MENU

『One Night, One Love/ワンナイト、ワンラブ』

『One Night, One Love/ワンナイト、ワンラブ』(原題:You Instead)
監督:デヴィッド・マッケンジー
出演:ルーク・トレッダウェイ,ナタリア・テナ,マシュー・ベイントン,
   ルタ・ゲドミンタス,アラステア・マッケンジー,ギャヴィン・ミッチェル他

テアトル梅田にて3本目。
前述の『ミロクローゼ』のあと3時間空きましたが、
その時間を埋めているのはすでに観た『ふがいない僕は空を見た』だったもので、
有川浩の『三匹のおっさん』を読んで時間つぶし。
この作家さん、私はあまり得意ではないのですが、これはおもしろかった!
3時間退屈することなし、『阪急電車』より楽しかったかも。

スコットランドの空港跡地で毎年7月中旬に開催される、
野外ロック・フェスティバル、“T in the Park(ティー・イン・ザ・パーク)”。
規模としてはイングランドでおこなわれる“グラストンベリー・フェスティバル”に次ぎ、
日本の“フジロック・フェスティバル”などと同様、
自然の中で数日間にわたって開催される巨大ロック・フェスティバルです。

さて、この“ティー・イン・ザ・パーク”開催中にロケを敢行して
ドキュメンタリーっぽい映画を撮っちゃおうと考えたのが本作の監督。
おもしろい試みとなっています。

“ティー・イン・ザ・パーク”の会場へとやってきた人気デュオ“ザ・メイク”。
乗り込んだ車が立ち往生しているところへ、
売り出し中のガールズ・パンク・バンド“ダーティー・ピンクス”のメンバーがひょっこり。
ちょっかいを出したのが原因で両者のボーカル、アダムとモレロが激しい口論に。

そこを通りかかった牧師を思わせる男性が、
ふたりを含むメンバーに、みんな仲良く手を繋ぐようにと声をかける。
ところが、アダムとモレロが手を繋いだ瞬間、
その男はふたりの手首に手錠をガチャリ。そのまま立ち去る。

これから演奏予定だというのに手錠で繋がれてしまったふたり。
仕方なく行動をともにするが、両者の恋人が現れて気まずい雰囲気が漂う。
やがて“ダーティー・ピンクス”の出演時間が近づき、
観念したモレロは、アダムを伴って舞台へと上がり……。

キーボードのモレロの隣にやる気なさそうに座ったアダムが、
途中でちょっとした遊び心からキーボードを叩き、立派なコラボ。
このシーンはかなり楽しいです。

流れる音楽が私の好みとはドンピシャリではなかったのと、
本作の字幕は「おまえ」よりも「きみ」のほうが合っている気がして、
のめり込むところまでは行けませんでしたが、
ロック・フェスティバルの雰囲気は十分に堪能できます。
こんな恋の芽生えがあってもいいな~って。
—–

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次