『リロ&スティッチ』(原題:Lilo & Stitch)
監督:ディーン・フライシャー・キャンプ
アニメーション監督:クリステン・レポール
出演:マイア・ケアロハ,シドニー・アグドン,ザック・ガリフィナーキス,ビリー・マグヌッセン,コートニー・B・ヴァンス,
カイポ・ドゥドワ,ティア・カレル,エイミー・ヒル,ジェイソン・スコット・リー他
声の出演:長尾柚乃,MOMONA,長谷川忍,三ツ矢雄二,手塚秀彰,中村海人,五十嵐麗,渡辺えり,山寺宏一,深見梨加他
アニメであっても洋画は字幕で観る派ですが、字幕版を上映している劇場は僅少で、しかも遅い時間の1回のみとか。
機会があれば字幕版を観ることにして、とりあえず吹替版を鑑賞。TOHOシネマズ伊丹にて、封切り日の晩に。
ハワイ・カウアイ島。6歳のリロとその姉で18歳のナニは両親を亡くしてふたり暮らし。
想像力が豊かすぎるリロは変わり者扱いされてひとりぼっち。
フラダンスを踊っている最中に馬鹿にされたことに腹を立て、度を超えてやり返し、トラブルメーカー認定されている。
ナニはなんとか家計を成立させようと大学進学をあきらめて仕事をしているが、
言うことを聞かないリロにイライラすることもしょっちゅう。
児童福祉局のケコア夫人からリロを手放すほうがよいとそれとなく匂わされる。
ある夜、不思議な光を見たリロは流れ星だと信じて「友だちができますように」と祈る。
その光は、良心をひとかけらも持たないとして銀河を追放された破壊生物が逃走中に空から落ちてきたときのものだった。
それを見つけたリロは家に連れ帰り、スティッチと名づけて飼いたいと主張するのだが……。
ディーン・フライシャー・キャンプ監督の『マルセル 靴をはいた小さな貝』(2021)が好きじゃなかったのですよね。
映画を観るときはできるだけ先入観なしのフラットな状態に努めているつもりですが、最初からやっぱりこの監督は苦手だと思う。
ほぼ笑えないし、ツボが私とは違うんだと思います。
だいたいスティッチがまったく可愛くないんだもの。
リロも一緒になって破壊行動を繰り返し、キャッキャと笑っている。
そのせいでナニが仕事をクビになり、転職もできずにいるというのに。
途中何度か不愉快にすらなったのは、私が大人気ないのでしょうけど。(^^;
まぁ、最後まで観てみれば、良いお話です。
リロやナニやお隣のトゥトゥおばさんとその孫デイヴィッドのおかげでスティッチが優しい心を持つ。
銀河に連れ帰るつもりだった議長もそのことを知ってスティッチを「地球に永久追放」。
スティッチ捕獲に躍起になっていたCIAのコブラも協力するという大団円。
これでいいと思うけど、こうなるとやっぱり字幕版が観たくなるのです。
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