仕事帰りにシュッと寄れる劇場では本当に観るものがなくて。『F1/エフワン』なんてまだまだ客が入りそうだったのに、追いやってくれちゃった『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が恨めしいと思っていたところ、109シネマズ大阪エキスポシティで1週間限定の再上映。
1回目は同劇場でIMAXレーザーGT版を観て、2回目は109シネマズ箕面でScreenX版、3回目は109シネマズ大阪エキスポシティで4DX2D版、4回目はシアタス心斎橋のグランシアターで鑑賞しました。5回目は1回目と同じくIMAXレーザーGT版。平日の晩1回のみの上映で連日大入り、ほぼ満員。私と同じく上映終了を寂しく思っていた人が多いんだと思うと、嬉しくて涙が出そうになります。
何度観てもオープニングからテンションが上がる。ハンス・ジマーの音楽が本当に良いし、クイーンの“We Will Rock You”がかかるシーンなんかはさらに気分が高揚。もしかすると36回観た『トップガン マーヴェリック』(2022)よりも私はこっちのほうが好きかもしれないと思うほど。
以前にも書いたことがありますが、日本人俳優って、笑うのがあまり上手でない人が多いような気がします。泣くのはみんな上手い。でも私たちだって、たぶん泣きマネはできるけど、心底笑っているふりをするのは難しい。すぐバレる。人の不幸には共感しやすいけれど、人の幸せを一緒に喜ぶのは嫉妬も絡んだりして簡単ではないということもあるのかなと思います。それを思えば、このブラピの笑顔は凄い。優しい笑顔のときもあれば、阿呆みたいな笑い方のときもあって、でもどれも演技という感じがしないんです。ジョシュアとソニーが映る写真のアホ面にはいつも笑ってしまう。ジョシュアがいとこから「あのチャック・ノリスに勝てよ」と言われているのも可笑しい。
客がめちゃめちゃ入っているから、もしや1週間限定の再上映が延長になるかもしれないと思っていたら、はい、そのとおり。ただし、今度は上映終了時刻が24:00という回のみで、さて、客入りはどうなるでしょう。きっとそれでも入ると思う。もういっぺん観に行こう。(^o^)
さて、これだけ観たら帰ってもよかったのですが、ららぽーとEXPOCITYの営業終了時間と重なると出庫に時間がかかる。で、ついでにもう1本観て帰ることにして、2回目の『バレリーナ:The World of John Wick』。1回目は通常版で今回は4DX2D版。洋画は字幕で観る派とはいうものの、字幕版は鑑賞済みだから吹替版を観たかったのに、字幕版しか上映していません。どんな作品でもたいてい客のよく入る4DX2Dだけど、時間が遅いこともあってか客は私を含めて3人のみ。たぶんあとのおふたりは初見でしょう。私のようにこんな短期間に2回目を観に来る奴はそうそういない(笑)。
劇場ではいつも靴を脱いで座席に体操座りをして観ていますが、4DX2Dシアターの座席は動くから、そんな体勢で観たことはありませんでした。今回は客も少ないし、疲れているし、いつもと同じ体勢で観ようと靴を脱いだら、あらら、座席が動くたびにずり落ちそうになります。隣2つ向こうの座席の「水噴射」のスイッチも切ってやったけれど、それでも水って飛んでくるのね。しかもやっぱりエアコン効き過ぎで寒い。上着を着込んでもまだ寒くて凍え死にしそう。このシアターで半袖でいられる人って何!?と思いました。
はい、こちらも2回目でも面白かったです。新たな発見は何もないけれど。観るものがなくなったらまた観てもいいぐらい面白いです。
目次