『ライブリポート』(原題:Line of Duty)
監督:スティーヴン・C・ミラー
出演:アーロン・エッカート,コートニー・イートン,ジェシカ・ルー,
ディナ・メイヤー,ベン・マッケンジー,ジャンカルロ・エスポジート他
梅田で4本ハシゴの4本目は、3本目に続いて梅田ブルク7にて。
特に観たかったわけでもなく、時間がちょうど合ったから。
そうしたらツッコミどころ満載の作品で笑った。
警察官のペニーは、誘拐犯逃走中との無線を傍受し、
自分が偶然その逃走ルートの近くにいることを知る。
「そのまま待機せよ」という上官の指示を無視して犯人を追跡。
路地へと追い込むが、犯人から銃を向けられてペニーは発砲。
誘拐されたのは警察トップの娘で、犯人しか監禁場所を知らない。
ペニーが犯人を射殺してしまったせいで、どうしようもなくなる。
拳銃を取り上げられたペニーは、単独で監禁場所を調べはじめる。
それをニュース配信サイトのアマチュア女性リポーター、エイヴァが追いかけて……。
なにしろ誘拐されたのは警察トップの娘ですからね、捜査員の数が凄いんです。
冒頭、身代金の受け渡し現場である公園に姿を現した犯人を
すんごい数の捜査員が、足で、車で、ヘリコプターで追いかけるのに捕まえられない。
やっと取り押さえても犯人の逆襲に遭って警官みんな死亡。ありえない。
で、本作は上映時間99分なのですけれども、
娘が溺死するまでのタイムリミットが64分。
せめてタイムリミットまで90分にすりゃよかったのに、
64分しかないのに99分もあるから、緊迫感に欠けまくり。
もう残り5分ぐらいやろっちゅうときに「あと20分」とかですからね。
警察官がアマチュアリポーターを連れて走り回り、
それをライブ中継するメディアってさ。
人命がかかっていても面白けりゃなんでもありのようです。
最後に助け出された娘が、頭までずっぽり水に浸かった状態で、
タイムリミットの64分を過ぎていたにもかかわらず、
人工呼吸されることもなく、普通に生きている。
しかも水滴のひとつも付いてないってどーゆーことよ。
Tシャツも腕も乾いてるのはおかしすぎる。
評価にも値しない作品だと思いますが、こんなふうで面白かったからええわ。
ええんかい!
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