MENU
ChatGPT-Image01
ChatGPT-Image02
ChatGPT-Image03
ChatGPT-Image04
ChatGPT-Image05
previous arrow
next arrow

『猿の惑星/キングダム』

『猿の惑星/キングダム』(原題:Kingdom of the Planet of the Apes)
監督:ウェス・ボール
出演:オーウェン・ティーグ,フレイヤ・アーラン,ケヴィン・デュランド,ピーター・メイコン,
   トラヴィス・ジェフリー,リディア・ペッカム,ニール・サンディランズ,ウィリアム・H・メイシー他
 
実家の片付けの合間を縫ってイオンシネマ茨木にて、2本ハシゴの1本目。
 
オリジナルの『猿の惑星』が初めて公開されたのは1968年のことだそうです。
以来、「続」だとか「新」だとかが付いて映像化されつづけているわけですが、
私がちゃんと観はじめたのはリブート版の『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011)からでしょうね。
新シリーズの第1弾として製作されたのが本作。
 
前作から300年後の地球というのが本作の舞台で、すっかり猿たちが支配する世界となっています。
監督は“メイズ・ランナー”シリーズのウェス・ボール。
 
文明を築き上げた猿たち。イーグル族は鷹狩りをするチンパンジー。
そのイーグル族の長老夫婦の間に生まれたノアは、次代を担うリーダーとして期待されている。
幼なじみで親友のスーナやアナヤと共に、成人の儀式を迎える準備中。
儀式には鷲の卵が必要とされ、ノアは断崖絶壁の上にある巣からみごと卵を奪う。
 
ところが、夜中に食糧を求めて忍び込んだらしい人間を捕まえようとしたさいに、卵が割れてしまう。
卵がなければ儀式は無理。腹を立てて盗人を追いかけるノア。
そのとき、ボノボ(=ピグミーチンパンジー)の武装集団がやってきたことに気づく。
慌てて自分の村へと戻るも、プロキシマスという暴君率いる軍に襲撃されて村は焼き払われる。
 
目覚めると一帯は焼け野原。仲間は誰も残っていない。
家族と仲間を取り戻すため、ひとり旅立つノアは、途中オランウータンのラカに出会う。
ラカもノア同様にプロキシマスに襲われて仲間を失ったらしく、一緒に行動を開始。
すると、卵を割ったあの人間がまた食糧を求めて近づいてくるではないか。
敵意をむき出しにするノアに対し、ラカは思いやりが大切だと説き、人間に食べ物を与える。
 
何も話そうとしない彼女のことを、ノアとラカは言葉を知らないのだと決めつけていたが、
人間が野生化するなかで彼女は実はとても賢い女性で、名前はメイ。
プロキシマスのねぐらを知っているという彼女と手を組み、そこへ向かい……。
 
これまでのシリーズを観たことがなくてもついて行けると思います。
 
賢い人間を生かしておいて、自分も賢くなるべくいろいろと教えさせるプロキシマス。
ほとんどの人間が殺されるなか、教師として重宝される生活は悪くない。
そんなふうにプロキシマスのもと軟禁状態で暮らしているトレヴァサン役にウィリアム・H・メイシー
メイ役のフレイヤ・アーランはまだ22歳、初めて見る女優です。長編映画の出演は初の模様。
 
いつのまにか猿と人間の立場が逆転していて、昔は人間が猿より上だったと知らないノア。
人間がつくった施設に忍び込み、動物園の絵本を見たときの衝撃。
こんなものを描いていた人間を信じていいものかどうか迷います。
 
ラカから聞いたシーザーの話。人間に育てられた猿で、猿と人間の共生を望んでいた偉大な人物。
その伝説がねじまげて伝えられ、独裁者プロキシマスが君臨しています。
プロキシマスがいかに残虐な猿でも、何百匹もいる猿が一緒に襲いかかれば倒せるやろと思っていました。
なのに足がすくむのは、暴力による洗脳がいかに恐ろしいかということでしょう。
ノアと皆が立ち上がるシーンはちょっと感動的。
 
しかし、いったいいつまで続くのか、このシリーズ。(^^;

