映画(番外編:映画と読み物)– category –
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映画『クリーピー 偽りの隣人』と本『消された一家 北九州・連続監禁殺人事件』
『消された一家 北九州・連続監禁殺人事件』という本を読みました。 2002(平成14)年に発覚した北九州監禁殺人事件。 日本では類を見ないほど凄惨な事件なのにそれほど認知度が高くないのは、 あまりに残虐すぎて報道が規制されたということと、 被害者たち... -
映画版には怖くて手を出せないけど、『のぞきめ』の原作を読みました。
先頃公開された『のぞきめ』。キャッチコピーは「覗かれると死ぬ」。 もともとホラーは大の苦手なのに、 そんなおどろおどろしい映画を観るのは絶対無理。 それ以前に板野友美主演ということで、 アイドル起用の『貞子』のようなでパターンだと思ってノー... -
『ルーム』の原作、『部屋』上下巻を読みました。
エマ・ドナヒューによる『ルーム』の原作、『部屋』上下巻を読みました。 映画版は原作にほぼ忠実でした。 監禁された母子が知恵を巡らし体を張って脱出するサスペンス劇かと思ったら、 最初の1時間で「部屋」から見事脱出、 後半1時間は無事保護されて... -
これまでの人生で読んだ本でいちばん不愉快だった本
一旦観はじめた映画はどんな映画であろうと最後まで観るのと同様、 一旦読みはじめた本も途中で投げ出すことはまずありません。 たとえこんな本でも、こんな本でも。 これも映画と同様、私のハードルがわりと低くて、何でも楽しめるおかげだと思っています... -
三羽省吾の『路地裏ビルヂング』
昨年「大人買い」してしまった作家3人のうちの1人、三羽省吾。 あとの2人である高野秀行と山本幸久に比べると著作が少なく9冊。 うち8冊はすでに文庫化していて、それらをすべて買いました。 薄めのものから読んでいたら、残るは分厚いものばかり。 ... -
『戸村飯店 青春100連発』
瀬尾まいこを読みはじめたのはわりと最近です。 映画化された『幸福な食卓』(2006)と『天国はまだ遠く』(2008)は DVD化されてからすぐに観て、どちらも結構好きだったのに、 なぜか原作には手が伸びませんでした。 しかし、600頁超えの分厚い本に疲れてい... -
京都水無月大賞も楽しいかも。
酒飲み書店員大賞といい、世の中にはいろんな賞があるもんで。 マイブームの著者の作品をいろいろ調べているうちに、 京都水無月大賞なるものがあることを知りました。 水無月なんてとっくに過ぎてしまいましたがご紹介。 京都水無月大賞は2008(平成20)年... -
クリーニング店にまつわる話
十数年前に今の家に引っ越した折り、 どこのクリーニング店にお世話になろうかと悩み、 TSUTAYAの近くにあるお店に決めました。 そこならばDVDを借りた足で寄れるからという理由で。 そんな安直な理由で選んだにもかかわらず、 受付担当の女性陣はみな、い... -
映画館が出てくる本
あまりに暑いから、ヘヴィーな読み物は手に取る気が起こらず、 ついスイスイ読めるものを選んでいた真夏。 マイブームの作家は現在3人いて、 1人目は高野秀行、2人目は三羽省吾、3人目が山本幸久。 1人目と2人目の著作すべてを「大人買い」してしま... -
『チャイルド44』を読みました。
7月に観た『チャイルド44 森に消えた子供たち』。 サスペンスフルでとても面白かったけれど、 主人公の行動は説得力に欠け、犯人もただのイカレたオッサン。 ミステリーとしてはイマイチでしたから、 トム・ロブ・スミスの原作ではどうなっているのだろう...