映画(番外編:映画と食べ物・飲み物)– category –
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ものの味わい方を観る。〈酒とピラニアの餌〉
前述の『列車に乗った男』のなかには、 ふたりの男がお互いの人生への憧れを見せるシーンがいくつかあります。 特に好きだったのは酒とスリッパのシーン。 最初はマネスキエからの寝酒の誘いも断っていたミラン。 しかし、やがて食事も一緒に取るようにな... -
しあわせなお酒が飲めるしあわせ
私のお酒はひたすら陽気で、ただでさえよく喋るのに、 お酒が入ると拍車がかかります。 翌日、思い出すと恥ずかしくなることもしばしば。 こんな私につきあってくれるうちのダンナと、 しあわせな食事の場を提供してくださるお店のみなさま、 いつもいつも... -
イタリア料理は映画になる(その3)
『マーサの幸せレシピ』(2001)はドイツの作品。 ハンブルクの高級レストランで腕をふるうのは30代の独身女性シェフ、マーサ。 明けても暮れても料理のことしか頭にない彼女は 他人を寄せつけず、客と喧嘩することもしばしば。 「フォアグラが生だ」と怒る... -
イタリア料理は映画になる(その2)
『星降る夜のリストランテ』は1998年のイタリア/フランス作品。 ローマのレストラン‘アルトゥーロの店’が舞台。 特に何が起こるわけでもない、群像劇っちゅうやつですから、 退屈な人はものすごく退屈かも。 こういうのって、隣のテーブルをのぞき見し、... -
イタリア料理は映画になる(その1)
なんででしょう。 世の中に「なんたら料理」と名のつくものは数あれど、 イタリア料理ほど映画で取りあげられるものはないでしょう。 お料理を食べるシーンだけじゃなく、 店そのものが舞台となっちゃうのもイタリア料理です。 そして、なぜだか、邦題とな... -
〈めっちゃ番外編〉映画の名前のついたお店
かねてから行きたいと思っていたお店がありました。 ジャン=ジャック・ベネックスの名作、 『ディーバ』(1981)を店名にしちゃったフランス料理屋さんです。 名前を聞いただけで行ってみたくなるっちゅうもんです。 そして、先日、やっと念願かなってその... -
飲み物いろいろ
映画には気になる「飲み物」がいろいろ出てきます。 最近、日本でも発売されたバニラコーラ。 私がその存在を初めて知ったのは『パルプ・フィクション』(1994)でした。 ジョン・トラヴォルタがレストランで「バニラコーク」を注文します。 「どんな味やね...