—–

『恋するプリテンダー』

『恋するプリテンダー』(原題:Anyone But You)
監督:ウィル・グラック
出演:シドニー・スウィーニー,グレン・パウエル,アレクサンドラ・シップ,ガタ,ハドリー・ロビンソン,ミシェル・ハード,
   ダーモット・マローニー,ダレン・バーネット,レイチェル・グリフィス,チャーリー・フレイザー他
 
上映初日にイオンシネマ茨木にて鑑賞しました。
この日封切りだった作品何本かの中でいちばん楽しみにしていたので優先して観ましたが、
うーむ、言うほどではなかったかも(笑)。
 
ハングマン役の彼を観る前にも出演作を観たことはあったのに、
『トップガン マーヴェリック』を観るまでは全然印象に残る俳優ではありませんでした。
でもその後観た『セットアップ:ウソつきは恋のはじまり』(2018)の彼は大好きで。
同じようなラブコメならハマるのではないかと観に行ったというわけです。
 
言うほどではなかったと書きましたが、全米ではじわじわと評判になって、予想を超える大ヒットを記録したそうです。
そうなの? どの辺が?
 
トイレを借りに入ったカフェで冷たく応対されて困っていたビーは、
咄嗟の機転で彼女を助けてくれたイケメン、ベンと意気投合。
彼の部屋で一夜を楽しく過ごしたのに、朝目覚めて不安になり、こっそり退出する。
 
帰途につきながらそのことを姉のハリーに電話すると、最高の相手と巡り会えたのになぜ黙って帰ってきたのかと咎められる。
そりゃそうだとベンの部屋へ戻ったところ、ビーに黙って去られたことにショックを受けたベンが、
親友のピートに最悪の相手だったとビーの悪口を言っていた。
まさか心にもないことを言っているとは思わなかったビーのほうが今度はショックを受けて退散。
 
それから月日が経ったある日。
同性愛者のハリーとピートの姉クラウディアが結婚することに。
シドニーで執りおこなわれる結婚式に出席するため、ビーとベンはたまたま同じ飛行機に乗る。
ふたりの間に漂う険悪なムードを心配したハリーとクラウディア、ピートとその両親は、ビーとベンが恋仲になるように画策。
それを察知したふたりは、結婚式を台無しにしないためにも今だけは恋人のふりをしようと決める。
 
ところが、ビーの両親は、ビーが長らく交際していたジョナサンのことがお気に入りで、
この機会によりを戻させようと、勝手にジョナサンを現地に呼ぶ。
また、ベンを振った元カノのマーガレットも結婚式の出席者のひとり。
ジョナサンは理想の相手だったとビーは言うし、マーガレットにも嫉妬させたい。
ビーとベンはイチャイチャするふりに努めるのだが……。
 
それなりに楽しかったけれど、それなり以上ではない感じ。
いちばん驚いたのは、シドニー・スウィーニーが巨乳だったということですかね(笑)。
今までラブコメのイメージはなくて、どちらかといえばお堅い役の女優さんだと思っていたから、
こんなに胸元の大きく開いた服を着て、ラブシーンも演じていることにビックリ。
しかし全部脱いでいるものの、乳首は絶対に映りません(笑)。
 
『トップガン マーヴェリック』のとき、グレン・パウエルのご両親が息子の活躍を喜んで映画を何度か観ているという記事を読みました。
それはいいと思いましたが、本作のこんな情けないシーンで全裸になっているのは親なら観たくないかも。(^^;
 
ストーリーも目新しいとは思えず、普通。
まぁ、目の保養にはなるかな。

—–

『水深ゼロメートルから』

『水深ゼロメートルから』
監督:山下敦弘
出演:濱尾咲綺,仲吉玲亜,清田みくり,花岡すみれ,三浦理奈,さとうほなみ他
 
イオンシネマ茨木に行く日が続いております。
55歳を過ぎれば何曜日に行こうが1,100円で観られるのは本当にありがたい。
しかもポイントもちゃんと付いて、6本観れば1本タダですからね。
 
小品だと思っていたのに予想外のヒットを飛ばした『アルプススタンドのはしの方』(2020)。
あれは兵庫県立東播磨高校の演劇部顧問が執筆した高校演劇の戯曲が原作でした。
これは徳島市立高校の演劇部員が執筆した高校演劇の戯曲だそうで。
第44回四国地区高等学校演劇研究大会の文部科学大臣賞(最優秀賞)受賞作。
監督は『カラオケ行こ!』山下敦弘だから、期待が膨らみます。
 
