映画(番外編:映画と読み物)– category –
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喋る人、喋らない人。
映画なら、女性が涙を流しているシーンよりも、 男性が涙をこらえているシーンのほうにグッと来ます。 それと同じなのか何なのか、もともと私は男なのか(笑)、 本に関しては女性作家よりも男性作家のほうが好みです。 そう思って読んでいるわけではないの... -
『四畳半神話大系』と闇鍋と。
ファンの方には何をいまさらと言われそうですが、 いまいちばんお気に入りの作家は森見登美彦氏です。 『太陽の塔』で惹きつけられ、摩訶不思議な『きつねのはなし』にハマり、 『夜は短し歩けよ乙女』を読み終えたときは満面の笑みに。 「幸せだぁ!」と... -
恐るべし、『ローマの休日』。
金城一紀氏の著書『映画篇』を読み終えました。 彼の原作が映画化されたものはほぼ観ています。 と言ってもそもそも寡作な人ですから、 私が観たのはそのうちの『GO』(2001)、『フライ,ダディ,フライ』(2005)、 そしてその韓国版リメイク『フライ・ダデ... -
『妖怪アパート』、読んでます。
友だちが貸してくれた香月日輪著『妖怪アパートの幽雅な日常』を読んでいます。 某サイトでは児童文学にカテゴライズされていますが、 小学生が読んだら怖がって泣くやろ~とか、 オトナの話すぎて聞かれた親が困るやろ~とかいうネタもあり、 だったらラ... -
最近、声を上げて笑った本
映画を観て泣いたり笑ったりは毎週のこと。本を読んで涙ぐむのもよくあることですが、ひとりで「可笑しいよぉ」とつぶやきながら、ひくひくするほど笑ってしまう本にはそうそうめぐり逢えません。それが最近、3冊もそんな本に当たりました。もしも電車の... -
『その日のまえに』を読みました。
体調不良だったため、先週は映画を観る気になれず、 それでも阪神の行方は気になって眠れないので、 甲子園で生観戦した日以外は、本を読みながらTV中継を観ていました。 どうも馴染めなかった映画版『その日のまえに』(2008)。 だけど、大林宣彦監督の作... -
〈番外編〉喪の色・追記
以前、「喪の色」というタイトルで書いたのは、 つい数年前のことだと思っていたのですが、なんと6年半前、こちらでした。 それなのに今さら追記もないんですけど。 3年前と思えば5年経っている、5年前と思えば10年経っている。 年を取ると、そんな気... -
『七回死んだ男』と『恋はデジャ・ブ』(その3)
反復落とし穴に陥るという自分の特異体質に気づいた当初、 久太郎はこの体質を世の中のために利用できるかもしれないと考え、 どこかで起こる事故や事件を防ごうと、朝刊を読みあさります。 しかし、日本全国どこへでも飛んで行くわけにもいかず、 どんな... -
『七回死んだ男』と『恋はデジャ・ブ』(その2)
『恋はデジャ・ブ』(1993)はアメリカの作品で、 主演のビル・マーレイは、本国では大人気のコメディ俳優。 日本ではいつまで経ってもマイナーですが、彼の出演作はどれも楽しい。 特に『恋はデジャ・ブ』はピカイチ。愛すべき作品です。 それが『七回死ん... -
『七回死んだ男』と『恋はデジャ・ブ』(その1)
映画を観るか本を読むかになると、ついつい映画優先。 だもんで、本は月に1冊か2冊読めればいいほうです。 その本も激しく東野圭吾に偏っているため、 たまにはちがう著者の本も読んでみようと思い、 某サイトで「ドンデン返しモノでイチオシは?」とい...