『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』(原題:The Death of Dick Long)
監督:ダニエル・シャイナート
出演:マイケル・アボット・Jr.,ヴァージニア・ニューコム,アンドレ・ハイランド,サラ・ベイカー,
ジェス・ワイクスラー,ロイ・ウッド・Jr.,スニータ・マニ,ダニエル・シャイナート他
シネ・リーブル梅田にて前述の『グッバイ、リチャード!』とハシゴ。
21時を過ぎてからの上映で、終了は23時半。
そんなに遅くになってまで観る価値のある作品なのだろうかと訝りながら。
結果、どう言えばいいのかビミョーです(笑)。
いや、面白いのは面白かったんですけれど、悪趣味だわぁ(笑)。
アメリカ南部の田舎町。
アマチュアバンド仲間のジーク、アール、ディックは、練習と称して毎度バカ騒ぎ。
その日もいつものとおりハメを外していたが、途中、信じられない「事故」が起きる。
生きているのか死んでいるのかわからない状態のディックを
ジークとアールは車に乗せて運ぶと、夜中に病院の前に置き去りにして、
医師が気づいてくれるのを確認、ふたりとも大慌てで逃げ出す。
翌朝、ジークは娘シンシアを車に乗せて学校へ送り届けようとしてびっくり、
後部座席は血の海で、とてもシンシアを乗せられない。
ジークはアールに連絡、ふたりで車を川に沈める。
同じ頃、病院内でディックが身元不明のまま死亡、レイプされた痕跡があり、
町では殺人鬼が徘徊しているらしいと噂になっていた。
ジークが妻リディアに車が盗まれたと嘘をついたところ、リディアは直ちに警察に通報。
警官が事情を聴きにやってくるのだが……。
ジークとアールは別にディックを殺しちゃいない。
殺しちゃいないけれども、どうしても正直に話せない事情がある。
その事情が明らかになるシーンは衝撃的です。
このネタはちょっとここではバラせない。思い出したくもない(笑)。
これはもうリディアの反応がすべて。
殺人犯じゃなくても、こんな夫とはそりゃ一緒にいられないでしょ。
ま、性癖に関わることなのですが、こんなことつるんでできる仲間がいるなんてねぇ。
アンタら3人でずっとおったらええねんとしか言いようがない。
本作を観ましたという奇特な人が私のまわりにほかにいたとしても、
本作の話はちょっとできないなぁ、そんな作品です(笑)。
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