『のぼる小寺さん』
監督:古厩智之
出演:工藤遥,伊藤健太郎,鈴木仁,吉川愛,小野花梨,
両角周,田中偉登,中村里帆,小林且弥他
TOHOシネマズなんばで2本観てからなんばパークスシネマへ。
ここでも2本観るのです。
ノーマークでした。時間がちょうど合っただけ。
伊藤健太郎くん、嫌いじゃないし、ボルダリングの話というのも興味がある。
ええかな〜と思って。そうしたら、なんとなくよかった。
高校生の近藤(伊藤健太郎)は、将来の夢も目標もこれといってない。
卓球部に属してはいるものの、いちばん緩そうだから入っただけ。
ある日、卓球部の隣で練習するクライミング部に目が釘付けに。
同級生の小寺さん(工藤遥)が一心不乱に壁を登っていたから。
以来、教室でも小寺さんのことばかり見つめてしまう。
近藤と同じように小寺さんを見つめていた四条(鈴木仁)は
いつのまにかクライミング部へ入部。
近藤は卓球の球が転がっていくと率先して球拾いに走り、
そのたびに小寺さんに見惚れてしまう。
それに気づいたクライミング部の上級生(両角周&田中偉登)に
「おまえら小寺さんが好きなんだろ」とひやかされ、
赤面しつつ必死で否定する近藤と四条。
小寺さんのことが好きなのは近藤と四条だけではありません。
やはり同級生の女子・田崎(小野花梨)は小寺さんを撮影しつづけ、
ヤンキー気味の美人女子・倉田(吉川愛)もひょんな出会いから小寺さんに惹かれる。
男女間の恋愛感情だけでなく、小寺さんが気になって仕方のない人たち。
小寺さんはどんなときも一生懸命。
常にマイペースで不思議ちゃん呼ばわりもされているけれど、
そんなことはまったく気にしていません。
特に親しい友だちはいなくて、でも誰との間にも壁をつくらない。
彼女を見ていると、悩んでいるぐらいなら目の前のことに没頭せよと言われた気になる。
クライマーを職業として生きていくのは大変だということも知り、
最後の「ベンチで背中合わせ」、よかったな〜。胸がキュンとした。
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