夏休みの高校。水の張られていないプールに集まった女子たち。
そのうちの2人、ミク(仲吉玲亜)とココロ(濱尾咲綺)は特別補習のために
体育教師の山本(さとうほなみ)から呼び出され、プール掃除を言いつけられる。
 
ミクは阿波踊りで男踊りを踊りたい。
ココロを待つ間、踊りの練習をするが、後から来たココロはメイクが命。
掃除をする気もなくて、鏡を見ることに余念なし。
 
補習対象者でもないのに2人と共にプールにやってきたのはチヅル(清田みくり)。
水泳部の部長であるチヅルは、野球部の男子とタイムを競って負け、ライバル心を燃やす。
もう1人、やってきたのは、チヅルの先輩で元部長のユイ(花岡すみれ)。
 
こんな4人がカラッカラに乾いた水のないプールで、
部活中の野球部がいるグラウンドから飛んでくる砂を掃いたりサボったり。
 
『アルプススタンドのはしの方』はかなり面白いと思いましたが、これはどうかなぁ。
メイク命のココロがミクのことをブス呼ばわりするけれど、
ココロのメイクはそもそも似合っていないし、自分磨きって何なのよとちょっとイラっ。
文句が多すぎて、そんなんじゃこのさき同性から嫌われるよと思わなくもない(笑)。
 
しかしそこはこっちが文句を言うところではないのでしょうね。
女子高生が夏休みに集まって、なんということのない話をうだうだする。
そこが面白いというのか、そういう作品なのですから。
 
ほかの高校演劇を映像化した作品も観てみたいなと思う。

—–

『タイガー 裏切りのスパイ』

『タイガー 裏切りのスパイ』(原題:Tiger 3)
監督:マニーシュ・シャルマー
出演:サルマーン・カーン,カトリーナ・カイフ,イムラン・ハシュミ,レーヴァティ他
 
イオンシネマ茨木にて、前述の『バジーノイズ』の次に。
平日の仕事帰りです。すでに120分の映画を観た後に、160分近いボリウッド
絶対寝るよねぇと思ったのですが、面白すぎておお目々パッチリ。(^O^)
 
インドではとっても有名な俳優のひとり、サルマーン・カーン
彼の主演作といえば、なんといっても『バジュランギおじさんと、小さな迷子』(2015)ですが、
こんなアクションばりばりの作品でもめちゃくちゃ面白い。
彼の役どころはRAW(インドの国家諜報機関)の伝説的エージェント、その名もタイガー。
人気シリーズの第3弾とのことなのですが、なぜ私は第1弾と第2弾を観ていないのだ!?
そのせいで上司だとか同僚だとかちょっとわかりにくい部分も若干あるけれど、全く問題なし。
 
RAWのエージェント・タイガーは、潜入捜査中に連絡の途絶えたエージェント・ゴーピーの救出に向かう。
なんとかゴーピーを故郷に連れ帰ることはできたが、すでに瀕死の状態。
息を引き取る直前、ゴーピーは「二重スパイがいる。それはゾヤだ」と言い残す。
 
ゾヤとはタイガーの妻でパキスタン人。信じられぬまま、ゾヤと息子ジュニアが待つ家に帰宅。
愛する妻が二重スパイなどとは考えがたいが、次の任務でロシアに赴いたタイガーは何者かに襲われる。
相手を追い詰めてヘルメットを脱がせると、それは紛れもなくゾヤだった。
 
なぜそんなことを。
ゾヤはまだ子どもだった頃にISI(パキスタン軍統合情報局)のエージェントだった父親を亡くした。
父親の亡き後、ゾヤを引き取って育てたのは父親の愛弟子ラフマーン。
インドを激しく憎むラフマーンは、パキスタンの首相暗殺とその後釜に自身が就くことを目論み、
ジュニアを人質に取ってゾヤを脅していたのだ。
 
