『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』(英題:I, the Executioner)
監督:リュ・スンワン
出演:ファン・ジョンミン,チョン・ヘイン,アン・ボヒョン,オ・ダルス,
チャン・ユンジュ,オ・デファン,キム・シフ,シン・スンファン他
本作の公開直前に『ベテラン』(2015)のカムバック上映がおこなわれていました。
前作の公開はもう10年も前のことになるのですね。
前作を観た記憶がないからカムバック上映を観ようかと思いつつ時間切れ。
だけどAmazonプライムビデオにあるのを見つけていそいそと鑑賞。めっちゃ楽しいやんか~。
そしてその翌日、109シネマズ箕面にてレイトショー鑑賞。
この直前に観た『ゴーストキラー』が今年3度目の“おひとりさま”だったのですが、なんと本作も客は私ひとり。
2本ハシゴしてその両方ひとりきりなんて前代未聞です。(T_T)
何はともあれ、前日に前作を観ていてよかった。
前作ではおおっぴらに捜査を進められなくなったとき、主婦賭博を検挙すると偽って現場に乗り込みました。
本作の冒頭、本当に主婦賭博が繰り広げられているシーンから始まります。
さて、ソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)が所属する凶悪犯罪捜査班は、巷で話題の殺人犯を追っている。
その殺人犯は、法によって裁かれなかった事件の加害者を狙い、加害者が犯した方法と同じ方法で加害者自身を殺すのだ。
そのせいで、殺人犯であるにもかかわらず、正義のヒーロー“ソチ”として世間から崇められている。
ソチの犯行予告があった日、YouTuberや野次馬たちが押しかけて大混雑。
ナイフを持つ者も現れて暴れるが、交番勤務の新人警察官パク・ソヌ(チョン・ヘイン)が撃退。
その様子を見たドチョルはソヌを気に入り、班に引き入れることに。
しかし実はソヌこそがソチ。
その事実に気づいたドチョルはソヌを捕らえようとするが、頭脳にも腕力にも長けたソヌに逃げられて……。
凶悪犯罪捜査班の面々が最高なんです。
頼りになるのかならんのかわからないけど熱いワン・ドンヒョン(オ・デファン)、
カワイイ顔した一番若手のユン・シヨン(キム・シフ)と、『エクストリーム・ジョブ』(2019)に引けをとらない良いチーム。
チン・ギョン演じるドチョルの妻ジュヨンは前作より出番が少なくて寂しいような。
「後悔しますよ」と脅されたときに、「あの人と結婚したことを後悔しているから、これ以上後悔なんてしない」という前作の台詞、
忘れられません。こんな奥さん、あんな奥さん、女性として憧れます。
バリバリの刑事ドラマの中に家族の話も良いあんばいに盛り込まれていて、深みがある。
前作で強烈な悪役を演じたユ・アインといい、本作のチョン・ヘインといい、
韓国ではトップアイドルと言ってもいいイケメンスターが恐ろしげな役を平気でしますよね。しかも上手い。
ソヌは脱獄したそうだから、きっと続編あります。(^^;
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