『鬼手』(英題:The Divine Move 2: The Wrathful)
監督:リ・ゴン
出演:クォン・サンウ,キム・ヒウォン,キム・ソンギュン,ホ・ソンテ,ウ・ドファン,
ウォン・ヒョンジュン,パク・サンフン,チョン・インギョム他
平日の晩に食事に行くことになり、時間休を取るつもりでしたが、
どうしても本作を観たくなって、午後休に変更。シネマート心斎橋へ。
「囲碁とアクションの異色の組み合わせ」ってどないよ。
と観る前は笑っていたけれど、午後休を取ってでも観に行ってよかった。
なんでこんなに面白いの。
囲碁の世界で神と崇められるファン・ドギョンの屋敷。
孤児の姉弟は清掃をして駄賃をもらい、なんとか日々を凌いでいた。
ある日、姉が自ら命を絶つ。
姉を死に追いやったドギョンに復讐を誓う少年。
ドギョンに勝負を挑むだけの力をつけるため、
碁盤を背負ってまずはソウルへと向かった少年は、
不良に追われてなけなしの金を奪われてしまう。
当面の金を稼ぐつもりで碁会所へと乗り込んだ少年は、居合わせた大人全員に勝つ。
その様子を見ていたのがホ・イルド。
イルドは少年の囲碁の素質を見抜き、徹底的に教え込む。
見事に才能を開花させた少年とイルドはコンビを組んで賭け碁で荒稼ぎ。
しかしふたりに負かされた者の恨みを買い、イルドは殺されて……。
囲碁の盛んな国のひとつが韓国であることすら知りませんでした。
囲碁と聞くと目の色を変え、負けるとプライドがずたずたにされる。
命が危険にさらされることさえ考慮しておかなければならないというのは
映画の中だけのことだと思いたいですが、
そこにお金が絡むとなると、命を奪われることだってあるのでしょうね。
少年が成長してからを演じるのがクォン・サンウ。
私、実はこの人はかなりタイプのようです(笑)。
本作のようなシリアスな役をしているときも非常にカッコいい。
鍛え抜かれた肉体が美しく、思わず惚れ惚れ。
囲碁の腕を磨きながら、狙われたときのために肉体も鍛えなあかんとは。
彼を恨んで追いかけるサイコ野郎役にはウ・ドファン。彼もイイ。
最後のプロ棋士100人との対決も見応えがあります。
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