映画(番外編:映画と読み物)– category –
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「佐清(スケキヨ)!」
知らない人はいないであろう、横溝正史の大ベストセラー、『犬神家の一族』。 昔から頻繁に映像化されていたにもかかわらず、たぶん怖かったのでしょう、 私は読んだこともなければ観たこともありませんでした。 それがここ数年、本を読めば「佐清」に当た... -
パルナス繋がりで、最近読んだ本
前述のキャバレー体験をした日、 持ち歩いていた読みかけの本は、朱川湊人の『花まんま』でした。 直木賞受賞作で、お読みになった方も多いかと思いますが、 私はこれまで朱川作品を読んだことがなくて先日まとめ買い。 分厚い本に疲れていた頃に、まずは... -
気持ちの整理をつける。
『監督失格』(2011)でちらりとご紹介した貫井徳郎の『乱反射』。 これを読んでから、「気持ちの整理のつけかた」がテーマとなっている作品が、 映画にもとても多いことに気づきました。 家族だったり友人だったり、大切な誰かを失ったとき、 その虚無感や... -
最近読んだ本あれこれ(その2)
そして近頃、選んだつもりはなかったのに、手に取ればなぜかタイムスリップする話。 どちらも『テルマエ・ロマエ』以前に読み、 どうしてこんなにタイムスリップばっかりと苦笑しました。 まずは、乾くるみの『リピート』(これも分厚く523頁)。 大学4年生... -
最近読んだ本あれこれ(その1)
昨日に続いて、最近読んだ本を何冊かご紹介。 以前にもお話しましたが、常時積みあげておく本は約50冊、 分厚い本ばかりだと嫌になるので、薄い本もほしい。 なのに頁数を確認せずに注文するものだから、 500頁以上の本が届くたびに「また分厚いのが来てし... -
『世界一の映画館と日本一のフランス料理店を山形県酒田につくった男はなぜ忘れ去られたのか』
『極道めし』で食べ物の話が出たついでにこんな話を。 『世界一の映画館と日本一のフランス料理店を山形県酒田につくった男はなぜ忘れ去られたのか』。 映画ではなく、本のタイトルです。 ずいぶん長いタイトルですが、 『ウディ・アレンの誰でも知りたが... -
再び、ちがう意味で涙目になった本
感極まってではなく、別の意味で涙目になった本の前回はこちら。 今度は心が折れそうになった本、2冊。 気になる本を常時50冊ほど積みあげておいて、 1冊読み終わるたびに、次はどれを読もうかと悩む時間が幸せです。 この2冊は、手に取っては止め、ま... -
ちがう意味で涙目になった本
前述の2冊(これとこれ)とはちがう意味で目が潤んだ本。 その前にこんな映画のご紹介を。 日本では昨夏に公開されたオランダ/イギリスの作品で、 来月DVDがレンタル開始になる『ムカデ人間』(2009)。 若い女性ふたりがドイツを旅行中にレンタカーがパンク... -
最近、涙で目が潤んだ本(その2)
もう1冊は、辻村深月の『ぼくのメジャースプーン』。 前述の『空飛ぶタイヤ』の池井戸潤が1963年生まれなのに対し、 辻村深月は1980年生まれ。 なんとなく私より5歳以上若い著者の作品は避ける傾向にありましたが、 『重力ピエロ』でハマって読みあさっ... -
最近、涙で目が潤んだ本(その1)
前述の『僕たちの戦争』にも泣きましたが、 お正月休み中に読んだ本には、ほかにも泣かされたものがいろいろ。 まぁ、私の「泣きのハードル」は非常に低く、 泣いた本を挙げるとキリがありませんから、 「最近、声を上げて笑った本」ほど珍しくはないので...