『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(原題:Jurassic World: Rebirth)
監督:ギャレス・エドワーズ
出演:スカーレット・ヨハンソン,マハーシャラ・アリ, ジョナサン・ベイリー,ルパート・フレンド,マヌエル・ガルシア=ルルフォ,ルナ・ブレイズ,デヴィッド・ヤーコノ,オドリーナ・ミランダ,フィリッピーヌ・ヴェルジュ,ベシル・シルヴァン,エド・スクライン他
公開2日目の朝、いつもより遅めの7:00に目が覚める。午後から予定があるし、それまで家でおとなしくしていようと思ったけれど、8:25から109シネマズ箕面で上映があるじゃあないか。間に合うやんと、すっぴんでマスクして向かいました。朝イチの箕面キューズモールはまだ空いていていいですね。混んでも出やすい1階に無事駐車。
これもどれだけ続けるつもりなんだか。1990年に発表されたマイケル・クライトン原作の『ジュラシック・パーク』がスティーヴン・スピルバーグによって映画化されたのが1993年。『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)も同監督が撮り、第3弾の『ジュラシック・パーク III』(2001)はキャストそのままにスピルバーグは製作に回って、監督はジョー・ジョンストンに。その後、新たなシリーズ開始。『ジュラシック・ワールド』(2015)、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)、そして『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)で完結と銘打たれていたのに、本作は「完結編の続編」なのですと。どこまでも続くよ〜。面白けりゃええけど。監督はゴジラファンで有名なギャレス・エドワーズです。
かつては大人気を誇った恐竜は地球温暖化などによる環境の変化に対応できず、その数は激減。そんななか、秘密工作員のゾーラ・ベネットは製薬会社に勤務するマーティン・クレブスから仕事の依頼を受ける。それは、現在は政府により立入禁止が厳命されている区域に忍び込み、陸・海・空の3大恐竜のDNAを採取するというもの。マーティンによれば、恐竜のDNAを入手できれば人類を救う新薬が開発できると。違法行為には手を貸せないと断るゾーイに対して、マーティンが提示したのは破格の報酬。金に惹かれてゾーイは受けることに。
いまや人々から見向きもされなくなって恐竜博物館もまもなく閉館予定。その片付けに追われていた古生物学者ヘンリー・ルーミスのもとを訪れたゾーイとマーティン。この仕事には恐竜の専門家が必要だとヘンリーをチームに引き入れると、ゾーイは現地で助っ人として傭兵仲間のダンカン・キンケイドを船長として呼ぶ。こうして一行は恐竜を追跡しはじめるのだが……。
この面々が途中で出会うのが夏休みに航海を楽しもうと海上にいた中年男性ルーベンと娘ふたり、テレサとイザベラ。そしてテレサの彼氏のザビエル。彼らはそこで恐竜に襲われて船を転覆させられます。救難信号を受信したのがダンカン。そんなものは放置して一刻も早く仕事を終えたいヘンリーの意向を無視すると、ルーベンたちの救助に向かいます。助けてもらえたのはいいけれど、港に向かいもせずに何を企んでいるのかわからない一行を見て不安に襲われるルーベンたち。
最初はろくでなしの若者に見えたザビエルが最初に恐竜の餌食になるんだろうと思っていたら違いました(笑)。意外に良い奴で、それに引き換えゲスなのはマーティン。こいつが死なないまま終わらないでよと願う。はい、ちゃんと死んでくれてよかった。製薬会社ってもちろん素晴らしい新薬を開発しているのでしょうけれど、どうもあくどいことを平気でやっている印象が否めません。金儲けを第一に考え、我さきにそのもとを見つけようとする。ヘンリーの「無償で公開すれば、世界中の人が助かるのに」という言葉は胸に響きます。
どうせたいしたことないだろうと思って観に行ったから、想定以上の楽しさでした。何よりもキャストがいい。ゾーイ役のスカーレット・ヨハンソンには同性として憧れるし、ダンカン役のマハーシャラ・アリもカッコよかった。ヘンリー役のルパート・フレンドってなんか軽薄な顔ですよねぇ(すみません)。役柄にピッタリ。一緒に船に乗り込むボビー役のエド・スクラインがあっちゅうまに死んだのには驚いた。ジェイソン・ステイサムの後釜と見込まれていた俳優なのに。
スカヨハ姐さん、サイコー。
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