『劇場版総集編 ガールズバンドクライ 後編 なぁ、未来。』
監督:酒井和男
声の出演:理名,夕莉,美怜,凪都,朱李,近藤玲奈,あんどうさくら,幸田直子,平田広明,沢城みゆき他
『劇場版総集編 ガールズバンドクライ 前編 青春狂走曲』の公開が先月。それを観るまではタイトルすら聞いたことがありませんでしたが、観てみたら意外と面白くて。後編の本作も109シネマズ大阪エキスポシティにて。
熊本の実家を飛び出し、大学へ行くために東京の予備校に通いはじめた仁菜だったが、憧れの桃香と出会って人生が激変。ガールズバンド“トゲナシトゲアリ”のボーカルとして音楽活動にすべてを賭けると決める。前編では予備校を辞めて音楽活動に専念すると宣言したところで終わりました。
後編では仁菜、桃香、すばる、智子、ルパの5人が次第に人気を博し、芸能事務所からスカウトされます。フェスに出て良い手応えがあればメジャーデビューというところまで来て、見事に成し遂げる。すると仁菜がライバル視する“ダイヤモンドダスト”から対バン企画が持ち込まれ、5人はそれに乗ることにしたものの、ダイヤモンドダストとトゲナシトゲアリでは知名度も既存のファン数も違いすぎて、対バンを張る前から見えている負け。さて5人はどうしますかという話です。
前編を観たときに勘違いしていたことがありました。熊本の高校時代、仁菜をいじめていたのは当時同級生だったダイヤモンドダストの現ボーカル・ヒナだとばかり思っていましたが、違うんですね。クラスでいじめられていた子を助けるために、いじめっ子たちに立ち向かおうとした仁菜。ヒナはそんなことしたらアンタがいじめられるよと忠告したのに、仁菜は聴く耳を持たず。結果、ヒナの言うとおり、今度は仁菜がいじめられるようになった末に登校できなくなって高校を中退したのでした。
自分は間違っていなかった、今も間違っていないことを証明したい仁菜は、わりとややこしくて時にうざい(笑)。私の苦手な「がんばってるアピール」そのままでもあります。トゲナシトゲアリやダイヤモンドダストの曲にも惹かれません。でも物語としては心に留めたい点がいっぱい。仁菜と父親のやりとりにはちょっとホロリとしちゃいました。良いアニメだと思います。ルパちゃん、いい子すぎるし。
からし蓮根カレーって美味しいですか。気になる。
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