそもそも鑑賞料金が高いし、映像と座席の動きにあまり一体感がないうえに、
隣席のスイッチを切ろうとも前席から水しぶきが飛んでくるし、夏でも震えるほど寒いんです
んじゃ無理して4DXで観る必要もないなとパス、後日TOHOシネマズ伊丹にて鑑賞しました。
 
“エクスペンダブル”シリーズの第4弾。わりと最近だと思っていた第3弾は10年前の2014年。
シルヴェスター・スタローンは77歳になり、ジェイソン・ステイサムも56歳になりました。
なんといってもこのシリーズの売りは新旧アクションスターの豪華共演ということなのですが、
この第4弾を観るかぎり、新アクションスターはいませんよねぇ。
“ロッキー”の宿敵“ドラゴ”役だったドルフ・ラングレンも66歳だし、ランディ・クートゥアも還暦。
腰痛とか老眼とかを感じさせる台詞が可笑しい。
 
さてさて、80歳まで秒読みとなったスタローンにはもう動いてもらうのをやめにしたのか、
本作では早々に死亡。と思わせて絶対死んでへんやろというのは観る人みんなが思うことでしょう。
死んでるわけないやんかいさ(笑)。
 
ラフマト(イコ・ウワイス)率いる国際テロリスト集団が、リビアで核兵器の起爆装置強奪を狙っているとの情報を得て、
CIAの指揮官マーシュ(アンディ・ガルシア)は傭兵軍団“エクスペンダブルズ”にその阻止を命じる。
 
バーニー(シルヴェスター・スタローン)とクリスマス(ジェイソン・ステイサム)たちは現地へ向かうが、
ブツを積んで逃走するラフマトを追いかける途中、バーニーが操縦する飛行機が危険にさらされる。
ラフマトを追うよりもバーニーを救うことを優先したクリスマスだったが、飛行機は墜落し、
中から丸焦げになったバーニーの死体が発見される。追悼のパーティーで悲しみに暮れるクリスマス。
 
マーシュは指示を無視したクリスマスの責任を問い、このミッションチームから追放。
新たにチームリーダーに任命されたのは、クリスマスの元恋人ジーナ(ミーガン・フォックス)。
ラフマトの背後にいる黒幕オセロットの正体を暴くため、ジーナらは動きはじめる。
 
バーニーの敵をとりたいクリスマスは、ジーナに渡した武器に追跡装置を忍ばせていた。
新エクスペンダブルズが出向いた先へ自分も向かい、
その途中、生前のバーニーから聞いていたデーシャ(トニー・ジャー)なる人物と出会う。
デーシャはバーニーの旧友で、ナイフ使いの達人。
バーニーが死んだと聞き、クリスマスと共に戦いに臨むことに決めるのだが……。
 
いくら新メンバーが加わろうと、クリスマスたちの印象が強すぎて、
やっぱりこれはアクションで世界を席巻してきたオッサンたちの映画でしかありません。
 
ネタバレですが、黒幕はマーシュ。アンディ・ガルシアはこんな悪役が増えましたねぇ。
増えすぎて、本作でも最初から怪しい。やっぱりこいつかよって感じです。
 
タイのスーパースター、トニー・ジャーはオッサンっぽくはあるものの、まだ40代。
キレ味の良いアクションを見せてくれるのが嬉しい。
 
これ以上は歳を取らずにいてほしい。
さすがに全員70歳を超えると、アクションもしんどそうで観ていてつらくなるのではないかと。
時間よ止まれ。

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『シャクラ』

『シャクラ』(原題:天龍八部之喬峰傳)
監督:ドニー・イェン
出演:ドニー・イェン,チェン・ユーチー,リウ・ヤースー,ウー・ユエ,カラ・ワイ,
   チョン・シウファイ,グレイス・ウォン,ドゥ・ユーミン,レイ・ロイ,ツイ・シウミン他
 
同じく109シネマズ大阪エキスポシティにて。
駐車場料金サービスを受けられないかと思った話は前述しています(笑)。
 
“イップ・マン”シリーズのドニー・イェンが監督と主演の両方を務める武侠アクション。
こういうのを武侠アクションというのは今知りました。
だいたい、ふだん生活していて「武侠」なんて言葉を使う機会はないですしね。(^^;
 
本編開始には少しだけ遅刻。スクリーンに映し出されたシーンがすでにめちゃめちゃ楽しい。
おお~っ、さすが本命、観に来てよかったと思う。
 
原作は、中華圏で広く愛されている金庸の大長編武侠小説『天龍八部』。
舞台は11世紀の中国で、主人公となるのは4人。
大理国国王である段正淳の息子・段誉、丐幇(かいほう)(一種の共同体)の幇主・喬峯、
少林寺で修行をしたにもかかわらず戒律を破った僧侶・虚竹、大燕国の末裔・慕容復。
 
それぞれを主人公とした続編があるのかないのか、本作の主人公は喬峯です。
 
宋代の中国。
武術集団・丐幇の幇主・喬峯は誰からも慕われる存在。
優れた武人であるうえに、その人柄は欠点を見いだすことができないほど。
 
ところがある日、奸計に遭う。
副幇主・馬大元の妻・康敏が「夫を喬峯に殺された」と訴えたばかりか、
亡き夫がしたためていた書簡の中に、「喬峯は漢人ではなく契丹人、
自分の身に何かあれば喬峯の仕業だ」と書かれていたと言う。
真偽も明らかにならぬまま、喬峯は人殺しの契丹人だと皆から罵られて追放を命じられる。
 
