『長ぐつをはいたネコ』(原題:Puss in Boots)
監督:クリス・ミラー
声の出演:竹中直人,本田貴子,勝俣州和,辻親八,津田真澄,山像かおり他
もうじき終映してしまいそうですけれど。
洋画は「字幕で観る派」です。最近は邦画も字幕付きで観ることがありますが。(^^;
劇場で吹替版を選んで観たことはありませんでした。
けれど、先日3Dデビューを果たしたばかりの私は、
3Dを字幕で観るのはしんどいと聞いていたものですから、
本作も2D字幕版を上映していればそれを観ようと思っていました。
ところが、ない、ない、ない。
2Dも3Dも吹替版ばかり。
アントニオ・バンデラスの声で観られないなんて。
ないものは仕方がないので、IMAX3D吹替版で。
“シュレック”シリーズの人気キャラクター、
長ぐつをはいたネコ=プスを主人公にした、いわばスピンオフ作品。
孤児院前に置き去りにされた猫のプスと卵のハンプティ・ダンプティは、
愛情深い女性イメルダによって大事に育てられる。
しかし、ハンプティの裏切りから、犯罪の片棒を担ぐことになってしまい、
誤解を解けないまま故郷を追われてお尋ね者の身に。
ある日、プスは酒場で「魔法の豆」の噂を耳にする。
男女二人組の悪党ジャックとジルが持っているという豆を手に入れたい。
そう考えたプスは、ジャックとジルの宿泊先へ忍び込むが、
同じ企みを持っていた覆面ネコと鉢合わせ。
やりあっているうちにジャックとジルに見つかり、企みはご破算に。
のちにただならぬ力量の覆面ネコがメスのキティで、
キティと組んでいたのはハンプティだと知る。
ハンプティは過去の裏切りを詫び、一緒に魔法の豆を手に入れようと言う。
豆を育てればそれが天上の楽園へと続く木となり、
その楽園には金の卵を産むガチョウがいるらしい。
金の卵を故郷へ持ち帰れば、みんなの信頼を取り戻せるのではないかと。
あの裏切りは決して許せないと断言しつつ、イメルダの喜ぶ顔が見たい。
仕方なく協力を決めたプスだったが、
ハンプティとキティとの旅に良き日を思い出し……。
別に3Dじゃなくてもええんじゃないのと思ったけれど、
オープニングから浮き出すプスに萌え。か、可愛すぎる。
動かない絵だけ見ていたときは、それなりの可愛さで、キャーキャー言うほどでは。
だのに、“シュレック”シリーズでもウリだったあのポーズを決められると、
はい、はい、確かにそんな目で見つめられると
何でも言うこと聞きますと言いたくなりました。(^O^;
ドンデンに次ぐドンデンで、もう誰と誰が仲間でもなんでもええやという気に。
可愛さを除くとフツーですが、安心して観られるアニメです。
竹中直人もいいけれど、やはりアントニオ・バンデラスの声が聞きたいところ。
ジャック役のビリー・ボブ・ソーントンの声も聞きたかったし、
製作総指揮として参加したギレルモ・デル・トロも声の出演なんて、
これはDVD化されたらもう一度観ましょうかね。
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