『フォーチュン・クッキー』(2003)ではみんなドレスアップして
中華料理店でのリハーサル・ディナーに臨んでいましたが、
デイトンにはそんな気遣いは無用と見えて、ケリーはトランクスまがいの短パンのまま。
そのほかの人たちもそれに等しい恰好で、
車で数分の中華料理店“Golden Dragon”へ。
中華料理店であるところまでは映画と同じ。
ちがうのはそこが7ドルちょっとで食べ放題の中華バフェであるということ。
なんて安上がり!
40種類近くはあろうかと思われる惣菜。
餃子や焼売、シーフードの炒め物、唐揚げなどとともに
寿司や冷や奴も並べられています。
バナナに赤いソースがかかっているのが気になり、
「これはいったい何?」と聞いたら、チェリーソースでした。
とりあえず食べてみなくちゃとトライ。
食べられなくはないですが、そんなにおいしくもないです。
パイナップルの唐揚げも思ったほどスゴくはなく、
イカレたものを期待していたわりには普通。
デザートのコーナーにあったシュークリームは
あふれだしたクリームが皮にベタベタとくっついていて、
お世辞にもおいしそうには見えません。
なぜかキャロットケーキはアメリカのどこにでもあるんですね。
飛行機の夜食としても出てきました。
クリームでデコレーションしてあるかどうか、
微妙な差があるくらいで、どれを食べても平均的おいしさ。
そんなにハズレはないように思います。
素材をそのまま焼いてくれる「鉄板焼き」のコーナーがありましたが、
暖簾に「TAPPEN-YAKI」と書いてあるのにウケました。
お腹もいっぱいになった頃、
ダンナのタキシードをレンタル予約しているお店へ。
ケリーにはすでにメールでサイズを知らせてありました。
お店に着くと、ダンナの名前を貼り付けられたタキシードが。
名前の後ろに“in Japan”と書かれていて、また爆笑。
ダンナの試着中、店員がとても不安な表情で
「彼だけが心配。ほかの人はずいぶん前に試着しているけれど、
式は明日なのに、もし合わなかったらどうしよう」。
試着室から出てきたダンナを見て店員は満面の笑み。ピッタリ。
店員さん、まさに“Good job!”。
ケリーの新居へ案内してもらい、ざっと見学。
そのあと、ケリーは独身最後の夜を過ごすために
兄弟や男友だちとバチェラー・パーティーへ。
このときはケリー、ちゃんと正装してたで。なんでやねん。
こうして翌日の結婚式を迎えます。
—–