『クレイジー・フォー・マウンテン』(原題:Mountain)
監督:ジェニファー・ピーダム
ナレーション:ウィレム・デフォー
シネ・リーブル梅田にて、
『バンクシーを盗んだ男』→『最初で最後のキス』→本作。
「山もの」大好きなので、狙っていた作品。
そのわりには、冒頭でウィレム・デフォーが出てきたときになんで?
ピアノの調律シーンが出てきたときにもなんで?
そっか、「オーストラリア室内管弦楽団による荘厳なクラシック音楽に乗せて」というのも
本作の売りだったんだ。すっかり忘れていました。
うっかりすると寝てしまいそうな、雄大な山岳映像詩。
かろうじて寝ませんでしたけれど。
エベレスト、モンブラン、マッターホルン。畏れ多き山々。
昔は怒りを買っては大変と近づかないものだったと。
なのに人びとはいつから山に登るようになったのか。
そんな歴史をウィレム・デフォーのナレーションで。
背景にはクラシック音楽が流れているわけで、
山の厳しさをも伝えているとはいうものの、そりゃ睡魔に襲われるでしょ。(^^;
思わず目を見開いてしまうのは、この人たちアタマおかしいでしょというシーン(笑)。
『X-ミッション』(2015)そのまんま。
いや、あっちはフィクション、こっちはノンフィクションだから、
こっちのほうがそのまんま、つくりものではない。
数々のXスポーツのシーンには目が点になりました。
あの~、この人たちはみんな、生還されたのでしょうか。
お亡くなりになりましたと言われても不思議ではない激突も。
山はすべての人に平等で、かつ無関心。
山に取り憑かれる人の気持ち、わからないけどわかるような。
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