『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊』
監督:竹本昇
出演:中尾暢樹,柳美稀,南羽翔平,渡邉剣,立石晴香,國島直希,
西川俊介,松本岳,中村嘉惟人,矢野優花,山谷花純,多和田秀弥他
声の出演:嶋大輔,中田譲治,岩田光央,寿美菜子,福原遥,佐々木望他
雪に見舞われた日、サッカーの練習があるはずのダンナを起こしたけれど、
グラウンドコンディション悪く、練習は中止に。
ということは車は空いている。でもこの雪ではきっと渋滞。
おとなしく箕面駅まで歩くことにしました。滑らないように恐る恐る。
箕面は豪雪(笑)だったのに、神戸線の車窓から見える景色はピーカン。
やっぱり私の住んでいるところって「北摂」なんだわぁと実感しました。
なんぼ観るものがないからって、こんなんまで観に行くのは変なんじゃなかろうか。
そう思いつつも、観てみなければわからんというポリシーのもと、本作を。
“仮面ライダー”シリーズでしばしば睡魔に襲われているように、
これも盛大に寝てしまうんじゃなかろうかと思ったら、お、面白い!
ストーリーはわかりやすく、出てくる男の子みんなカワイイ。
どうしよう、今後“スーパー戦隊”シリーズまでお金を出して観るようになったら。(^^;
名前から察せられるとおり、ジュウオウジャーは動物をモチーフとした戦隊。
詳しいことはまったくわかりませんが、人間の顔と姿をしているときと、
獣の顔をしているときと、いわゆるヒーローの姿をしているときがあるようです。
ニンニンジャーはもちろん忍者。ヒーローの姿になるとどちらも似ているから、
私には一気に見分けがつきにくくなります(笑)。どちらも6人構成らしい。
風切大和(中尾暢樹)らジュウオウジャーの5人は、河原でキャンプ。
あとの1人、門藤操(國島直希)は、仲間のために弁当づくりに精を出し、集合時間に遅れてしまう。
そこへ伊賀崎天晴(西川俊介)らニンニンジャーの5人が襲いかかる。
彼らはなぜかジュウオウジャーを悪者と思い込んでいる様子で、
大和らが話をしようにも聞く耳を持たないから応戦するしかない。
互角の戦いに追いつ追われつ、大和と天晴は皆から離れた場所まで来てしまう。
ふたりがにらみ合うなか、どこからともなく出現した少年忍者。
彼は未来からきた天晴の息子・快晴(石川樹)で、
スーパー戦隊の危機を知らせるために忍法でタイムスリップしてきたのだ。
快晴によれば、天晴は宇宙生物ルンルンに騙されているのだと言う。
確かに天晴らは、ルンルンからジュウオウジャーが悪者だと吹き込まれていた。
ルンルンの目的は、両者を戦わせて、スーパー戦隊を自滅させること。
その目論見に嵌まってしまったため、快晴のいる時代にはスーパー戦隊はいないのだと。
そうと知った天晴と大和は仲直り、慌てて仲間のもとへと向かう。
一方、そんな事情をまだ知らない残りのニンニンジャーは、操を発見して拉致。
ところがあとの1人のニンニンジャー・キンジ・タキガワ(多和田秀弥)も
偶然残りのジュウオウジャーと遭遇、拉致されてしまう。
こうしてお互い人質を用意して再び会った彼らは、死闘を繰り広げるのだが……
最初のスーパー戦隊は、私が子どもだったころの“ゴレンジャー”。
40年以上経ってCGの技術が飛躍的に上がっているから、
昔に比べればそりゃ派手だけど、基本路線は同じなのが嬉しい。
ギャグは50年前より断然多い。笑えるところがないとアカンということか。
ギャグじゃないけど可笑しいものいろいろ。
手裏剣UFOって、忍者がUFOかい!
攻撃のさいのかけ声(とは言わんか(^^;)が「パオーッ」だったり、
「野性解放!」とかいうのもいちいちワラける。
ジュウオウジャーとニンニンジャーがもう駄目かと思ったときには、
スーパー戦隊OBがズラーッと出てきて宇宙から応援。
ここは不覚にもウルッときてしまいました(笑)。