封切り後の翌々日、109シネマズ大阪エキスポシティにて
IMAX3D版を観た『オデッセイ』。
中国に気を遣いすぎている部分だけは気になりましたが、
あれでも原作よりは控えめなのだそうな。
それに曲がりなりにも大学では中国文学を専攻した身。
中国に対して嫌悪感を抱いているわけでもないし、
ご機嫌取りに違和感はあっても、とにかく楽しかったんです。
今週は今週で観たい映画が目白押しだけど、
どうにもこうにも『オデッセイ』の4DX3D版が気になる。
好きな映画を繰り返し観るよりは、
1本でも新しい映画を観ようとする性分なのに、
2週続けて同じ映画を観てしまうなんて。
前回4DX3Dを観たのは109シネマズ大阪エキスポシティだったから、
今回はちがう劇場で観てみようとTOHOシネマズ西宮へ。
109シネマズ大阪エキスポシティの4DXシアターは52席と小ぶり。
TOHOシネマズ西宮のそれは112席と倍以上の席数。
前者は小さい分、テーマパークのアトラクションのようでした。
後者ぐらいの大きさのほうが映画を観るにはいいように思います。
強制的にロッカーに荷物を預けさせられたエキスポシティ。
TOHOシネマズでは「荷物は座席下に置けません」との説明があり、
膝の上に置けない荷物はロッカーに入れるようにとの指示。
全員が利用できるほどロッカーの数はなさそうな。
さてさて、2度目もやっぱり楽しかった『オデッセイ』。
ただ、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で4DX3Dを初体験したときに感じたように、
映像との一体感があまりありません。
でこぼこした路面を走るシーンでは座席後部にガシガシ衝撃がありますが、
なんか不出来なマッサージチェアに座らされているかのよう。
俯瞰映像からフォーカスしていくときはそれなりの臨場感。
『マッドマックス』のときにはあまり感じられなかった“におい”の演出。
今回はジャガイモを栽培するシーンで土の香りが感じられ、心地いい。
堆肥に使われたウ○コのにおいは演出なしでホッ(笑)。
何度観ても同じシーンで笑い、同じシーンで泣きます。
1度目に見落としてしまったのが、ルイスの夫が彼女のためにゲットしたグラビア。
夫が「凄いだろ」とグラビアを広げて見せたとき、ルイスが感激。
そのグラビアに写っているのが誰だかわからない間にシーンが変わってしまいました。
それを2度目にしてチェック。ABBA(アバ)でした。ワラける。
結論から言って、4DXで観る必要は特にないような。
どうしても観たい映画は2Dか普通の3Dにしておいて、
それがとても気に入った場合は4DXも体験してみるのもいいかなと。
ただし、IMAXはやっぱり綺麗ですね。
どの映画も3DじゃなくていいけどIMAXでは観たいかも。
この映画でなされたことが、理論上は本当に火星でできるって凄くないですか。
もう1回観てもいいぐらい私は好きです、『オデッセイ』。
ドナ・サマーの“Hot Staff(ホットスタッフ)”もグロリア・ゲイナーの“I Will Survive(恋のサバイバル)”も楽しすぎる。
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