タイガーに罪を着せるためにゾヤを利用したラフマーンの罠に落ち、タイガーは監禁される。
インドとパキスタンの和平を望む女性首相やパキスタンとインドの国民たちは何も知らず、
伝説のエージェントを国賊扱いし、皆から狙われるはめになるのだが……。
 
タイガー役のサルマーン・カーンが(濃いけど)カッコイイのは当然のこと。
ゾヤ役のカトリーナ・カイフはめちゃ美人で、キレッキレのアクションも見せてくれます。
そしてゲスト出演しているのがシャー・ルク・カーン
ちょうどこの間、彼が20年以上前に主演した『デーヴダース』を観たばかり。
なんだ、歳を取ってからのほうが断然イケてるじゃあないか。
 
“ミッション:インポッシブル”シリーズのインド版ですよね。
チームのメンバーも良くて、ホントに楽しい。第1弾と第2弾も観なくちゃ。

—–

『バジーノイズ』

『バジーノイズ』
監督:風間太樹
出演:川西拓実,桜田ひより,井之脇海,栁俊太郎,円井わん,奥野瑛太,
   天野はな,駒井蓮,櫻井海音,馬場園梓,テイ龍進,佐津川愛美他
 
パスしてもいいかなと思っていた作品でしたが、観に行ってみたら意外とよかった。
イオンシネマ茨木にて。
 
原作は『ビッグコミックスピリッツ』に連載されていたむつき潤の同名漫画。
監督は『チア男子!!』(2019)の風間太樹。
 
20代の清澄(川西拓実)は、若者には珍しくマンションの管理人をしている。
DTM(デスクトップミュージック=パソコンで楽曲を制作すること)が趣味の孤独な青年。
自分が管理人を務めるマンションの一室に居住中だが、
防音設備の整っていない部屋で我を忘れて音楽作りに没頭するゆえ、
騒音を訴える苦情が管理会社に入るらしく、次に音を出せばクビ、部屋も退去させると警告される。
 
ところがある日、真上の部屋に住む潮(桜田ひより)が夜中に訪ねてきて、
いつも下の部屋から聞こえてくる音楽が大好きだということ、
失恋して悲しい夜だから、あの音楽を聴かせてほしいということを言われる。
ドアは開けずに、次に音を出せばクビだからと断るが、ついに潮のために演奏を始める。
音楽を奏でているのが管理人だとようやく知った潮。
 
警告どおりクビと退去を言い渡された清澄に、潮は同居を持ちかける。
隣室は空き部屋だし、苦情が来ることもない。
潮の部屋で曲作りに専念しても良い代わりに、その様子を動画に撮影してSNSに投稿させてほしいと。
しばし迷ったものの、悪い話ではないと、その提案を受け入れる清澄。
 
潮の動画を見て清澄に会いに来たのは、かつてバンド仲間だった陸(栁俊太郎)。
陸は今は人気バンドのベーシストだが、現状に不満を感じていた。
清澄と一緒に音楽をやりたいと言い、清澄は戸惑いつつも陸と共に活動を始めて……。
 
人づきあいを徹底して避けてきた清澄が、潮と出会って外の世界へと連れ出されます。
清澄がここまで孤独を貫き通してきた理由はよくわかりませんが、
何がいいって、JO1の川西くんがカワイイことと、音楽が良いこと。
“エモい曲”ってこういうことなのでしょうね。
 
潮の幼なじみで、今は音楽プロデューサーの航太郎役に井之脇海
自身のバンド仲間と上手くやれずに脱退、ドラマーとして活躍する岬役に円井わん
陸が所属していたバンドのボーカリスト役に奥野瑛太
奥野瑛太って、ほんとに人相が悪いでしょ(笑)。
チンピラ役しか似合わんと思っていたけれど、そんなことはなかった。
潮が最初に勤めていたカフェの同僚役を佐津川愛美が演じています。
 
全体的に「青い」映画だなぁという印象を持ったのは、
清澄と陸のバンド名が“アジュール”だったからかもしれません。
気恥ずかしくなりそうなシーンはあるけれど、カワイイ男子と女子主演で、
流れる音楽もいいならば、これ以上何を望むことがありましょう。
 
甲子園で始球式をしていたときも全然興味が及ばなかったJO1。
ちょっと聴いてみようかなという気持ちになりました。

—–