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『28年後… 白骨の神殿』

『28年後… 白骨の神殿』(原題:28 Years Later: The Bone Temple)
監督:ニア・ダコスタ
出演:レイフ・ファインズ,アルフィー・ウィリアムズ,ジャック・オコンネル,エリン・ケリーマン,エマ・レアード,サム・ロック,チ・ルイス=パリー,ミレン・マック他

109シネマズ箕面にて。

『28年後…』(2025)に引き続きダニー・ボイルが監督だと思っていたら、本作ではニア・ダコスタに監督を任せて製作に回ったようです。脚本は前作と同じくアレックス・ガーランドが担当。『ウォーフェア 戦地最前線』と同週の公開で、あっちもこっちも脚本を執筆しているガーランドって只者じゃないですよね。

前作『28年後…』で感染者“アルファ”(=ゾンビ)がうようよする外の世界へと飛び出した少年スパイクとその母親アイラは、感染者を救おうと外の世界でただひとり研究を続ける医師ケルソンと知り合います。末期癌に冒されていたアイラを看取った後、ふたたび旅に出たスパイクがアルファに襲われかけていたところを、悪魔崇拝カルト教団“ジミーズ”に救われる。これが前作のラストシーン。

さて、ジミーズの一員として彼らと行動を共にするようになったスパイクですが、リーダーのジミー・クリスタルの残虐性と言ったら吐き気を催すほどで、どうにもついていけません。ジミーは自分が覇王(=悪魔)の息子であり、自分の言うことは絶対だとメンバーに信じさせています。アルファから逃れた人々が密かに暮らす家に押し入ると、人々を吊して臓器を取り出し、皮を剥ぐことをメンバーに強要。スパイクにはどうにもそれができず、ジミーはイライラ。ところが、押し入った家で人々を吊していたところ、ジミーたちは隠れていた妊婦キャシーの反撃に遭い、メンバーのうちの何人かが命を落とします。怒り狂ったジミーはスパイクにキャシーを捕まえるように命じるけれど、スパイクはキャシーを取り逃がしてしまう。スパイクに罰を与えようとするジミーに、メンバーの女性インクが処罰をどうするかは覇王に尋ねるべきだと助け船を出します。彼女が言うには、覇王らしき人物を見かけたと。この人物こそがケルソンで。

ケルソンの存在をインクから教えられて会いに行ったジミーは、メンバーの前では覇王のふりをするようにケルソンに求めます。もしもそうしないならおまえの腸を取り出してぐちゃぐちゃにしてやるぞと脅して。とりあえずジミーに従うことにしたケルソンが、自分は覇王だとジミーズのメンバーが信じるように振る舞うシーンが可笑しい。ネタバレになりますが、ふだんケルソンが聴いているのはデュラン・デュラン。それがジミーズに聴かせるために用意した曲はアイアン・メイデンの“The Number Of The Beast”。ケルソン以外は1980年代の曲なんて知らないから、イントロを聴いて本当に覇王の声だと思う(笑)。

ケルソンの研究が実り、感染前の自分を取り戻したアルファのリーダー、サムソン。ケルソンとサムソンの交流シーンもよかった。人間の言葉をすべて忘れていたサムソンが発した“Moon”。ケルソンの亡き後、サムソンはどうなるのでしょう。キャシーが逃げ出したままだから、次は彼女が主役かしら。スパイクも頑張れ。ノークレジットのキリアン・マーフィにも驚いた。いったいいつまで続くのか、このシリーズ。

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