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『メモリーズ 追憶の剣』

『メモリーズ 追憶の剣』(英題:Memories of the Sword)
監督:パク・フンシク
出演:イ・ビョンホン,チョン・ドヨン,キム・ゴウン,イ・ジュノ,
   イ・ギョンヨン,キム・テウ,ペ・スビン,キム・スアン他

小栗くんもいいけれど、イ・ビョンホンはやっぱり観とかなあかんでしょう(笑)。
前述の『白鯨との闘い』のあと、同じくTOHOシネマズなんば別館にて。

高麗末期。
ドッキ(♂)、ソルラン(♀)、プンチョン(♂)という3人の剣士が、
最強と呼ばれる3本の剣で反乱を企てる。
ところが、いざというときにドッキが裏切り、反乱は失敗に終わる。
ドッキと恋人同士だったソルランは、ドッキの味方についたために無事だったが、
プンチョンは殺されたうえ、その妻子までもが手にかけられる。
ドッキのことも自分のことも許せないソルランは、
いずれプンチョンの娘ホンイによって私たちは殺されるだろうと言い残して去る。

18年後、ドッキは将軍ユベクとなり、国で大きな権力を持つ存在となっていた。
ある日、ユベクが主催する武術大会に、1人の少女が飛び込みで参加。
腕試しのつもりでやってきた彼女は、かつてのソルランとそっくりの剣さばきを見せる。
もしやソルランが仕込んだのではとユベクがあとを追うと、やはり少女はホンイらしい。
ソルランはいったいどこで何をしているのか。

彼女はウォルソと名乗り、ホンイを育てていた。
「おまえの両親はドッキとソルランに殺された。
20歳になったあかつきには、おまえ自身の手で敵を討つように」とホンイに言い聞かせて。
ウォルソのことを実の母親のように慕っていたホンイだったが、
実はウォルソこそがソルランであると知り、衝撃を受ける。
しかし、ウォルソとの約束は絶対的なもの。
ウォルソのもとを離れたホンイは、両親の敵を討つべく修行を積むのだが……。

ちょっと「はぁ?」な展開だったので、ネタバレ全開で。
観るつもりの人はこの先を決して読まないでください。

ホンイはドッキとソルランの裏切りのさいに殺されていて、
自分をホンイと信じ込まされ育てられた少女は別人、ソリという名前も持っていました。
しかも彼女はユベクとウォルソの間に生まれた娘。
どうなのよ、実の母親から、あんたの母親は私に殺されたのよと聞かされて、
そのうえ実の両親を自分の手で殺さなければならなくなった少女の気持ちは。

復讐だけのために育てられた少女。切ない。
そして、自分の娘だと知ったときのユベクの表情が切ない。
彼女、安藤サクラに似ています。
イ・ビョンホンの涙を湛えた瞳はたまりません(笑)。
ハリウッド映画とちがって無駄脱ぎさせられないのはいいような残念なような(笑)。
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