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『無名の人生』

『無名の人生』
監督:鈴木竜也
声の出演:ACE COOL,田中偉登、宇野祥平,猫背椿,鄭玲美,鎌滝恵利,西野諒太郎,中島歩,毎熊克哉,大橋未歩,津田寛治他
 
大阪ステーションシティで朝8時過ぎから映画を2本観た後、北新地昼呑みして酔っぱらう。
またしても「飲んだら観るな、観るなら飲むな」の掟を破ってしまい、酔っぱらった状態で十三の第七藝術劇場へ。
だって本作のことがどうしても気になっていて、この機会を逃せないと思ったから。
 
鈴木竜也監督は、個人制作で手がけた短編アニメーション作品が各地の映画祭で評判となって注目を浴びた人。
そこで再び個人制作で自身初の長編アニメに挑戦したのだそうです。独学というのだから凄い。
話題の監督らしくて、満員とは行かずとも相当な大入りでした。
 
仙台の団地に暮らす少年。いじめられっ子で孤独な毎日を送っていたのに、ある転校生と出会って人生が変わる。
父親と同じアイドルを夢見るようになった彼が成り上がるまでの過程。
源氏名だったり蔑称だったり、さまざまな名前で呼ばれるけれど、一度も本名で呼ばれたことはないまま生涯を終える。
 
そんな物語はとても面白そうだし、絵も好きだったんですが、なにぶん酒が入っていると話にのめり込むのが難しい。
声優陣も実に魅力的なのに、惜しいことをしました。だから、飲むなって。(^^;
 
上映終了して帰るとき、エレベーターで一緒になった人たちが「だいぶ変わった映画やったな」と話していました。
もしかして素面で観てもややこしくて寝たんちゃうんかいな私、と思う。
機会をつくってもう一度観たい。

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『か「」く「」し「」ご「」と「』

『か「」く「」し「」ご「」と「』
監督:中川駿
出演:奥平大兼,出口夏希,佐野晶哉,菊池日菜子,早瀬憩,ヒコロヒー他
 
大阪ステーションシティシネマにて、前述の『秋が来るとき』の次に。
 
『君の膵臓をたべたい』(2017)の住野よるによる同名小説を『少女は卒業しない』(2022)の中川駿監督が映画化。
予告編を観るかぎりでは特殊能力を持つのは男子高校生ひとりだけに見えました。
そうですか、変わった能力を持つ高校生がほかにもいろいろいるのですね。
 
高校生の京(奥平大兼)は、人の気持ちが「!」や「……」などの記号として見える特殊な能力の持ち主。
しかし、その能力のせいで同級生たちの気持ちがわかったとしてもまさか打ち明けるわけにはいかず。
どう振る舞えばいいのかわからないから、毎日がもどかしい。親友のヅカ(佐野晶哉)にも秘密を話せないまま。
 
彼が気になっているのはクラスの人気者、ミッキー(出口夏希)のこと。
彼女に対するこの気持ちは恋なのか、それとも単なる憧れなのか。
あるとき、彼女がシャンプーを変え、それを京に気づいてほしがっていることに気づいてしまう。
女子に「シャンプーを変えたでしょ」だなんて言ってはいけないと思っていたが、
ミッキーから強い圧を受けてついそう言うと、意外な結果となり、以降、ミッキーと話すように。
 
これが縁で不登校だったエル(早瀬憩)も学校に来るようになり、
ミッキーの親友パラ(菊池日菜子)とも親しくなって、彼女たちやヅカと京は一緒に過ごすことが多くなり……。
 
大阪弁まったくなし、標準語でしゃべり続ける教師役のヒコロヒーが新しい(笑)。
 
京の特殊能力だけは予告編でわかっていましたが、パラは人の心拍数がわかる能力、
ヅカは人の頭の上に浮かぶハートにスペードにクローバーにダイヤのマークで人の気持ちがわかる能力があります。
ミッキーは人の気持ちがプラスとマイナスどちらに寄っているかが胸元に見えて、
矢印が見えるエルは、誰から誰に気持ちが向かっているかわかる。
 
こんなふうに「見える」能力の持ち主5人だけど、見えたものだけで判断しようとすると勘違いや誤解が生じます。
そもそも人の気持ちは見えても自分の気持ちはわかっていなかったりして。
 
結局のところ、言わなわからん。そんな結論に私はたどり着くのでした。

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『秋が来るとき』

『秋が来るとき』(原題:Quand vient l’automne)
監督:フランソワ・オゾン
出演:エレーヌ・ヴァンサン,ジョジアーヌ・バラスコ,リュディヴィーヌ・サニエ,ピエール・ロタン,
   ガルラン・エルロス,ソフィー・ギルマン,マリック・ジディ,ポール・ブールペール他
 
