『サスカッチ・サンセット』(原題:Sasquatch Sunset)
監督:デヴィッド・ゼルナー,ネイサン・ゼルナー
出演:ライリー・キーオ,ジェシー・アイゼンバーグ,クリストフ・ザヤック=デネク,ネイサン・ゼルナー
テアトル梅田で2本ハシゴの1本目。
美女やイケメンを見られないのはわかっている作品だから、あまり食指は動きませんでした。
でも、後述の2本目を観たくて、それとハシゴするならこれかなぁと、なかば渋々。
なんとなく嫌な予感がするじゃないですか。
予感どおりということはなかったけれど、なんで私はこんな映画を観ているんだと嫌にはなりました(笑)。
“サスカッチ”をご存じですか。
それが本当に存在していたらという仮定のもとで撮られた作品です。
大自然の中に生きるサスカッチ一家。
登場人物はライリー・キーオ、ジェシー・アイゼンバーグ、クリストフ・ザヤック=デネク、ネイサン・ゼルナーの4人が演じるサスカッチのみ。
特殊メイクを施しているので、顔だけでは男女の別すらわからない。
胸があるかどうかで女性であることをかろうじて知り得ます。
台詞はなく、4人がウホウホ言っているだけ。交尾の場面ではアヘアヘ言うだけ。
誰と誰が夫婦なのかわからんし。2人がヤッている姿を遠巻きに別の2人が凝視していたりして、気持ち悪さしかありません。
残りの2人のうちの1人は女性の子どもらしくて、おっぱいを吸ったりも。
4人で食料を探してきちんと分けながら食べていたのに、1人が新しい植物を見つけて誰にも渡そうとしない。
食べると性的興奮をおぼえるのか、女性に襲いかかって拒絶されると、
丸く穴のあいた木にアソコを突っ込もうとするシーンなんて、ほんとにゲロゲロ。
こいつに天罰が下ったか、ライオンに食われて死んでしまいます。
残った3人は平和に暮らすかと思いきや、うち1人が丸太に乗って川でおちゃらけていたらその下敷きになって溺死。
その前辺りから付近に人間の影を感じます。木が伐採されたり、森の中にテントが張られていたりして。
女性とおそらくその子どもが生き残り、この女性が出産を迎えます。
生まれてくる子どもがまた全然可愛くないからドン引き。
あ、そうだ。3人まだ生きているときに道路に糞尿垂れ流しでマーキングする姿にもゲンナリしたんだったなぁ。
生き残りの2人と赤ちゃんが歩いているうちにとある建物を見つけます。
これがビッグフット博物館でしたというオチだけはちょっと笑った。
観なきゃよかったと思うぐらい不愉快だったにもかかわらず、眠気には襲われず。
だからどのシーンもつぶさに覚えているのが余計に嫌だ(笑)。
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