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『ジャングル・ブック』

『ジャングル・ブック』(原題:The Jungle Book)
監督:ジョン・ファヴロー
出演:ニール・セティ
声の出演:ビル・マーレイ,ベン・キングズレー,イドリス・エルバ,ルピタ・ニョンゴ,
     スカーレット・ヨハンソン,ジャンカルロ・エスポジート,クリストファー・ウォーケン他

今夏は2週連続で水曜日に全館停電(正確には節電)。
先週は西宮で3本ハシゴしましたが、今週は梅田で3本ハシゴ。

スケジュールを立てるさいに悩みに悩み、
「はたして本当に観たいのはどれか」と自問するもなかなか決められず。
字幕版で観ると決めていた本作ですが、字幕版の上映は8:15から。早っ。
出勤するダンナを駅まで送って一旦帰宅、案外早くおなかがスッキリ
今度は電車か車か悩みに悩み、暑いなぁ、やっぱり車にしよう。
お盆明けのこの日、渋滞にはまる可能性もあったので、
座席のオンライン予約はせずに、複数の選択肢をメモして7:15に出発。

まだお盆休み中のところがあったからか、渋滞はちょっとだけ。
35分で梅田に到着。となると、タイムズCHASKA茶屋町はまだ閉鎖中。
それよりも安い梅田スカイビル近くのタイムズまで行って駐車完了。
てくてく歩いてTOHOシネマズ梅田に到着したのが8:10でした。完璧。

誰もが知っているであろう『ジャングル・ブック』。
原作は1894年(続編は1895年)に出版されたラドヤード・キプリングの短編集。
イギリス領インドで生まれ育ったキプリングが聞き取った話に着想を得たそうです。
オーディションで選ばれたという主役の少年以外すべてCGというのがウリ。
監督は私の大好きなジョン・ファヴロー。やってくれます。
本物のジャングル映像の迫力に敵うわけがないと思っていたけれど、
CGでここまでできるのかと驚きました。

ジャングルにひとり取り残された人間の赤ん坊モーグリは、
黒豹のバギーラに拾われ、そのバギーラから託された母狼ラクシャに育てられる。
ラクシャは他の子狼と変わらぬ愛情をモーグリに注ぎ、
モーグリはジャングルの一員として少しずつ成長。

ところが、人間に強い敵意を持つ虎シア・カーンが現れ、モーグリの命を狙う。
シア・カーンは、モーグリを差し出すように父狼アキーラを脅す。
そんなことに屈しないアキーラとラクシャに危害が及びそうになっているのを知り、
モーグリはみずからジャングルを去ることを決意する。

せめて人間の村へモーグリを安全に送り届けたいと同行を申し出るバギーラ。
モーグリもそれを受け入れ、一緒に人間の村へと出発する。
ところが追いかけてきたシア・カーンに襲われる。
バギーラはシア・カーンに立ち向かい、身を挺してモーグリを逃がす。
再会を約束してその場を後にしたモーグリはひとりでジャングルを歩きつづけるのだが……。

何がスゴイって少年よ。自分以外ぜんぶCGなのに、どうしてこんな演技ができるのか。
目線や振る舞い、すべて存在しないもの相手の演技だとは信じられません。

声の出演者にベテラン俳優を揃え、楽しいことこの上なし。
バギーラにはベン・キングズレー
バギーラと別れた後にモーグリが知り合う熊のバルーにビル・マーレイ
猿の王様キング・ルーイにクリストファー・ウォーケン
そんななか、唯一のセクシーボイスは大蛇カー役のスカーレット・ヨハンソン

ジャングルの掟も興味深く、そんな掟を一蹴するバルーが面白い。
「プロパガンダ」の訳が「考えの押しつけ」だったことに、ほ~っ。
なるほどそう言われると子どもにもわかりやすい。

生きていくには自立することが必要だけど、みんなひとりでは生きられない。
大事なことがいっぱい詰まった鉄板ディズニー作品なのでした。
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