ここからやっと、6月に入ってから観た作品です。もう上映が終了している作品があるかも(泣)。
 
6月最初の日曜日、北新地でランチの前に大阪ステーションシティシネマで映画を2本。
朝8:20からの回を観るために、仕事に行くときよりも早起きして家を出ました。
 
1年に1本のペースで撮り続けるフランソワ・オゾン監督の最新作。
多作なのにどれも趣が違って面白く、だけどやっぱりオゾン監督だなぁと思わせられます。
そういえばこの人もゲイであることをカミングアウトしています。
ペドロ・アルモドバルルカ・グァダニーノ、そしてオゾンが私がすぐに思いつく「カミングアウトしている人」ですが、
オゾンは群を抜いて男前。優しそうで、毒を感じないイケオジです。というのはどうでもいいか。(^^;
 
フランス・ブルゴーニュの美しい田舎町でひとり暮らす老女ミシェル。
訳あって彼女を恨む娘ヴァレリーが孫のルカを連れて休暇を過ごすためにやって来ることになり、ミシェルは大喜び。
娘と孫に食事をふるまうため、森にキノコを採りに行く
 
食事後も相変わらず素っ気ないヴァレリーを残し、ルカと散歩に出るミシェル。
ところが、家に戻るとヴァレリーが救急搬送されるところだった。
ヴァレリーは食中毒を起こしたらしく、自ら電話したのちに失神した模様。原因はキノコ。
幸い命に別条はなかったが、怒ったヴァレリーはルカを連れてすぐにパリに帰り、以降完全にミシェルを無視。
 
一方、いつ何時もミシェルの心の支えとなっていた親友マリ=クロードは、
服役していた息子のヴァンサンが出所して喜ぶも、仕事が見つかりそうになくて心配している。
ミシェルは薪割りや庭掃除などをヴァンサンに頼むことにして日当を払う。
 
ミシェルとマリ=クロードの話を立ち聞きしたヴァンサンは、ヴァレリーを説得しようとこっそりパリへ。
仕事に来る約束だったのに来ないヴァンサンを心配していたミシェルのもとへ、ヴァレリーが死んだと警察から連絡が入り……。
 
良好な仲でなかったとはいえ、ヴァレリーという一人娘を亡くして悲しむミシェルですが、
離婚調停中だったヴァレリーの夫ロランはドバイに単身赴任中。
ルカがフランスを離れたくないと言ったものだから、ミシェルがルカを引き取ることになります。
 
ミシェルが食中毒になったのは、ヴァレリーがわざとキノコを使ったからではないのか。
ヴァレリーが死んだのは事故だったのか、それともヴァンサンに殺されたのか。
さまざまな疑問ははっきりとは解消されないまま最後に至ります。
 
どれもこれも、結局自分に都合の良いように人は解釈したがるし、そうしなきゃ生きるのは難しいとも思えます。
死を目前にしたマリ=クロードが「良かれと思ってしたことが裏目に出て」と言ったとき、
ミシェルは「良かれと思うことが大事」と答えます。独りよがりかもしれないけれど、それでいいのかもしれません。
 
ネタバレですが、ヴァレリーがミシェルを憎んでいたのは、ミシェルがかつて娼婦だったから。
娘を女手ひとつで育てるためにミシェルが選んだ道。
パリにアパートメントを所有するまでになった彼女は、そのアパートメントをヴァレリーに譲ってブルゴーニュの田舎に戻ったわけですが、
ヴァレリーは自分のためであっても母親のことを許さず、ブルゴーニュの家までとっとと自分に譲れと言います。
ルカの目の前でも夫婦喧嘩が絶えず、死んで自業自得とは言わないけれど、これがみんな円満におさまる道だったように映る。
 
ルカ役のガルラン・エルロスの美しさに目を惹かれました。どう育つのか楽しみ。

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3回目の『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は吹替版で。

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(原題:Mission: Impossible – The Final Reckoning)
監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ,ヘイリー・アトウェル,ヴィング・レイムス,サイモン・ペッグ,イーサイ・モラレス,ポム・クレメンティエフ,
   ロルフ・サクソン,ルーシー・トゥルガリュク,グレッグ・ターザン・デイヴィス,ヘンリー・ツェーニー,ホルト・マッキャラニー,
   ジャネット・マクティア,ニック・オファーマン,シェー・ウィガム,ハンナ・ワディンガム,トラメル・ティルマン,アンジェラ・バセット他
声の出演:森川智之,園崎未恵,手塚秀彰,根本泰彦,津田健次郎,高梁りつ,牛山茂,杉村憲司,江原正士,
     志村知幸,伊沢磨紀,星野充昭,石住昭彦,藤本喜久子,福田賢二,高島雅羅,早川毅他
 
