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『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』

『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(原題:Knives Out)
監督:ライアン・ジョンソン
出演:ダニエル・クレイグ,クリス・エヴァンス,アナ・デ・アルマス,ジェイミー・リー・カーティス,
   マイケル・シャノン,ドン・ジョンソン,トニ・コレット,クリストファー・プラマー他
 
飲み友だちの姉さんと、飲む前に映画も一緒に鑑賞。
何を観るかは私に一任されていました。
エンターテインメント感動系のわかりやすい作品が好きな姉さん。
しかしちょうどよさそうな感動系が上映されていないため、
いちばん面白そうな本作を選択。大正解!
 
TOHOシネマズ梅田にて。
 
彼のオリジナル脚本とのことで、オリジナル好きの私はウキウキします。
締まった肉体をいっさい見せないダニエル・クレイグも珍しくて(笑)○。
 
世界的ミステリー作家にして大富豪のハーラン・スロンビーが、
85歳のバースデーパーティが開かれる予定の日の朝、遺体で発見される。
豪邸の自室のソファに横たわり、ナイフで自ら首を掻き切った様子で、
自殺であることはまず間違いないと考えられるが、
関係者ひとりずつに対して事情聴取がおこなわれることに。
 
捜査にやってきたのはエリオット警部補とワグナー巡査。
しかしその後ろに居座っている人物がひとり。
彼は名探偵として名高いブノワ・ブランで、
この事件について調べてほしいという匿名の依頼を受けたのだと言う。
 
事情聴取を受けるのは、スロンビー一族のほか、家政婦や看護師。
ハーランが特に信頼する女性看護師マルタ・カブレラが本件の鍵を握ると思われ……。
 
映画らしい映画とでも言えばいいのでしょうか。
とにかく至福の130分。
ニューヨーク郊外にあるという設定の大豪邸の風情がまず楽しく、
先日観た『ダウントン・アビー』を思い出します。
いや、ダウントンほどの豪邸ではないですが。(^^;
 
監督の「アガサ・クリスティを思わせるミステリー映画を撮りたい」という思惑どおり、
名探偵ポアロのような、それ以上にユニークかもしれない名探偵ブノワ。
シリアス一辺倒ではなくて、ふきだしてしまう台詞やシーンも多数。
ミステリー小説ファンの警官が、ブノワの推理にいちいち目を輝かせているのも可笑しい。
そうではないほうの警部補を演じるのは俳優でラッパーキース・スタンフィールド
彼のブノワに対するツッコミがまた笑えます。
 
とにかく曲者俳優ばかり。
亡き長男の未亡人役にトニ・コレット。次男役にはマイケル・シャノン
この辺りは何かやっていそうだという怪しい感じがとてもイイ。
ハーランの孫役には“キャプテン・アメリカ”クリス・エヴァンスですからね。
この「普通はない感」が良くて、キャストがハマりまくっています。
 
めーっちゃ面白かった。

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