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『ヴァージン・パンク/Clockwork Girl』

『ヴァージン・パンク/Clockwork Girl』
監督:梅津泰臣
声の出演:宮下早紀,小西克幸,田辺留依,和泉風花,八代拓,若本規夫,上坂すみれ他

テアトル梅田にて3本ハシゴの2本目。前述の『ギルバート・グレイプ』の次に。後述の3本目との隙間を埋めるのに最適な短編で、予告編を入れても40分。「昼呑みした後だから30分ぐらい昼寝できるならちょうどいいや、寝よう」てなぐらいのつもりで観に行ったのに、予想外の面白さで寝る隙なし。

梅津泰臣監督は、原作も監督もキャラクターデザインも自ら手がけるオリジナリティに富んだ人。本作はそんな梅津監督とアニメーションスタジオ“シャフト”が共同で映像制作に臨むシリーズの第1弾なのだそうです。10 年ぶりの監督作とのことなのですが、もともと知らないからそのありがたみがわからなくてすみません。海外でも大人気の人だというのに。一方のシャフトといえば、私も知っている“傷物語”等の“物語”シリーズを世に送り出しているアニメ制作会社。脚本を担当しているのは“仮面ライダー”シリーズの高橋悠也だというのですから、面白いですねぇ。

医療用人工人体技術“ソーマディア”(一見普通の人間で、部分的にロボットみたいなもの)が発達した近未来。そのおかげで人類は健康を維持できるようになった反面、ソーマディアを違法改造して悪用する輩も増えていた。違法改造されたソーマディアは報奨金をかけて指名手配され、バウンティハンター(賞金稼ぎ)から追われる身となるが、高度に改造されたソーマディアに対抗することは、生身の人間にとっては至難の業。

かつて児童養護施設にいた神氷羽舞は、善人と信じていた施設長が実はソーマディアで、バウンティハンターによって殺害されるのを目撃。心に傷を負った羽舞は自らを鍛え抜き、生身のまま凄腕のバウンティハンターに成長する。施設長を殺した張本人のバウンティハンター、ミスター・エレガンスはそんな羽舞を捕らえて殺し、ソーマディアとして再生させる。

もともとSFに弱いため、ついて行けていない場合も多々あるのですが、私の理解ではこんな感じ。オープニングで初めて見た絵には「綺麗!」と声が出そうになりました。キャラクターの顔などは好きなタイプとは言えないけれど、とにかく面白い。ミスター・エレガンスがロリコンっぽいのはいただけないとして、ちょっとだけエロいシーン(っちゅうても入浴シーン程度)もあるのは男子ウケしそうだったりもするし、何よりストーリーから目が離せません。第2弾以降、どうなるのか楽しみです。

近場の劇場で公開している間はスルーしていたのに、いざ観てみたら面白いんだから、やっぱり何でも観てみなくちゃ。

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