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『果てしなきスカーレット』

『果てしなきスカーレット』
監督:細田守
声の出演:芦田愛菜,岡田将生,山路和弘,柄本時生,青木崇高,染谷将太,白山乃愛,白石加代子,宮野真守,津田健次郎,羽佐間道夫,古川登志夫,吉田鋼太郎,斉藤由貴,松重豊,市村正親,役所広司他

NGKに行く前にTOHOシネマズなんばにて2本ハシゴの2本目。『サマーウォーズ』(2009)や『竜とそばかすの姫』(2021)の細田守監督が満を持して送る新作。シェイクスピア『ハムレット』をモチーフとしています。時間的にちょうどよかったIMAX版を鑑賞しました。括弧内は声の担当者です。

中世のとある国。王アムレット(市村正親)の娘である王女スカーレット(芦田愛菜)は父親のことが大好き。争いを好まないアムレットは優しい王として民衆からも慕われていたが、隣国との揉め事を話し合いで解決しようとする姿勢を王の弟クローディアス(役所広司)は良しとしない。クローディアスの陰謀で反逆罪を着せられたアムレットは、スカーレットの目の前で処刑される。女王ガートルード(斉藤由貴)もあっという間に寝返ってクローディアスの妻となる。

復讐を誓うスカーレットがクローディアスを殺す機会を探るうち、逆にスカーレットが毒を盛られて意識を失う。目覚めるとそこは“死者の国”。年月を経てすでに亡くなっているクローディアスもこの国にいるらしい。砂漠を突き進みながらクローディアスの行方を探していたスカーレットは、現代からやって来た看護師の聖(岡田将生)と出会い、共に旅をするのだが……。

死してなお争う。この国にいるものはみんなすでに死んでいるというのに、クローディアスは今も王として君臨しています。スカーレットが敵討ちを画策しているという噂はすぐに駆け巡り、クローディアスの側近たちが次々とスカーレットを狙う。中にはアムレットを処刑したコーネリウス(松重豊)とポローニアス(山路和弘)もいて、スカーレットは彼らを殺そうとしますが、聖が許さない。負傷したふたりに手当てをしてやる始末で、スカーレットは呆れます。けれど、聖の馬鹿かと思うような優しさがスカーレットを救うことになります。

当然評価が高いだろうと思っていたら、けちょんけちょんに言われていて驚く。確かに『サマーウォーズ』と比べたらいたって「普通」で特に面白かったとは思いません。でもそんなに言われるほどは酷くない。だいたいこの俳優たちの声でアニメが観られるなんて、それだけで嬉しくなりませんか。まぁ、2回は観ないなぁ。てか、散々な叩かれ様で、まもなく上映が打ち切られてしまいそう。

この世界から戦争がなくなることを願って作られた作品であることは確かだと思います。

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