『MaXXXine マキシーン』(原題:MaXXXine)
監督:タイ・ウェスト
出演:ミア・ゴス,エリザベス・デビッキ,モーゼス・サムニー,ミシェル・モナハン,ボビー・カナヴェイル,ホールジー,
チャーリー・ローワン・マケイン,サイモン・プラスト,リリー・コリンズ,ジャンカルロ・エスポジート,ケヴィン・ベーコン他
ダンナがタイへ戻った日、NGKの夕方の回のチケットを取っていました。
吉本新喜劇を観た後にTOHOシネマズなんば別館で2本観て帰る。そのうちの1本目。
タイ・ウェスト監督、ミア・ゴス主演によるホラー3部作の完結編。
1作目の『X エックス』(2022)を観たのは3年前のことですが、まだ今ほどはホラー慣れしていなかった。
で、恐怖をかき消すためにワインを1本空けてから鑑賞に臨んだのです。
そうしたら、べろべろに酔っぱらって、本編が始まってからわりとすぐに寝てしまいました(笑)。
1作目の内容がほぼわからないから、2作目の『Pearl パール』(2023)は観ず。
3作目はどうしようと思いながら、1985年のハリウッドが舞台ということに惹かれて観に行く。
『X エックス』の6年後という設定。以下、ネタバレを含みます。
今はポルノ業界で女優と活躍していたが、ポルノだけで終わるつもりはない。
カルト人気を博すホラー映画『ピューリタン』で有名になった女性監督が続編を作ると聞き、
そのオーディションを受けて自分を売り込むことに成功し、マキシーンは見事主役の座を射止める。
一方、ハリウッドでは惨殺事件が相次ぎ、巷の人々はこの連続殺人鬼を“ナイト・ストーカー”と呼んで怯えていた。
なぜかマキシーンの友人知人がターゲットになっているようで、
刑事のウィリアムズとトレスから話を聴きたいと言われるが、マキシーンは断固拒否。
自分の身は自分で守るべきだというのがマキシーンの持論。
ついに殺人鬼の手がマキシーンにも忍び寄り、迷いつつもマキシーンは記された住所へと出向く。
するとそこにいたのはなんとマキシーンの父親で……。
殺人のシーンは例外なくグロい。
序盤、マキシーンが自分のあとをつけてきた男のタマを潰したシーンは、殺しじゃないけどえげつなくて笑った。
スプラッタにもずいぶん慣れてきたというものの、やっぱり直視はできませんねぇ。
しかし、全体に漂う1980年代っぽい雰囲気が結構好きです。
ミア・ゴス以外の役者もそれっぽくてカッコイイ人が多い。
映画監督役のエリザベス・デビッキは善人役のとき悪人役のとき、どんな作品に出ているときも美しいし、
マキシーンが信頼するレオンを演じるモーゼス・サムニーは歌手でもあるのですね。
刑事にはミシェル・モナハンとボビー・カナヴェイル。レオンと刑事ふたりの殺され方も凄絶。(^^;
今なら1作目と2作目を直視できるかどうかは別にして酒の力を借りずとも観られる気がします。
マキシーンの活躍をちゃんと観てみようかな。
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