TOHOシネマズ伊丹へ前述の『IVE THE 1ST WORLD TOUR in CINEMA』を観に行ったついでに、
これも観て帰ることにしました。
 
1回目は先行上映、2回目は4,000円払ってグランシアターで。3回目は吹替版。
 
なんだかんだでややこしい話だから、吹替版で観ると理解の度合いは進みます。
ただ、これは日本語だからわかりやすいのか、3回目だからわかってきたのかは謎。
 
3回観て今さら特記したいようなことは別にないのですが、
ドガ役のグレッグ・ターザン・デイヴィス、NRO代表役のチャールズ・パーネルが出ているのを見ると、
ついつい『トップガン マーヴェリック』を思い出して笑ってしまいます。
あのときのチャールズ・パーネルはカッコよかったけれど、本作では髪型も言うことも駄目(笑)。
それに引きかえ、グレッグ・ターザン・デイヴィスは最後まで良い役ですよねぇ。
 
キトリッジ役のヘンリー・ツェニーの憎たらしいこと。
彼は『アマチュア』でも嫌な役をしているのを見たばかり。汚職政治家とかがめちゃ似合う。
今回も「あいつ、やり遂げたのか」とは言うものの、イーサンを賞賛する態度は無し。
と思ったら違いました~。『アマチュア』に出演していたのは、バーンスタイン役のホルト・マッキャラニーのほうでした。スミマセン。
なんにせよ、ふたりとも悪人顔なんだなぁ。しかも、マフィアとかじゃなくて政治家の。
 
一方、ハンナ・ワディンガム演じるニーリー少将役およびトラメル・ティルマン演じるブレッドソー大尉役は信頼が置ける。
ブレッドソーの部下コディアク役のケイティ・オブライエンも同性ながら惚れてしまいそうな格好良さ。
北極で暮らすダンローの妻タペッサと、ヘイリー・アトウェル演じるグレースの会話には笑って和まされましたし。
          
大統領を演じるアンジェラ・バセットは素晴らしい。
実際にアメリカの大統領がこんな人ならいいのに。トランプ、どこかへ行ってください。
 
ベンジー役のサイモン・ペッグを“ミッション:インポッシブル”シリーズでしか知らない人は、
 
また観に行くかもしれません。

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『IVE THE 1ST WORLD TOUR in CINEMA』

『IVE THE 1ST WORLD TOUR in CINEMA』(英題:IVE The 1st Workd Tour in Cinema)
監督:チョ・ユンス
 
ジョングクのおかげでK-POPファンになったものの、私はやっぱりBTSが好き。
アレクサに「BTSをかけて」と頼んだときにNewJeansが印象に残ったのをきっかけに、
彼女たちの曲も少し聴くようになりましたが、ほかの女性グループはわからない。
 
IVEと聞いてももちろんわからず、スルーしようかと思ったけれど、気になる。
きっと来場者特典があるだろうから、それ目当てで行ってみることにしました。
TOHOシネマズ伊丹にて。
 
IVEは2021年デビュー、韓国人5人と日本人1人からなる6人組のグループなのだそうです。
本作は、彼女たちの初のワールドツアー“SHOW WHAT I HAVE”のアンコール公演をフィルムに収めたもの。
ソウルのKSPO DOMEはオリンピック体操競技場であり、収容人数は韓国最大の15,000人とか。
 
BTSのファンはARMY、ZEROBASEONEのファンはZEROSE、SEVENTEENのファンはCARAT。
IVEのファンはDIVEと呼ばれているのですと。
メンバーは20歳前後で、リーダーがユジン。ウォニョン、ガウル、リズ、イソ、レイのうち、日本人はレイ。
 
みんな超カワイイんです。足が細すぎる子もいて、もう少し太くてもと思わないことはないけれど(笑)。
きっと髪型が変わると私は見分けがつかなくなると思いますが、ウォニョンがいちばんいいかも。
と思ったら、どうもウォニョンが最も人気のあるメンバーのようですね。
 
日本人としてはついつい応援したくなるレイも本当に可愛い。
ちょっとオタク受けしそうなルックスでもあります。
異国で頑張っているのを見ると、声援を送らずにはいられません。
 
寝てもいいやぐらいのつもりで行きましたが、それなりに楽しかった。
ルッキズムと言われても、見るなら可愛い子のほうがいいに決まっています。(^^;
でもイケメンを見るほうがもっと楽しいんだよなぁ。
 
そろそろジョングクが除隊。フルメンバーそろうBTSの活動再開が楽しみです。
↑と書いた時点では除隊までまだ2週間以上ありましたが、UPした今日時点、すでに除隊済み。(^O^)

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