『リアム・ギャラガー in ロックフィールド オアシス復活の序章』(原題:Liam Gallagher 48 Hours at Rockfield)
監督:ジェームス・バーナーキャスト
テアトル梅田にて4本ハシゴの4本目。『後朝の花雪(きぬぎぬのはなゆき)』→『さよならはスローボールで』→『KIDS/キッズ』→これ。
別にオアシスのファンではありません。観るものがなかったときに『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』(2019)を観たぐらいで、オアシスの曲を挙げろと言われても“Don’t Look Back in Anger”しかわからないというありさまです。だから、本作のタイトルを聞いたところで何もかもピンと来ず。ロックフィールドが映ったとき、おおっ、これはクイーンの『オペラ座の夜』のレコーディングスタジオじゃあないか!と興奮。
リアム・ギャラガーってとっくに還暦を過ぎているのかと思っていたのですが、まだ50代前半なのですね。なかなか憎たらしい奴です(笑)。1991年に5歳上の兄ノエルと共にオアシス結成。しかし兄弟の不仲は有名で、エピソードは数知れず。中でもリアムがノエルのギターをぶっこわした件が壮絶。オアシスのことは知らなくてもその話だけは私も知っていたくらいです(笑)。不仲ゆえに2009年に事実上の解散。再結成はないだろうと言われていましたが、2024年になんと再結成。今年は世界ツアーがおこなわれています。この記事をUPする頃には東京ドーム公演がすでに開催されているはずなんですが、無事におこなわれたでしょうか。→無事おこなわれたようです。(^^)
本作は2022年に制作されたソロアルバムのレコーディングのために、リアムが息子ふたりを連れてロックフィールドを訪れたときの模様。サッカーのフランス代表選手エリック・カントナがリアムのファンだと聞いてMVへの出演を打診したらノーギャラで引き受けてくれたという話や、ロッド・スチュワートは会計の段になると必ず靴紐を結ぶために屈んで人に金を払わせる話とか、ちょっと可笑しい。
自分にはギターのことはまったくわからない、でもノエル並のギタリストはいくらでもいるけれど、自分ほどのボーカリストはほかにいないだろと豪語するリアム。これほどの自信家が再結成したオアシスで兄と上手くやっていけるのか、見物(みもの)です。まぁ、こうじゃなきゃリアムじゃないでしょうから(笑)。
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