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『ロスト・バケーション』

『ロスト・バケーション』(原題:The Shallows)
監督:ジャウマ・コレット=セラ
出演:ブレイク・ライヴリー,オスカー・ジャネーダ他

大阪市内で晩ごはんの前にTOHOシネマズ西宮で3本ハシゴの2本目。
『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』の次に。

これもずいぶん前からしょっちゅう予告編を目にしました。
「楽しい休暇になるはずだった……」というナレーションが白々しい(笑)。
しかもなんと安直な邦題。原題の“The Shallows”は「浅瀬」の意。
別に観なくても何の問題もなかろうと思うわけですが、私、好きなんです。
海にひとり取り残されてどうのこうのというサスペンスっぽいやつが。
『オープン・ウォーター』(2004)なんかもそうでした。

監督は『フライト・ゲーム』(2014)、『ラン・オールナイト』(2015)のジャウマ・コレット=セラ
それを聞いただけで、少なくともドキドキハラハラ感は望めそう。
主演のブレイク・ライヴリーはすっかりテレビの人のようですが、
彼女を初めて見た『旅するジーンズと16歳の夏』(2005)のインパクトは大。

医学生のナンシーは、大好きだった母親の病死に気持ちの整理がつかず、
父と妹とともに暮らしていたテキサス州を離れる。
亡き母が教えてくれた秘密のビーチを探しに行き、
ちょうどそちらに家があるという男性カルロスの車に乗せてもらう。

カルロスのおかげで無事そのビーチへ。
そこに広がる世にも素晴らしいロケーションと理想的な波にナンシーは歓喜。
地元のサーファーらしき男性ふたりと短く言葉を交わしたのち、
ナンシー自身もサーフィンに興じる。

日暮れが近づいてきて帰るという男性サーファーたちに、
ナンシーはあと1本だけ乗ってから帰ると挨拶、彼らを見送る。

かもめが群がる地点を不思議に思って近づいてみると、そこにはクジラの死骸が。
美しい海だったはずが、ナンシーの頭に不安がよぎる。
そう感じたときに、何かと激しく接触。脚に鋭い痛みが走る。
慌てて岩場に避難して傷口を確かめたところ、ただちに縫わなければならないほどの酷さ。
そのうえ、目の前には悠然と泳ぐ巨大なサメの姿が。

岸までの距離は約200メートル。沖のブイまでが40メートルか。
しかし、傷口の出血が酷いうえに、サーフィンボードは流されてしまった。
潮が満ちはじめたらどうすればいいのだろう。
とりあえず身につけていたもので傷の応急処置をしたナンシーは、
生き残るための方法を必死で考えるのだが……。

いつのまにかスカヨハの元旦那ライアン・レイノルズと結婚して出産したブレイク・ライヴリーは、
10代だった頃と比べるとなんだかすれた感じがしなくもないですが、それでも美人。
しかもスタイル抜群。なによ、その脚の長さは。
そんな彼女がひとり海上に取り残されるサバイバル劇はスリル抜群。
凶暴すぎるサメがワラけます。いやいや怖いって。

美女というものは髪の毛乱れようが体まっ黒になろうがサマになる。
よくもそんなことを考えつくわという方法でサメを撃退します。
無論ハッピーエンドですから何の心配もありません。はい。
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