郷里に戻ってみると両親が何者かに殺されており、
少林寺に寄れば育ての親である師匠がこれも何者かに殺される。
その罪はすべて喬峯にかぶされて、逃げる道しかない。
 
慕容家に仕える侍女・阿朱は、慕容復の指示で少林寺に忍び込んだところ、喬峯と遭遇。
喬峯が追っ手に向かって放った技を阿朱も受けてしまい、重傷を負う。
阿朱をその場に残しておけずに連れ出すと、介抱する喬峯。
さまざまなよくない噂を聞いていた阿朱だったが、喬峯を慕うようになる。
 
阿朱の傷を完治させるには、喬峯を殺そうと皆が待ち構える聚賢荘へ向かうしかない。
聚賢荘に行けば阿朱の傷を治せる医者がいる。
しかし医者は阿朱の命を救ってやる代わりに喬峯の命を差し出せと言い……。
 
壮大な話すぎて、人間関係を掴みにくかったりもするのですが、
喬峯が謀略にはまって理不尽に追い出され、自分の出自を探る旅をするってことですよね。
その道中、いろんな敵に襲われるけれど、とにかく喬峯は強い。
序盤に自ら刀で脇腹をプスプス刺したのに無傷かい!と笑ってしまった。
 
ドニー・イェンの華麗な動きを見ているだけで楽しいし、
阿朱役のチェン・ユーチーがはかなげな美人で目が釘付けに。
 
で、やっぱりこれ、続編を作るのですよね?
じゃないとかなり中途半端。この先どうなるのか知りたい。

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『劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』

『劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』
監督:井上圭介
声の出演:内田真礼,蒼井翔太,柿原徹也,鈴木達央,松岡禎丞,岡咲美保,水瀬いのり,
     早見沙織,小野賢章,村瀬歩,鬼頭明里,上田麗奈,日笠陽子,釘宮理恵他
 
なんじゃこのタイトルのアニメは!?と思って年末からずっと気になっていたのですが、
わざわざ観に行くほどでもないかなぁとスルーしていました。
しかしこの日、本当に観たいと思っている作品が20:30からの上映で、
その前に観られそうな作品はこれしかない。
と言っても、本作は19:00~20:45の上映で、後の本命とは15分間もかぶっているのです。
 
でもまぁいいやと109シネマズ大阪エキスポシティへと向かい、
映画2本分の駐車サービスを受けるために駐車券を提示したら、
バイト女子が食い入るように私のチケット2枚を見比べる。
「えーと、上映時間が重なっている場合は1本分しかサービスできないんですけれど」。
そりゃそうだ、同じ時間帯に上映される作品を2本予約可能なら、
会員になりすまして友人知人の分を買うこともできてしまうわけですから。
 
でも、まるかぶりしているんじゃないのよ。予告編をパスして、最初のほんの数分見逃すだけ。
「ちょっと確認してきます」と奥へ引っ込むバイト女子。
戻ってくると、「今回に限り、2本分お出しします」。ありがと~。(^O^)
1本目は20:40からエンドロール、2本目は20:40に本編開始だということも教えてくれました。
年間300本以上観ようと思ったら、時にはこんなハシゴもせなあかんのです。許して。
 
さて、いつものごとく、前知識はゼロ、何にもありません。
どうせわからんやろと期待もせずに観はじめたら、ざくっと説明してくれるうえに、その説明が面白い。
原作やTVアニメシリーズで確かめてくれりゃいいのよという宣伝も忘れずに(笑)。
 
そのざっくりとした説明のうち私が覚えている部分だけで説明すると、
乙女ゲームにハマっていた女子高生が頭を強打して昇天。
目が覚めたときにはその乙女ゲームの登場人物になっていた。
しかも、彼女が転生したカタリナなる女性は、絶対に死ぬことが決まっている。
どうすれば死へまっしぐらかわかっているから、死なないように考える。
体力をつけて、食べるものに困らないように畑なんかも耕して。
おおざっぱにはこれで合っているのかしら!?
 
で、シリーズ初の劇場版は、原作者による書き下ろしの完全新作とのこと。
 
主人公の令嬢カタリナは、お供を連れて出かける途中、車窓から見慣れぬ商隊を発見。
「商隊」という言葉を私は初めて聞きました。
サーカスのテントのようなものを張ってつくられた移動する町なのですかね。
ここに寄ったカタリナは、動物と心を通わせることのできる青年アーキルと出会います。
 
彼やその仲間と楽しく過ごしていたカタリナですが、アーキルにどこか見覚えがあると思っていたら、
彼は前世の乙女ゲームの中に出ていた人物じゃあないですか。
アーキルには凄絶な過去があり、今は囚われの身。
自分はともかく仲間だけでも解放しようと思って、ある企みを遂行中。
その企みを果たしても囚われの身のままだと知っているカタリナは、なんとか阻止しようとします。
 
何の期待もせずに観たおかげではなく、すごく楽しいアニメでした。
登場人物たちみんな可愛げがあって、良い仲間ばかり。
自分の予想が当たる理由を言えないカタリナの脳内会議には笑いました。
 
観る機会があるならばスルーしてはいけない。何でも観なくちゃと思えたアニメです。
 
しかしだいたい乙女ゲームって何なのよ。私の場合そこから調べなきゃ。
女性向けの恋愛ゲームのうち、プレイヤーが女性のゲームを乙女ゲーム、略して「乙ゲー」と呼ぶのですと。
ひとつ物知りになったような気がするけど、気がするだけですね。(^^;

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